サイゼのグランドメニューが更新! 新メニューを食べてみた / 激ウマソースと煮込み、そして怒涛のミルク

ロケットニュース24

2022年3月9日にサイゼリヤのグランドメニューが更新された。公式HPによると、「今季のメニューは “Zuppa(ズッパ)” や、 “フレンチトースト” など、楽しみ方が広がる新商品を用意しました」とのこと。

メニューを見ると、他には「レフォールソースのハンバーグとサルシッチャの盛合せ」や「とろっとパンナコッタ」などが登場している。ひと通りどんな感じか食べてみることに。

・Zuppaとは?

ということでさっそく近所のサイゼへ。新メニューのうち、フレンチトーストなど過去にレビュー済みのものはスルー。対象の記事を見て欲しい。

新メニューを攻めるにあたり、まず気になるのはZuppa。ここまで突っ込まずに来たが、いったい何なのか? Google翻訳では「スープ」とだけ出たが……メニューを見たところ、「具だくさんの煮込み料理」となっていた。なるほどね。


そんな新登場のZuppaは2品。「野菜と白いんげん豆の煮込み(450円)」と「もつ入り野菜と白いんげん豆の煮込み(600円)」だ。

メニューによると、後者は前者に「イタリア風もつ煮込み」を入れたものっぽい雰囲気。とりあえず両方オーダー。


もちろん「レフォールソースのハンバーグとサルシッチャの盛り合わせ(600円)」と「とろっとパンナコッタ(250円)」もオーダー。

ほどなくして届いたのがこちら。


・ハンバーグ

まずはみんな大好きハンバーグから。


ハンバーグの表面には、ホワイトソースまみれにしたザワークラウトみたいなビジュアルのモノが乗っている。これがレフォールソースとやらか。とりあえず食ってみるとしよう。


うめぇぇえええええええ! これはヤバい。正体は不明だが、レフォールソースが美味すぎる! たくあんとザワークラウトの中間みたいなザクザクっとした食感の野菜っぽいモノで、ワサビ的なツンとした辛さと清涼感がある。

辛さと清涼感がハンバーグの脂を程よく打ち消すとともに、味の面でも素晴らしいアクセントになっている。ステーキにワサビをつけて食べるのと似ている。

サルシッチャと合わせても美味い! ぶっちゃけ、このソースはあらゆる肉に合う気がする。


いったいレフォールソースとは何なのか……? と思ってメニューをよく見ると、「Vegetable Horse Radish Sauce」とある。きっとHorse RadishはHorseradishのこと(2語ではなく1語)で、セイヨウワサビだろう。

ワサビっぽい辛さと清涼感の正体はこれか!! 余談だが、ステーキ大好きな国民の多いアメリカでは、だいたいセイヨウワサビがステーキ屋に常備されている。肉との相性は折り紙付きだ!

ただし、1つだけ注意点を。セイヨウワサビは本物のワサビほど辛くはないものの、ワサビに通じるツンとした辛さとスーっとする感じがある。

ワサビよりもはるかにマイルドだが、心底ワサビがNGという人は注意した方がいいかもしれない。


・Zuppa

続いてはZuppa2種。まずは「野菜と白いんげん豆の煮込み(450円)」から。


見るからに野菜たっぷりで、スープとはいえ汁気は少なめな気がする。豆がゴロゴロと入っているのも特徴的。米のかわりに豆で作ったお粥みたいだな。


食べてみると、かなりあっさりした味わいだと判明。そして、見た目通りに豆の味が強い。マジで豆がメインのスープ。

他の野菜の存在も豆の次くらいにしっかり感じられるが、かなり煮込まれているのかほとんど溶け合っている。全体的にめちゃくちゃ優しい味わいだ。でも、ちょっとボリューム的に物足りない気もする。

続いては「もつ入り野菜と白いんげん豆の煮込み(600円)」。「野菜と白いんげん豆の煮込み」に「イタリア風もつ煮込み」を上からブチ込んだかのごときビジュアル。


食べてみると……おっ? これはイイかもしれない。


「イタリア風もつ煮込み」は もつ の風味が濃厚だったが、こちらは野菜が増えた分、もつの独特なフレーバーが緩和。

「野菜と白いんげん豆の煮込み」との価格差は150円だが、それに見合う食べ応えを獲得している。野菜だけは物足りない……という方には、こちらの方が合っているかも。

ここでふと思ったのだが、「野菜と白いんげん豆の煮込み」と「イタリア風もつ煮込み(350円)」を混ぜたら「もつ入り野菜と白いんげん豆の煮込み」になるのだろうか?


せっかくなので試してみることに。混ぜて、食べてみたところ……


最強じゃん?


もつ入り版は もつ が「イタリア風もつ煮込み」より少なく、「野菜と白いんげん豆の煮込み」より野菜が少ないという、両者のパワーを半減させてから足したかのごとき仕上がりだった。

両方をそのまま合体させたら、味の傾向は「もつ入り野菜と白いんげん豆の煮込み」と全く同じ。しかし風味の濃さが増し、全ての具が多くなったバージョンが爆誕

ここにチーズや唐辛子、そしてオリーブオイルなどをブチ込むと、味の深みとキレが増してさらに美味い!


値段的には割高になるが、「もつ入り野菜と白いんげん豆の煮込み」でも物足りないという方は、「イタリア風もつ煮込み」と「野菜と白いんげん豆の煮込み」をダイレクトに合体させるとイイと思う。


・ほぼミルク

最後はデザートの「とろっとパンナコッタ(250円)」。


カラメルソース入りのパンナコッタだ。その辺のパンナコッタとどう違うのだろう? と思い食べてみると、めっちゃミルク風味。

マジでミルク風味が凄い。チーズ以上に固形化したミルク。ミルクをミルク味のまま固めたかのような味わい。ミルク好きにはきっと刺さると思う。

ということで、サイゼの新メニューをひと通り食べてみたが、いかがだっただろう。いつものことだが、やはりサイゼの新メニューに外れは無い。

特に今回は、レフォールソースがヤバいと思う。あらゆる肉料理につけて食べたいレベルだ。近くのサイゼで食べてみて欲しい。

参考リンク:サイゼリヤ「2022年春のグランドメニュー改定」(PDF)
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

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