第三次サウナブームで「個室型」に熱視線 人気過熱で混雑→「密集避けられる」と支持拡大

J-CASTニュース

   第三次サウナブームといわれる中、「個室型サウナ」が存在感を増している。

   新型コロナウイルスの流行で、他の利用客との接触を避けてサウナを使いたいというニーズが拡大。「女性専用」を打ち出しサービスの差別化を図る企業や、チェーン展開を進める企業も現れている。

  • 「個室型サウナ」に注目集まる(個室型サウナ「HOTTERS24」ニュースリリースより)

    「個室型サウナ」に注目集まる(個室型サウナ「HOTTERS24」ニュースリリースより)

  • サウナ専門家のサウナーヨモギダさん(本人提供)

    サウナ専門家のサウナーヨモギダさん(本人提供)

  • 「個室型サウナ」に注目集まる(個室型サウナ「HOTTERS24」ニュースリリースより)
  • サウナ専門家のサウナーヨモギダさん(本人提供)

コスメ企業が手がける女性専用サウナ

   2022年3月10日、東京・表参道に女性専用の会員制個室型サウナ「サウナテラピー」が開業した。運営するのは、女性向けコスメを手がけるオリエンタルバスビューティー(東京都渋谷区)。サウナストーンに水をかけて室温を上げる「ロウリュ」用のオリジナルアロマを開発し、石鹸やタオルなどアメニティ類にもこだわった。

   同社の広報担当者は10日、J-CASTニュースの取材に「日本国内でサウナ熱が高まる中、男性向けサウナはあっても女性のための個室サウナはほとんどなかった」と出店理由を説明。店舗はメディアでも取り上げられ「予想を上回る反響を皆さまからいただいている」状況だとした。

   個室型サウナブームの火付け役となったのは、20年12月に東京・神楽坂に開業した「ソロサウナtune」だ。「日本で初めての完全個室のフィンランド式サウナ」を掲げ、フィンランド式サウナの特徴でもあるロウリュを自分の好きなタイミングで出来ることを売りにした。1人用の「シングルルーム」だけではなく、最大3人まで使える「グループルーム」があり、仲間同士での利用も出来る。

   同店の広報担当者は3月9日、取材に「ストレスフリーに自分らしく過ごすことができるサウナを作りたかった」と出店意図を説明。事前予約制となっており、開業以降、満室状態が続いているという。

   21年10月にはアールカンパニー(川崎市)がJR川崎駅近くに全25部屋の会員制サウナ「ひとりサウナロウリューランド」を開業。東京、兵庫、岡山に店舗がある日笠(神戸市)の「HOTTERS24」など、チェーン展開を進める企業も現れた。

   首都圏では今年に入ってからも、大井町や恵比寿といったエリアに個室サウナの施設が誕生。春以降には上野、浅草、自由が丘、川口、たまプラーザなどに出店予定だ。大阪や名古屋、広島、山形など、地方都市にも個室型サウナが進出している。

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