千葉銀行をかたり、フィッシングサイトへ誘導するメールの報告があったとして、フィッシング対策協議会が緊急情報を公開した。同サイトは3月4日10時時点で稼働中であるため、引き続き注意が必要だ。
フィッシングメールの件名は「【千葉銀行】ご利用確認」が確認されているが、ほかの件名も使われている可能性がある。
メールの本文は以下の内容が確認されており、本人の利用かどうかを確認するためとして、記載されたURLへアクセスするよう誘導している。
千葉銀行をご利用のお客さま
利用いただき、ありがとうございます。
このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。（フィッシング対策協議会の緊急情報より一部抜粋）
誘導先は千葉銀行の会員向けサービス「ちばぎん マイアクセス」のログオン（ログイン）画面を装ったウェブサイトで、「ご契約者番号」と「ログオンパスワード」の入力が求められる。入力してログオンの操作をすると、続けて、氏名、生年月日、性別、住所、電話番号などの入力画面が表示される。
誘導先のフィッシングサイトのURLは、以下のものが確認されている。このほかのドメイン名やURLが使われる可能性もあるため、注意が必要だ。
https://chibabank.co.jp.●●●●.com/
フィッシング対策協議会は、「フィッシングサイトは本物のサイトの画面をコピーして作成されることが多く、見分けることは非常に困難」と指摘する。その上で、類似のフィッシングサイトが公開される可能性もあることから、サービスへログインする際はメールやSMSのリンクを利用するのでなく、公式アプリやウェブブラウザーのブックマークからアクセスするよう、注意を促している。
また、千葉銀行でも注意喚起を実施。不審なメールなどを受信した場合は、すぐに削除し、記載されたリンク先へのアクセスや個人情報の入力などは絶対行わないようにと注意を促している。また、万が一入力してしまった場合は、速やかにパスワードを変更し、緊急利用停止登録、契約者カードの再発行をするよう案内している。