ケイアイスター子会社、リモート接客にひきこもり在宅ワーカーを起用–モデルハウスでロボット接客

CNET Japan

 ケイアイスター不動産グループのCasa roboticsは2月17日、ウチらめっちゃ細かいんで(めちゃコマ)と業務委託契約を結んだと発表した。モデルハウス案内ロボット「ミレルン」を用いたリモート接客業務を、めちゃコマのメンバーである在宅ワーカーに委託する。

Casa roboticsとウチらめっちゃ細かいんでが業務委託基本契約を締結
Casa roboticsとウチらめっちゃ細かいんでが業務委託基本契約を締結
ロボットを使ったリモート接客
ロボットを使ったリモート接客

 ウチらめっちゃ細かいんでは、ひきこもりや、その経験者が在籍し、教育事業をはじめとするさまざまな事業を運営する会社。比較的在宅率が高いため、待機時間も含めて長時間のオペレーションとなりがちなIKI展示場のリモート接客業務を少人数でカバーでき、貴重な労働力になりえることから、今回の締結に至ったという。

 ミレルンは、規格型平屋注文住宅「IKI(イキ)」の3カ所の展示場に導入しており、Casa roboticsの「ロボット部」所属の担当者が1カ所から全てのIKI展示場の来場者に向けリモート接客を実施。これにより、営業人員を大幅に増やすことなく効率的に注文住宅を営業し、成約率は約2倍へと向上しているという。好調なロボット部におけるリモート接客を強化する際、課題になったのが1人の担当者がビデオ接客と「ミレルン」による接客を同時に行うことが難しいということ。そこで、いわゆる「ひきこもり」の経歴を持つ在宅ワーカーに委託することで、課題を解決したという。

 Casa roboticsでは、今回をフェーズ1とし、3月末まで実施する予定。2名の在宅ワーカーがシフトを組んでリモート接客に当たるという。今後は、フェーズ1終了時のデータを在宅ワーカーへフィードバックし、個人ごとの特性や習熟度に合わせ、より実践的な住宅営業スキルを身に付けさせるなどしながら、規模を拡大したフェーズ2の4月以降での実施を検討していくという。

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