不正確な陽性者数 政府に苦言 – 大串博志

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今日の予算委員会で、我が党の質疑者から問われたことに対して、後藤厚労大臣が答えた内容は衝撃的でした。

①現在の新規陽性者、重症者数、死者数に関する数字は、HERーSYSシステムへの入力が間に合っていないことから、実態を正確に表していない

②ワクチンの1日100万回接種がいつ達成されるかはわからない、したがって、いつどれだけの方々が3回目接種を受けられるかは明確には言えない

③クラスターが頻発している、高齢者施設へのワクチン3回目接種も2月中に終えられるとは言えないし、いつ終えられるかわからない

①について。新規陽性者数、重症者数、死者数が正確にわからないで、そもそも政府として適切に判断を下し、対応することは可能なのでしょうか。まん延防止措置を延長するのか、緊急事態宣言を発するのかは、このような基本的な数値が正しくわかってはじめて判断できるのではないでしょうか。目をつぶって車を運転しているようなものです。

そして②、③について。鍵となる対策、すなわちワクチン接種に関して、はっきりとした方針、目標を持たず漫然と取り組んでいる姿勢以外の何ものでもありません。

今私たちが知り得る数値だけ見ても、重症者数、死者数は不気味に増加しています。ワクチン3回目接種がもっと早ければ、失われずにすんだ命も多いのではないか。

そんな深刻な状況下で、こんなにいい加減な対応を続けていていいのか。私たちは、国会において、さらに問い続けていかなければなりません。

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