ソニー、ウォークマン WM1に5年ぶり新モデル–究極の音づくり施したフラッグシップ

CNET Japan

 ソニーは2月9日、「ウォークマン」のフラッグシップモデルである「WM1」シリーズに、約5年ぶりとなる新モデル「NW-WM1ZM2/NW-WM1AM2」(想定税込価格:40万円前後/16万円前後)を発表した。Android OSを採用し、ストリーミング再生にも対応する。発売は3月25日。

「NW-WM1AM2」(左)、「NW-WM1ZM2」(右)
「NW-WM1AM2」(左)、「NW-WM1ZM2」(右)

 WM1は、前モデルである「NW-WM1Z/NW-WM1A」が、2016年に「Signature Series(シグネチャーシリーズ)」として登場。新モデルでは、NW-WM1ZM2がSignature Seriesを冠する。

 高音質パーツを採用し、NW-WM1ZM2は無酸素銅、NW-WM1Aはアルミの切削筐体を用いるなど、こだわりの設計はそのままに、Android 11を搭載し、ストリーミング対応へと進化。ソニーでは「NW-ZX500/A100」シリーズもストリーミング対応になっている。

 ディスプレイサイズを従来の4インチから5インチに大きくしたほか、端子をWM-PortからUSB Type-Cに変更し、接続性を向上。USB Type-Cの採用は以前から多くの声があり、今回はそれを受けての変更になったという。

NW-WM1ZM2は無酸素銅、NW-WM1Aはアルミの切削筐体を用いる
NW-WM1ZM2は無酸素銅、NW-WM1Aはアルミの切削筐体を用いる
ディスプレイサイズを従来の4インチ(左)から5インチ(右)に大きくした
ディスプレイサイズを従来の4インチ(左)から5インチ(右)に大きくした

 DSD 11.2MHzのネイティブのほか、PCM 384kHz/32bitの再生に対応し、デジタルアンプは「S-Master HX」を備える。オーディオブロックの電源のバイパスコンデンサー全てにFTCAP3(新開発高分子コンデンサー)を採用し、クリアで力強い低音域を実現。全ての接合部に無鉛の高音質はんだを用い、加えて、ヘッドホン出力のはんだ付け部や基板のクリームはんだなどには金を添加した高音質はんだにすることで、微細音の再現力や広がり、定位感を高めたとしている。

 全てのPCM音源を、元のデータの情報量を損なわず11.2MHz相当のDSD信号に変換する「DSDリマスタリングエンジン」も新搭載。AIがリアルタイムに楽曲を分析し、圧縮音源を最適にハイレゾ相当の高音質にアップスケールする「DSEE Ultimate」も備える。

 NW-WM1ZM2は256GB、NW-WM1AM2は128GBの記憶容量を持ち、サイズは高さ141.4mm×幅75.6mm×奥行き20.8mmで、重量約490(NW-WM1AM2は299)g。

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