Microsoftの2画面スマホ「Surface Duo 2」ベンチマークレビュー、気になるスペックを実際に調べてみた

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Microsoftが2022年1月11日に日本で発売した「Surface Duo 2」はデュアルディスプレイという特異な形状のAndroidスマートフォンです。前回のレビューではSurface Duo 2のソフトウェア面の使い心地を調べたので、今度はハードウェア面のスペック周りを実際に調べてみました。

Surface Duo 2 – 生産性に優れたデュアル スクリーン モバイル – Microsoft Store
https://www.microsoft.com/ja-jp/d/surface-duo-2/9408kgxp4xjl

まずは定番ベンチマークアプリ「Geekbench 5」を使ってみます。CPU性能を測定した結果が以下で、シングルコアのスコアが「1116」、マルチコアのスコアが「3558」でした。


シングルコアもマルチコアもSamsungの「Galaxy S21 Ultra 5G」や「Galaxy S21+ 5G」を上回るレベル。


グラフィック系のスコアを計測できる「3DMark」の「Wild Life」でベンチマークを測定してみた結果が以下。なお、「Wild Life」はさまざまなOSでの比較テストを念頭に置いたグラフィックスAPIである「Vulkan」を使ったベンチマークです。


この「5766」というスコアは、全デバイス中上位12%に位置する結果ですが……


2022年1月時点で最新世代のiPhone 13シリーズではなく、1世代前のiPhone 12 Pro Maxにボロ負けという結果。Geekbenchの結果からCPU周りについては良好ですが、グラフィックを売りにするデバイスと比較するとやや見劣りするという印象。


続いては発熱について調べます。上で用いた3DMark Wildlifeの中でも特に高負荷という「3DMark Wild Life Extreme Stress Test」を実行し、その最中の温度を「FLIR i3」で計測しています。

まずはディスプレイ側から計測。


向かって左側のディスプレイは26.7度で……


右側のディスプレイは34.5度。どうやら演算処理を行うパーツは本体右側に内蔵されている様子。


続いては背面側。なお、ディスプレイ側と左右を揃えるために上下を逆にして計測しています。


本体左側は26.6度で……


右側は37.0度という結果でした。


今度はバッテリーについて調べます。バッテリーの残量推移を計測できる「Battery Mix」を導入した状態で、YouTubeアプリを使って音量最大でNASAのライブストリーム配信を流し続けてみました。


結果が以下。100%から0%まで6時間30分強といったところ。Surface Duo 2のバッテリー容量は4340mAhなので、「2画面を使うとすぐ電池が尽きるのでは……」と思いましたが、Wi-Fi接続でそれなりの時間ムービーを再生してくれるようです。


Microsoft「Surface Duo 2」は公式オンラインショップで8GB RAM&128GB SSDモデルが税込18万4580円、8GB RAM&256GB SSDモデルが税込19万6680円、8GB RAM&512GB SSDモデルが税込22万880円で購入可能です。

Surface Duo 2 の仕様を選ぶ
https://www.microsoft.com/ja-jp/store/configure/Surface-Duo-2/9408KGXP4XJL


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