トヨタ・リサーチ・インスティテュート、自律運転で障害物を避けながらドリフトするスープラを完成させる

GIZMODO

全車種にこの機能が欲しい!

AIの研究を行なっているトヨタ・リサーチ・インスティテュートにて、「事故を起こさないクルマ」を目指して自律運転で障害物を避けながらドリフトするスープラが作られました。道路状況が極限状態でも、普通の運転手がプロのように危険回避させられるよう、クルマ側に反応させるのが目的です。

運転手はエンジンをかけるだけ

実験は、カリフォルニア州のサンダーヒル・レースウェイ・パークで行なわれました。運転席にある画面に「AUTONOMOUS 自動制御中」と書かれた表示が出たら、運転手はもう手放しで座っているだけです。

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Video: Toyota Research Institute/YouTube

デロリアンからスープラへ

今回のプロジェクト開始は1年前。ドリフト運転のプロ具志堅士郎さん、自動車用アフターパーツGReddyの協力と共に、自律ドリフトするデロリアンを作った、スタンフォード大学のDynamic Design Labと共同で進められてきました。

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Image: TOYOTA NEWSROOM

危険回避のためのアシスト

開発されたのは、人の運転を予測と制御する「Nonlinear Model Predictive Control(NMPC)」というソフト。この技術は人間の運転に代わるものではなく、あくまで力添えをするものなので、テスラが目指しているオート・パイロットは趣旨が違うんですね。人は雨や雪などでクルマが突然横滑りしても、対応できませんからね。こうしたアシスト機能があると安心です。

Source: YouTube, Twitter, TOYOTA NEWSROOM via NEW ATLAS

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