「Chrome 99」でCSSカスケードレイヤー対応。入力要素の新しいメソッド実装も

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 Googleは3日、次期Webブラウザ「Chrome 99」のベータ版を公開した。Windows/macOS/Linuxだけでなく、Android版もPlayストアからダウンロード可能。

 Chrome 99ではCSSカスケードレイヤー(@layerルールおよびレイヤー化された@import構文)をサポートし、開発者はカスケード順序の並べ替えを適切な方法で行なえるようになる。

 また、ユーザーの入力要素(HTMLInputElementオブジェクト、日付や時間、色、ファイルの選択、データリストおよび自動入力提案など)について、showPicker()という新しいメソッドを提供。これまで一部のブラウザのコントロールでclick()メソッドを介して実現してきたが、全てのブラウザで使えるわけではなく、エクスペリエンスに一貫性がなかった。showPicker()はこれに代わることで、他のブラウザに合わせることができるとしている。

 このほか、Webアプリのダークモードの対応、手書き認識APIの提供、デスクトップWebアプリのウィンドウコントロールオーバーレイなどが実装される。

 ちなみに、Chrome 99は2桁番台最後のバージョンということもあり、実は96の時からユーザーエージェントとして試験的に100を返す実装を行なっていた。これにより開発者は事前に多くの問題を発見できるとしている。

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