最近のコインランドリーは「布団の丸洗い」ができるって知ってた? 試してみたら新感覚すぎてハラハラした

ロケットニュース24

近頃、まるでカフェのような内装の「進化系コインランドリー」とでもいうべき店が増えてきている。

新しいカフェができたのかなと思って近づいたらコインランドリーだった……なんてパターンもしばしば。

この進化系コインランドリー、ただ内装が新しいだけではなく、洗濯の機能も進化系なのだ。なんと布団が丸洗いできるんですよ、奥さん!!

・布団の洗濯から乾燥までできる

今回、私が訪れたのは「Baluko Laundry Place」というコインランドリーチェーン店。ここでは「peu(ピウ)」や「SOMALI(ソマリ)」といった自然に優しいオリジナルの洗剤を使って洗濯ができるらしい。

打ちっぱなしのモダンな内装で照明も明るいので、古いコインランドリーなどにありがちな暗さがない。女性ひとりで利用していても安心できるのも嬉しいポイントである。

店内に入ると、アロマ系の自然な優しい香りが漂っていて癒やされる……。これがオリジナルの洗剤の香りかな?

ここでは洗濯コースの中に「羽毛布団専用コース」というのがあって、羽毛布団の洗濯から乾燥まで一気にできるのである。価格はシングルが1200円で、ダブルが1600円。

羽毛布団の洗濯はクリーニング店にお願いしないとできないと思っていたので驚きである。なお、洗えるのは中身が羽毛かポリエステルで、キルティング加工がされている布団だけ。羊毛や綿の布団は洗えないので気をつけあそばせ。


・さっそく布団の洗濯スタート!

「羽毛布団専用コース」はスタートから終了まで約65分。(私はプラス100円で抗ウイルス仕上げを選んだので70分)

まずはコインランドリーを使う要領で、布団をドラム式の洗濯槽に押し込む。なんか容量パンパン過ぎてきちんと洗えるのか不安だな……。ドアをしっかり閉めて、コースを選んで料金を入れたら洗濯スタート。

洗濯槽にものすごい勢いで水が落ちてくるのが見える……! ああ〜! 濡らしちゃいけないはずの布団がビシャビシャに! 本当の本当に大丈夫???

しばらくすると洗剤が投入されたらしく、めちゃめちゃ泡だらけになった! 普段は洗われることのない羽毛布団が隅から隅まで泡だらけになっているのを見ていると、めちゃくちゃ汚れが落ちそうな予感がして、今度はゾクゾクしてきた。

人間は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくとかよく聞くしなあ。落ちろ、汚れよ!


・ものすごい音を立てる洗濯機に震える

ジーッと洗濯機を見つめていると全然飽きることがない。しかし洗い終わりは1時間後。休憩スペースで仕事をしながら、洗い上がりを待つことにしたのだが……。

20分ぐらいすると、今度は「ゴウンゴウンゴウンゴウン!!!!」とものすごい音を立て始めた。洗濯機の扉が突き破られそう! っていうか、衝撃で扉が若干浮いてるようにすら見える。

もしや私の布団は実は洗っちゃいけないタイプだったのか? 洗濯機が壊れたら弁償とかしなきゃいけないのか? 

どうやらこれは脱水の衝撃だったらしく、問題はなかったのだが、こんなふうにハラハラドキドキする瞬間がこのあとも何度か訪れた。まさか布団を洗うだけでこんなにドキドキするとは。

無事に70分が経って、洗濯と乾燥が終わったので取り出してみたところ、なんだか十分に布団が乾ききっていない感じがする……。

店内の説明書きを見ると、プラス24分ほどの乾燥でフワフワになるということだったので、追加で300円払って乾燥をかけた。

今度こそしっかり乾いてフワッフワになった布団を取り出すと……オリジナル洗剤のいい香り! ラベンダーのアロマっぽい香りがたまらん! こころなしか、布団も白くなった気がする。洗いたての布団で今夜寝るのが楽しみすぎるぞ……。

ただひとつ、困ったことが。洗った布団がフワッフワになりすぎて、持ってきた袋に入らなくなってしまったのだ。


・羽毛布団専用コース 1200円
・抗ウイルス仕上げ 100円
・追加乾燥24分 300円


で、費用はしめて1600円。かかった時間は約1時間半だった。

費用と時間はかかるものの、洗った布団のふかふか具合は最高なので、皆様も見かけたらぜひお試しあれ! ただし、せっかくフワッフワになった布団を袋にギューギュー押し込めるのはもったいなかったので、かなり大きめの袋を持っていくのをオススメします。

参考リンク:Baluko Laundry Place 
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.

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