Dynabook、ノートPCの2022年春モデル–店頭向け11機種と法人向け1種

CNET Japan

 Dynabookは、2022年春モデルの店頭向けノートPC11機種と、法人向けノートPC「dynabook RJ74/KU」を発表した。店頭向けの11機種は1月21日から順次発売し、法人向けのRJ74/KUは今春から受注する。

店頭向けノートPC11機種
店頭向けノートPC11機種
法人向けノートPC「dynabook RJ74/KU」
法人向けノートPC「dynabook RJ74/KU」

“5in1”など店頭向け11機種–「Windows 11」「Intel Evo」モデルなど

 1月20日に発表した2022年春モデルの店頭向けノートPCは、13.3型が5機種、15.6型が3機種、14.0型が2機種、10.1型が1機種。

 13.3型の5機種は、「Intel Evo」プラットフォームを搭載した「5in1 プレミアムPenノートPC」シリーズの「dynabook V8/U」「V6/U」や、「プレミアムモバイルノートPC」シリーズの「dynabook G8/U」「G6/U」、「スタンダードモバイルノートPC」シリーズの「dynabook GS5/U」で、ラインアップを最新OS「Windows 11」に刷新。搭載するオフィスソフトも「Office Home & Business 2021」になっている。

 また、5機種ともにIntelの第11世代CPUを搭載。CPUのパフォーマンスをTDP(熱設計電力)最大28Wで動作させる「dynabookエンパワーテクノロジー」を採用し、非搭載モデルと比較してTDP最大15Wで約1.7倍の処理能力を発揮するという。

 加えて、同社が長年培った放熱設計や高密度実装技術を駆使し、1kgを切る軽量コンパクトさと堅牢ボディを両立。自社の厳しい品質試験をクリアしたほか、過酷なテストとして知られるアメリカ国防総省制定MIL規格に準拠したテストもクリアした。

 机の上や持ち歩き時の落下を想定し、底面や天面をはじめ26方向からの落下テストを含めた複数のテストを実施するなど、徹底した試験を実施しており、安心して持ち運べるという。

 さらに、約24時間(GS5/Uは約14時間)の長時間バッテリー駆動や、30分間でバッテリー駆動時間の約40%を充電できる急速充電機能「お急ぎ30分チャージ」などに対応する。

 快適なオンライン会議を実現する機能としては、新たに「AIノイズキャンセラー」機能を搭載。人の声や環境ノイズなど、約5億のサンプルデータを学習したAIによって、「Microsoft Teams」「Zoom」などのミーティングアプリを使用中に、人の声と環境ノイズを識別し、環境ノイズ成分を除去できるという。

 相手の音声についても、環境ノイズ成分を除去して声を聞き取りやすく調整できる。また、キー操作(Fnキー+Aキーを同時に押す)だけでマイクのオンとオフを切り替え可能な「ワンタッチマイクミュート」機能や、プライバシーを保護するシャッター付きのウェブカメラも搭載している。

 また、Windows Hello対応「顔認証」センサー(GS5を除く)や無線LAN規格「Wi-Fi6」、先進のThunderbolt 4(USB4 Type-C)コネクタ×2などを搭載する。

「dynabook V8/U」「V6/U」
「dynabook V8/U」「V6/U」
「dynabook G8/U」「G6/U」
「dynabook G8/U」「G6/U」
「dynabook GS5/U」
「dynabook GS5/U」

 そのほか、15.6型で「スタンダードノートPC」シリーズの「dynabook X6/U」「X5/U」と、「ニューベーシックノートPC」シリーズの「dynabook Y6/U」、14型で「ホームモバイルノートPC」シリーズの「dynabook M7/U」「M6/U」、10.1型で「2in1 デタッチャブルPC」シリーズの「dynabook K1/U」も、最新OSのWindows 11に刷新している。

第12世代CPUに新色を採用した法人向け「R」シリーズ

 1月26日に発表したRJ74/KUは、法人向けの「ビジネス プレミアムモバイル R」シリーズとして展開する。今の時代に求められるハイブリッドワーク向け14.0型モバイルとして、商品名にニューノーマル時代の働き方への「Resolution(解答)」であり、時代を塗り替える「Renew」、そして「Revolution(革命)」を起こしたいとの思いを込めた「R」という名称を採用したという。

 ボディカラーには、黒の品格と青のカジュアル感をあわせもった、新色の「ダークテックブルー」を採用している。

 Intelの最新第12世代CPU(12コア16スレッド)をいち早く搭載するとともに、秀抜の軽さを目指して開発。軽さだけでなく、速さ、強さに加え、画面の見やすさ、バッテリー駆動時間の長さといったハイブリッドワークを実践する上で必要とされる使いやすさから、持つ喜び、美しさまでをも極めた至高の14.0型プレミアムモバイルPCになるという。

 同社が長年培った高密度実装技術を結集し、13.3型の同社従来機「dynabook R63/M」より狭いフットプリントを実現。幅は316mmから312.4mmへ、奥行きは227.0mmから224.0mmへと小型化した。また、14.0型液晶(アスペクト比16:10)搭載ながらも1kg以下の軽量化を目指した軽量ボディは、ヒンジ部分に丸みを持たせることで、手になじみやすい薄型コンパクトボディとなっている。

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 第三者認証機関であるテュフ・ラインランドが定めるEyesafe認証のLow blue light液晶を同社として初めて採用し、カメラモジュールを2.2mmまで小型化することで、ディスプレイ部のほぼ全画面に近い狭額縁設計を実現した。

 オンライン会議向けの機能として、オンライン会議に映る人の姿を感知して「背景ぼかし」「明るさ自動補正」「顔位置自動調整」が行える「AIカメラエフェクター」を搭載。周囲からのノイズを抑え自分の声も相手の声も聞き取りやすくする「AIノイズキャンセラー」や、マイクのオンとオフをキー操作(Fnキー+Aキーを同時に押す)だけで素早く切り替えられる「ワンタッチマイクミュート」にも対応した。

 さらに、映画館の音響システムにも使われるサラウンド機能「Dolby Atmos」を搭載している。また、スマートフォンとの連携も強化。スマートフォンをプレゼンのリモコン替わりに活用できる「dynabook スマホコネクション」を新たに採用している。

 クリックパッドやキーボードの使いやすさも追求。クリックパッドは、13.3型従来機の「dynabook G83/HS」に対して面積が約38%アップ。防滴のキーボードは、キーキャップも大きく打ちやすくし、快適なタイピングを実現している。

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 セキュリティ面では、新たに電源ボタン一体型の指紋センサーを採用。起動と同時にWindowsへのサインインが可能。顔認証センサーも選択できる。

 バッテリー駆動時間については、約18時間を目指しており、30分の充電でバッテリー駆動時間の約40%を充電できる急速充電機能「お急ぎ30分チャージ」を備えるなど、モビリティを追求しているという。

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