立憲・逢坂氏「党としてどうこうは特段必要ない」 菅直人氏の維新巡る「ヒトラー想起」投稿に見解

J-CASTニュース

   菅直人元首相が、日本維新の会と創設者の橋下徹氏について、「第一次大戦後の混乱するドイツで政権を取った当時のヒットラーを思い起こす」と投稿し、維新側が反発している。松井一郎代表(大阪市長)は、抗議する意向をツイッターで示している。

   菅直人氏は今でも立憲民主党の最高顧問を務めている。立憲の逢坂誠二代表代行は2022年1月25日の記者会見で、発言は菅氏個人の発言で、党として特段の対応は必要ないとの見方を示した。ただ、「私個人は、あまり好まないやり方」とも。発言は望ましくないとの考えを示した。


  • 記者会見する立憲民主党の逢坂誠二代表代行(写真は立憲民主党の配信動画から)


  • 問題になっている菅直人元首相のツイート。立憲民主党の逢坂誠二代表代行は「党としてどうこうということは特段の必要はない」とする一方で、「私個人は、あまり好まないやり方」とも話した

「党としてどうこうということは特段の必要はない」が…

   問題になった菅氏のツイートは、

「橋下氏をはじめ弁舌は極めて歯切れが良く、直接話を聞くと非常に魅力的。しかし『維新』という政党が新自由主義的政党なのか、それとも福祉国家的政党なのか、基本的政治スタンスは曖昧。主張は別として弁舌の巧みさでは第一次大戦後の混乱するドイツで政権を取った当時のヒットラーを思い起こす」

という内容。1月21日に投稿された。

   記者会見で菅氏のツイートへの見解を問われた逢坂氏は、

「基本的には菅議員の個人的な発言。党としてどうこうということは特段の必要はないかな、というふうに思っている」

として、党として特段の対応は必要ないとの考えを示した。その上で次のようにも話した。

「ただまぁ、私個人的には、ヒトラーを例に挙げてですね、様々なことを言うっていうのは、私個人は、あまり好まないやり方かなというふうには思っております。そんな感想でございます」

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