「popIn AladdinはPCのマルチディスプレイとして使用できるか?」――急遽テレワークを導入した中小企業の顛末記(84)【急遽テレワーク導入!の顛末記】

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「Aladdin Connector」ともう一つ、ガジェットを利用することで解決!

 オプションパーツの「Aladdin Connector」を購入したことで、照明一体型プロジェクターの「popIn Aladdin」でも、ストレスなく仕事ができるようになった。ただ、「popIn Aladdin」はリビングに設置しているので、ここで仕事をするには部屋のデスクトップPCではなく、ノートPCをつなげて作業することになる。

……この記事を書いた日に、東京都でまん延防止等重点措置が適用された。

 私が勤めている新宿にある中小企業では現在、各スタッフがテレワークと出社を使い分けながら仕事をしている。その中で、今回は2階の部屋にあるデスクトップPCを、「popIn Aladdin」などを使って1階から操作できないか試してみた。

【今回のハイライト】

PCとの接続でエラー画面が…

無線マウスで2階のPCを操作できる?

iPhoneの遠隔操作アプリも使ってみた

1月17日(月): PCに保存した動画を「popIn Aladdin」で遠隔視聴

 今週は自宅でテレワーク。メールをチェックしていると資料映像が届いたので、1階のリビングにある「popIn Aladdin」を起動。メニューから「テレビ」アプリを起動して、デスクトップPCの「ビデオ」ライブラリに保存しておいた動画を、昼食を食べながら観ることにした。

 こういう時にはWindows標準のDLNAサーバー機能が便利だ。PC側で機能を有効にしておくだけで、「ビデオ」フォルダーに保存しておいたファイルを、LANネットワーク経由で再生できる。

「ネットワークと共有センター」の左側にある一覧から、「メディア ストリーミング オプション」を選択。「メディア ストリーミングを有効にする」をクリックすると、DLNAサーバー機能が有効になる

 ただ、映像の早送りや巻き戻しなどの細かい操作をするには、「popIn Aladdin」に付属のリモコンでは限界がある。動画を垂れ流しで観るにはよいのだが、テープ起こしなどで小まめに巻き戻しなどを行う場合には、やはりPCで観るのがよさそうだ。

1月18日(火): 「Aladdin Connector」とPCの接続でトラブルが……

 昨日はデスクトップPCに保存した動画を「popIn Aladdin」で再生するのに、Windows標準のDLNAサーバー機能を利用したが、オプションパーツの「Aladdin Connector」を使えば、2階にあるPCのデスクトップ画面そのものを「popIn Aladdin」で投影できる。この仕組みを利用すれば、1階のリビングにいながら2階のデスクトップPCを遠隔操作できるのではないだろうか?

 さっそく、「Aladdin Connector」を2階の自室に持ってきて、デスクトップPCとHDMIケーブルで接続。その後、1階のリビングに戻って「popIn Aladdin」の「Aladdin Connector」アプリを起動したところ、投影した画面には「映像信号が検出されませんでした」と表示されてしまった。えっ、なんで?

「Aladdin Connector」のライトリングは、画面転送状態を表す黄色に点灯しているのだが……

「popIn Aladdin」の画面には「映像信号が検出されませんでした」と表示されてしまった

 以前にノートPCをHDMI接続した時には、デスクトップ画面を投影できたのだが……。一体何が起きているのだろうか?

1月19日(水): 「Aladdin Connector」はマルチディスプレイとして利用できない?

 あの後で色々と試したところ、デスクトップ画面を投影できなかった原因が分かってきた。

 昨日は「Aladdin Connector」とデスクトップPCをHDMIケーブルで接続したのだが、従来から映像表示に使っていたDVI-Dケーブルは、モニターに刺しっぱなしだった。この状態でWindowsの「設定」にある「ディスプレイ」画面を表示すると、検出されるディスプレイはいつも使っているモニターだけ。「Aladdin Connector」はWindowsから認識されていない。

 つまり、PCに「Aladdin Connector」を接続する場合、「popIn Aladdin」以外のモニターを同時に利用することはできないようだ。とはいえ、今使っている有線マウスとケーブルは2階の部屋にあるので、モニターが使えなければデスクトップPCが操作できない。さて、どうしたものか?

マルチディスプレイの1台として利用しようとすると、「popIn Aladdin」がWindowsで検出されない

1月20日(木):2階にあるPCを、4つの方法で1階から遠隔操作してみた

 あれから一晩かけて、1階のリビングから2階のデスクトップPCを遠隔操作する方法をいくつか考えてみた。

1. ワイヤレスマウスとキーボードで操作する
2. Bluetoothマウスとキーボードで操作する
3. iPhoneのリモートデスクトップで操作する
4. iPhoneの仮想マウス・キーボードアプリで操作する

 1と2については単純な力業で、無線式のマウスやキーボードを使い、フロアをまたいでデスクトップPCを遠隔操作してしまおうというもの。デスクトップPCのある部屋はリビングのちょうど真上にあるが、歩いて移動するとドア2枚と階段を挟んで約10mの距離がある。これだけ離れていても、無線式のマウスやキーボードは使えるだろうか?

レシーバーとなるUSBコネクタを2階のデスクトップPCに接続。マウスとキーボードをリビングに持ち込んで動かしてみると……

 まずは専用のUSBレシーバーと無線で接続するワイヤレスマウスとキーボードで試して見ると、……あれ、ワイヤレスマウスとキーボードは、まったく問題なく使えるぞ?

2階のデスクトップPCとBluetooth接続したまま、リビングまで持ってきたキーボードはどうだろう?

 そこでBluetoothキーボードも試して見ると、こちらもちゃんと文字がタイプできる。以前にBluetoothヘッドセットを使っていた時は、部屋を出たとたんに音が途切れたのだが、こっちは全く問題がない。これは正直に意外な結果だった。

 ならば、iPhoneに接続したキーボードやマウスで、デスクトップPCを遠隔操作するというのはどうだろうか? こちらはWi-Fi経由でデスクトップPCと接続するので、電波強度的には大丈夫だと思うが、問題はiPhoneに接続した外付けマウスとキーボードが、遠隔操作に利用できるかということだ。

今度はiPhoneに外部キーボードとマウスを接続。2階のデスクトップPCを遠隔操作してみる

 まずは、いつもお世話になっている「Chrome Remote Desktop」をiPhoneで起動。デスクトップPCにリモート接続してみたところ、iPhoneの画面上にあるポインターがマウスで動くし、それでボタンなどはクリックできたのだが、「popIn Aladdin」に投影されているデスクトップ画面上のポインターは無反応だった。つまり、操作中は投影したデスクトップではなく、iPhoneの画面を見ていなければいけないわけで、これではデスクトップを「popIn Aladdin」で投影している意味があまりない。

 では、iPhoneをPCのマウス代わりに使うためのアプリはどうだろうか? ちょうどインストール済みのアプリに「Remote Mouse」があったので、さっそくデスクトップPCに接続したのだが、iPhoneに接続したマウスとキーボードは無反応。iPhoneのタッチ操作でデスクトップPCは遠隔操作できるが、ソフトキーボードからしか文字入力できないのでは、ちょっと仕事には使えない。

「Remote Mouse」なら、有線LAN接続している部屋のデスクトップPCも遠隔操作できた

 ということで、実験の結果、「Aladdin Connector」経由でデスクトップ画面を「popIn Aladdin」から投影すれば、後はワイヤレスキーボードとマウスを持ち込むだけで、リビングで仕事ができるとわかった。いちいちノートPCをリビングに持ってきて、HDMIケーブルで「Aladdin Connector」と接続……といった手間が必要ないので、今まで以上にリビングでの仕事がはかどるかもしれない。ノートPCを利用せず、作業用のマシンをデスクトップPCだけに絞り込めるので、ファイルが複数のPCに分散することも防げそうだ。

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