人気単語当てゲーム「Wordle」のコピーアプリがAppleのApp Storeに山ほどあふれていると報じられた直後に一斉消滅

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入力した文字に示されるヒントから正解の単語を推測するというパズルゲームが「Wordle」です。Wordleはわずか2カ月でプレイヤー数が30万人に達するという人気の過熱を見せており、その人気ぶりにあやかるような「コピーアプリ」が多数登場している状態でしたが、それらのコピーアプリがApp Storeにおいて一掃されたと報じられました。

Wordle Is a Love Story – The New York Times
https://www.nytimes.com/2022/01/03/technology/wordle-word-game-creator.html

Wordle download clones are flooding iOS stores – Protocol — The people, power and politics of tech
https://www.protocol.com/bulletins/wordle-clone-ios-mobile-gaming

Wordle creator overwhelmed by global success of hit puzzle | Puzzle games | The Guardian
https://www.theguardian.com/games/2022/jan/11/wordle-creator-overwhelmed-by-global-success-of-hit-puzzle

Wordle clones yanked from Apple’s App Store – Polygon
https://www.polygon.com/22879940/wordle-copycats-app-store-removal-clones-apple

Wordleは隠された5文字の単語を当てるパズルゲームです。実際のゲーム画面はこんな感じで、下側のキーボードで入力した単語が上側の空欄に自動で入力されるというもの。今回は「CANDY」と入力してみます。


すると以下のように、文字の1つ1つが灰色/黄色/緑色に色分けされて表示されました。この色はそれぞれ、「灰色の文字はお題の単語に含まれていない」「黄色の文字はお題の単語に含まれているが、位置が間違っている」「緑色の文字はお題の単語に含まれており、なおかつ位置も正しい」ということを示しています。今回の例では、CとNとDはお題の単語に含まれておらず、Aはお題の単語に含まれているものの位置が間違っており、Yはこの位置で確定の様子。


これらのヒントに従って、6回以内にお題の単語を当てる…… というのがこのゲームの内容です。お題自体は1日に1回変更され、正解だろうと不正解だろうと次の問題に挑めるのは翌日、という仕組み。


このWordleはソフトウェアエンジニアのHosh Wardle氏がウェブページ上に公開しているフリーゲームで、アプリ版は存在しません。しかし、公開からわずか2カ月でプレイヤー数が30万人に達するというWordleの人気を受け、アプリストア上には多数のコピーゲームが登場。Wordleは無料で公開されているにもかかわらず、そっくりそのままコピーしただけのゲームが売上を伸ばしているという状態が続いていました。

そして現地時間2022年1月12日、iOSの公式アプリストアであるApp Store上に存在したWordleのコピーゲームが一掃されました。この措置を講じたのは同アプリストアを運営するAppleですが、Appleはこの一件に対する公式見解を発していないため、どのような事情からWordleのコピーゲーム削除を決定したのかは不明とのこと。

ゲーム系ニュースサイトのPolygonは、Wordleのコピーゲームの1つを開発した人物が1月11日に「自分が開発したコピーゲームの売上が絶好調」と自慢して炎上したことが原因ではないかと指摘しています。


2022年1月13日時点でWordleの公式アプリ版は存在しません。Wordleは以下のURLから、ブラウザ版を無料でプレイ可能です。

Wordle – A daily word game
https://www.powerlanguage.co.uk/wordle/

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