「見た目もコミュニケーションも必要なだけ変えていきたい」 : INFASパブリケーションズ 櫻井雅弘 氏

DIGIDAY

ニューノーマルはすでにノーマルとなり、街の鼓動は再び力強く脈打ちはじめている――。

そんななか日本の業界関係者たちは、2022年にどんな課題を感じ、どんな可能性を見出しているのか? この年末年始企画「IN/OUT 2022」では、 DIGIDAY[日本版]とゆかりの深いブランド・パブリッシャーのエグゼクティブに伺った。

株式会社INFASパブリケーションズにて、「WWDJAPAN」「TOKION」デジタルディレクター兼デジタルマーケティング部部長を務める櫻井雅弘氏の回答は以下のとおりだ。

――2021年に得たもっとも大きな「成果」はなんですか?

紙とデジタル、ファッションとビューティの関係性を進化させていくことを目指した「WWDJPAPAN」では、デジタルファーストなメディア運営が浸透し、5月にはデジタル上で提供するサービスに絞ったサブスクリプションメニュー「ライトプラン」をローンチしました。加えて、読者と深く関わるセミナー群「WWDJAPAN Eductaions」と、企業とユーザーをインタラクティブにつなぐイベント群「WWDJAPAN Circle」もローンチ。メディアの可能性を引き出し、業界や読者の視野を広げ、ともに良い未来を描くための「タネ」が見出せたことがもっとも大きな成果でした。

――2021年に見えてきたもっとも大きな「課題」はなんですか?

自ら従来のメディアの枠組みを超えていこうとしているので当然ですが、挑戦を一旦形にして早くユーザーに問う瞬発力と、結果が評価できるまで少しずつ改善しながら走り続ける持久力の両方が必要なことは、難しい課題でした。チームも人も相当柔軟に変化しなくてはいけないですが、反面こんなに面白いこともないなと。取り組みがいのある課題です。

――2022年にもっとも注力したい「取り組み」はなんですか?

コンテンツ、ソリューションプロバイダーとして、また業界コミュニティの中核を担うプラットフォームとしての機能を鮮明にするため、より強力にブランディング、マーケティングを推し進める必要があります。いろいろやってる「WWDJAPAN」の変わっていくさまや全体像を届けること、またそのなかで読者個々にに必要な情報や体験が、より深く届くことを目指します。見た目もコミュニケーションも必要なだけ変えていきたいです。

Edited by DIGIDAY[日本版]編集部

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