『劇場版 呪術廻戦 0』を見てきた。もう見たぜという人も多かろう。なんせ初日(2021年12月24日)で興収100億&動員100万人突破は確実と言われているほどだ。
当サイトでもいち早く作品の魅力についてお伝えしたが、いやあ、面白かった。大満足だ!
……とまあ、作品のパワーがすごすぎて世間一般的になんとなくスルーされているポイントがある。誰もが思うこと過ぎて、わざわざ言うまでもないのかもしれない。しかし敢えてここではツッコませて頂こう。主人公・乙骨(おっこつ)憂太の声について!
・いちいちシンジくんを感じてしまう
まずもって、こちらでは『劇場版 呪術廻戦 0』を見ていないまでもCMくらいは目にしていることを前提に話している。ネタバレはしないので安心してくれ。
ちなみに記者は『週刊少年ジャンプ』本誌を毎週欠かさず読み、単行本発売日に買いに行く程度には『呪術廻戦』のファンだ。最推しは宿儺(すくな)と漏瑚(じょうご)である。それはさて置き。
映画館に入り作品の幕が上がり、乙骨くんがしゃべり始めた瞬間、誰もがこう思ったことだろう。「……めちゃめちゃシンジくんやん!」と。
最早周知の事実で、今さら説明するまでもない。乙骨の声を担当しているのが、アニメ『エヴァンゲリオン』の主人公・碇シンジと同じ緒方恵美さんなのだ。
漫画だと乙骨にシンジくんらしさを感じなかったが、いざ声が吹き込まれるとどうしたことか。もう、闇成分が若干軽減されたシンジくんにしか見えねえぇぇぇ!!
セリフなどほぼほぼ漫画のままであるはずなのに、言動にいちいちシンジくんらしさを感じてしまう。声優の力とは凄(すさ)まじいものである。
・ぜひ劇場でシンジくん、もとい完璧な乙骨を感じて
そう言えば先日(2021年12月19日)行われた『ジャンプフェスタ2022』のステージにて、担当声優の緒方さんが乙骨の声はオーディションでなく指名だと語っていた。
しかも、「中性的で、柔らかさ、優しさがあった上で、大きな感情の振れ幅・落差もある」との原作者・芥見下々先生が思い描くイメージを受け、監督をはじめアニメスタッフも満場一致で決定したという。
そのため適役も適役。緒方さんが声を当てたことでより完璧な乙骨に仕上がったと、いちファンとして感じている……が、どうしてもシンジくんがちらついてしまった。
詳しくは映画をご覧いただきたいが、何はともあれ『劇場版 呪術廻戦 0』は今後さらにウナギのぼっていくことは確実。そう感じるほど熱量がこもりまくった作品だったと、この場を借りて伝えたい。
参考リンク:『劇場版 呪術廻戦 0』公式サイト
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.