パスワードマネージャーサービス「LastPass」がLogMeInから独立することが発表された。
2008年創業のLastPassは2015年にLogMeInに買収され、パスワードマネージャーサービスを中心に事業を展開してきた。今回の独立はLogMeInから離れるわけではなく、LogMeIn傘下の独立企業としてLastPassを確立するというもので、主要顧客である法人に対してさらに強力なサービスを提供していくとしている。激しいシェア争いが繰り広げられているパスワードマネージャーサービスだが、LastPassは今年3月から無料ユーザーに対してデバイスタイプを1種類のみに制限する施策を実行するなど、個人ユーザー向けの無料サービスは縮小を図っており、今回の一件でさらに法人向けにシフトする可能性がありそうだ。プランの変更、無料枠の制限、そして今回の独立と、1～2年おきにサービスおよび事業のドラスティックな変更を行っているLastPass、今後もまた新しい動きが控えているのかもしれない。