活動再開のマルウェア「Emotet」、オープンソースのメールソフト「Thunderbird」も攻撃対象に。警察庁が解析 

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 警察庁は11月26日に、マルウェア「Emotet」についての解析結果を公表。従来は攻撃の対象でなかったオープンソースのメールソフト「Thunderbird」も対象になっているとし、注意を呼び掛けた。

 Emotetはメールの添付ファイルを主な感染経路とする不正プログラムで、過去にやり取りをしたメールなどに対する返信を装ったメールに、パスワード付きZIPで圧縮された文書ファイルを添付する。この文書ファイルを開き、文書内のマクロを実行した時点でPCに感染する。

 2021年1月にEUROPOL(欧州刑事警察機構)を中心とした停止措置により、活動を停止していた。しかし、11月中旬ごろに活動再開が確認されたため、警察庁が対象のEmotetを入手し、解析を行った。その結果、これまでの情報窃取対象であった市販のメールソフトである「Outlook」だけでなく、新たにオープンソースのメールソフト「Thunderbird」も対象としていることを確認したという。また、対象となるメールソフトは今後も追加されるおそれがあるとして、対策の徹底を呼び掛けている。

 警察庁が公表している、Emotetに感染した場合の影響と対策は以下の通り。

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