SIE、ゲーム「ICO」20周年記念サントラが配信–初音源化を含むさまざまな楽曲を収録

CNET Japan

 ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は12月6日、ゲームソフト「ICO」の20周年を記念し、初音源化楽曲を含むサウンドトラック「ICO -Perfect Music Files-」の配信を開始した。

「ICO -Perfect Music Files-」イメージ
「ICO -Perfect Music Files-」イメージ

 ICOは、PS2用ソフトとして2001年12月6日に発売したタイトル。パズル的要素を盛り込んだゲームシステムや、印象派絵画を思わせる美しいビジュアル、そして想像をかき立てる切なく繊細なストーリーが高い評価を受けていた。

 ICO -Perfect Music Files-では、すでに発売しているサウンドトラックミニアルバム「ICO -霧の中の旋律-」に収録されていた楽曲を、リマスタリングを施し再収録。さらにICO -霧の中の旋律-には未収録だったゲーム内楽曲のすべてを初音源化し、こちらも同様にリマスタリングを施している。メインテーマ曲である“ICO -You were there-”ならびに“Castle in the Mist”のre-recording versionもボーナストラックとして収録している。

 本作においては、ICOのゲーム内ミュージックファイルのすべてを収録しており、従来のICO -霧の中の旋律-やゲーム内で耳にしていたものよりも、クオリティの高い音質で聴くことができるハイレゾ音源でも配信している。なお、ICO -霧の中の旋律-の2021 Remaster盤についても、同日に配信を開始した。

 また、ICO20周年関連情報は、genDESIGN(ジェン・デザイン)公式SNSで更新中。20周年記念サウンドトラック以外の情報も随時公開されていくとしている。

『ICO』20周年おめでとうございます。
私にとっても大事な作品であり愛すべき作品の『ICO』の音楽が、こうやって完全版として懐かしいだけではなく新しいサウンドとして聴いて頂けることを心から嬉しく思っています。
今回メインテーマ曲である“ICO -You were there-”および“Castle in the Mist”のre-recording versionもボーナストラックとして入っています。
20年前に歌ってくれたスティーブン君は今や合唱団の指導者として活躍しています。
時代を越えて歌い継がれ、愛されているこの作品をどうぞ楽しんでください。
(作曲家 大島ミチル氏)

どこの場所でもどの時代でもない、既存の“ゲーム音楽”からは大きく逸脱したい、そんな楽曲をお願いしました。
しかも楽曲をお願いした時はゲームとしてはまだまだきちんと動いていないという…。
そんな初ディレクションの無謀であやふやな要求に大島さんは見事に応えてくださいました。
『ICO』は大島さんの楽曲によって唯一無二な存在になったのでは無いかと思います。
(ゲームデザイナー 上田文人氏(株式会社ジェン・デザイン))

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