スケートボード環境向上への一歩 – 友田そうや(藤沢市議会議員)

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私は、藤沢市というストリートカルチャー盛んな地位で産まれ育ち、他の多くの若者同様に、中学生のころはサーフィンをかじり小学生の頃はスケートボードで遊んでいました。

いま議員としての3期目の任期を預かっていますが、様々な方のご推挙をいただき平成31年より藤沢市でスケートボード協会の会長をしています。

スケートボードの環境向上や推進活動をする中で私が感じてきたことは、スケートボードは多くの人にとって迷惑行為という目で見られており、行政からの支援はなく、むしろ締め出しされるカルチャーであるということでした。

しかし一方で、理解のある大人や職員の方もいるのも事実でした。そこに希望を持ちながら、順を追って少しずつ一歩づつ環境向上に取り組んでいます。

私ども藤沢市スケートボード協会はR元年に体育協会に加盟。これまで、市内在住で国際大会で優秀な成績を収めてきた将来有望なスケートボーダーを市長表敬訪問をしたり、要望書をお渡ししたり、公園課との意見交換会をしたり、また、あるときは神奈川県スポーツ局との意見交換をしたり、また議員という立場でスケートボードのプレイグランドの充実と行政理解・市民理解などスケートボード全体環境醸成のための活動をしてました。

そして、こうした活動から、市内の北部秋葉台公園には小さいスケートパークができることが決まり、着実に一歩づつ結果を出してきました。

(予定地:壁面も使用するパークを予定しています)

一方で、スケートボードによる器物破損や問題行動などは頻繁に起き、その度に、自分たちをはじめどうにかスケートボードのプレイ環境を増やす取り組みを続けていることとは相反してしまう状況に非常に歯痒い思いもしています。

私は常に行政にお伝えし、特に留意をしていただきたいと申していることは、スケートボードは遊べる場所が余りにも少ないということを、事実として認識してもらうことです。

球技をはじめ、メジャーな競技や、グラウンドや体育館や自然を使って楽しむスポーツは、市内に相当数が整備をされていたり、あるいは、学校やスポーツ広場、一部の公園、海や川やビーチなどで楽しめる環境が用意をされております。

一方で、スケートボードに関しては、安全にかつ気兼ねなく楽しめる場所は市内1か所のスケートパークのみとなっております。

また、ほかスポーツとは違い、スケートボードは市のスポーツ推進計画への位置付けがないことで支援体制が構築されていない点があります。

行政としてスポーツを支援をする上でのスポーツ推進計画に市民権がないのは、なんとか変えなければならないと考え、今からちょうど1年前の一般質問でも取り上げ、前向きな答弁も引き出してきました。

(友田質問)

(生涯学習部長 答弁)

そして、それから1年がたち・・・・

昨日、子ども文教常任委員会において、スポーツ推進計画(素案)の報告があり、その取り組みの中で、スケートボードについての推進について記載があり計画位置付けされていました!!!

(藤沢市スポーツ推進計画素案より抜粋)

オリンピックが大きな後押しとなっていることは間違えありませんが、こうした行政のご理解を得ながら、少しづつ一歩づつスケートボードの環境を向上することは私の使命でもあります。

以下は、私がよく職員さんや大人にスケートボードの置かれている環境を理解をしていただくために使っている言葉です。

「全国の公共スケートパークはおよそ全国で100か所(2017年)、一方でドックランは公民でおよそ700程度が存在しているというデータがあります。子どもが安全に思いっ切りスケートボードを楽しむ場所よりも、わんちゃんが思いっ切り遊ぶ環境が充実している社会に、私はどうしても矛盾を感じているからこそ公園で普通にスケートボードができる環境を作りたいんです。」

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