ひろゆき氏「石原氏の任命は罠」 – ABEMA TIMES

BLOGOS



【映像】「内閣官房参与」実際の仕事内容(5分ごろ〜) »

 政府は3日、10月の衆議院選挙で落選した自民党元幹事長の石原伸晃氏を内閣官房参与に任命した。同日、記者会見に応じた松野博一官房長官は「観光立国等の分野で、有益な情報提供やアドバイスを行う内閣官房参与として適任であると総理が判断された」とコメント。石原氏は国土交通大臣、観光立国担当大臣の経験があり、今後は観光政策担当として新型コロナで打撃を受けた観光業の再生を目指していく。

【映像】ひろゆき氏、出演者のフォローに「結局罠じゃないか!」と爆笑(20分ごろ〜)

 1987年に創設された内閣官房参与(※当初は1人)とは、各種分野において専門的な立場から内閣総理大臣に情報提供や助言を行う非常勤の公務員。総理大臣が任命でき、人数制限や閣議決定はない。給与は勤務日数により、1日2万6400円が税金から支払われる。

 この人事に、ニュース番組『ABEMA Prime』に出演したネット掲示板『2ちゃんねる』創設者のひろゆき氏は「たまに呼ばれて日給2万円は大した仕事じゃない」と一刀両断。「でも、ここ(内閣官房参与)に入れることで生まれるバッシングも想像の内だと思う。岸田総理がわざと石原派を潰すためにやったのではないか。『この人はよくないけど、政治的に力があるよね』という人を順番に潰すために、石原さんをあえて内閣官房参与に任命して、世間に潰させようとしているのではないか」と推測した。

「結局、相談したいなら電話一本かければ聞ける話だ。だから『相談したい』よりは『内閣官房参与の肩書きを与えたい』のだと思う。世間にバッシングさせて、もし石原氏が何かやったら、その後にはもっとすごいバッシングがきて、選挙に出られなくなると思う。そちらを狙っているのではないか」

 Twitterでは「民意を踏みにじっている」「落選した人を税金使って雇うのはどうか」「結局お友達人事?」など、石原氏に対して厳しい言葉が並んでいる。一方で、今回、内閣官房参与の追加人事で観光分野が選ばれた背景として、元経産省のキャリア官僚で制度アナリストの宇佐美典也氏は「カジノがあるからだ」と話す。

「いまはIR(カジノを含む統合型リゾート)の事業者を募集している期間。今年10月から来年4月までの間に、いろいろな事業者からカジノ計画を募集し、それを選定するプロセスに入る。中央政府の中だけで収まらず、地方自治体や政党とかなり幅広い調整が行われる。そこで必要な専門家を官邸や総理のそばに置く。これはある種、インバウンドや観光政策の復活、IRを進める意味では、必要不可欠といっていいと思う。それに石原氏が適任かと聞かれると、そうでもない気もするが、全く不適格かというと、なんだかんだ政治的事情を分かっている人でないとこの役職はつけられない。私としては良くもなし、悪くもなしかなみたいな感じで思っている」

 IR選定の佳境にあり、区域整備計画の策定を進めている政府。今後、石原氏も内閣官房参与として関わっていくとみられているが、ひろゆき氏は「どんな道でやったとしても反発して嫌われる層が必ずいる」と指摘する。

「IRは要するにカジノを東京に持ってくるかどうかという話。横浜市もカジノをどうするか、すごく揉めた。『カジノを作りたい』という派閥と、『治安が悪くなるから要らない』という派閥がいる。もともとアメリカの『ラスベガス・サンズ』という会社が、日本でカジノに手を出そうと思ったが『日本では儲からないからやめる』と言ってその話がなくなった。IRを進めても嫌われるし、IRをやめても嫌われるので、基本的に誰がやっても怒られるポジションだ。絶対失敗しかないところにはめているので、僕はこれは岸田総理の罠だと思う」

 石原氏は東京8区で野党の吉田晴美氏に敗れ、落選。比例でも復活できず議員を失職した。自身が率いる石原派の会長も辞任したが、岸田総理は自身の派閥に石原派の8人を取り込もうとしているのだろうか。

 ひろゆき氏は「石原派の8人が入ると、岸田派が50人くらいに増えて、他派閥と変わらなくなる。そうやって弱いところを入れて岸田派を強くして、次にもう1つ大きな派閥を取り込めたら、第1派閥になれる可能性もある。そういう意味では『石原派を食べに来てる』と見たほうが正当ではないか」と述べた。(『ABEMA Prime』より)

【映像】小泉政権、安倍政権でも起きた“落選者”救済(15分ごろ〜)
【映像】ひろゆき氏、市職員の生活保護受給者“中傷投稿”に言及
“性=秘めごと”は正しい教育? 海外と比べて日本は…専門家「女子だけに生理の話をする学校も」 Source

タイトルとURLをコピーしました