福原遥&水島精二総監督によるアニメ映画「フラ・フラダンス」公開記念舞台挨拶レポート

GIGAZINE
2021年12月04日 18時32分
取材



スパリゾートハワイアンズの新人“フラガール”たちの成長や周りの人々との絆を描くオリジナルアニメ映画「フラ・フラダンス」の公開記念舞台挨拶が、2021年12月4日(土)、梅田ブルク7で開催され、主人公・夏凪日羽役を演じた福原遥さんと総監督の水島精二さんが登壇しました。

オリジナルアニメ映画『フラ・フラダンス』絶賛公開中
https://hula-fulladance.com/

ポスタービジュアルの下に「本日舞台挨拶」のお知らせが出ていた梅田ブルク7。


エレベーターの扉が「フラ・フラダンス」仕様になっていました。


舞台挨拶に登場した福原さん&水島総監督。


MC・深町絵里さん(以下、MC):
それではさっそくでございますが、皆様に一言ご挨拶をお願いします。まずは福原さん、お願いします。

夏凪日羽役・福原遥さん(以下、福原):
みなさん、アローハー!(親指と小指を立てた手を振る)……振ってくださってありがとうございます。本日は大変な中、足を運んでいただきありがとうございます。昨日初日を迎えて、今日もこうして皆さん、たくさんの方に来ていただけて、本当にうれしいです。この作品はとっても前向きになれるあたたかい作品なので、ぜひ皆さんにもそのあたたかさを存分に味わっていただけたらなと思います。本日はよろしくお願いします。


MC:
では続きまして水島総監督、よろしくお願いします。

総監督・水島精二さん(以下、水島):
はい、アローハ~。……こんなおっさんにまで振っていただいてありがとうございます。総監督の水島精二です。先日初日を迎えて、こうして2日目なんですけれども、「見てあったかい気持ちになっている」という反応をいただいて、うれしく思っております。本日はよろしくお願いします。


MC:
ありがとうございます。初日を迎えての実感や、お二人のもとに届けられた反応などございましたら聞かせてください。

福原:
本当にたくさんのコメントなどをいただいていて、「ついに公開されて皆さんのもとに届いたんだ」といううれしさで一杯です。私のおじいちゃんとおばあちゃんも実際に映画館で見てくれて、「もう涙をこらえるのに必死だったよ~」「すごく感動してよかった」と言ってくれました。周りの方も感動したよと言ってくださっていて、うれしかったです。

水島:
見た知り合いからメールをもらったり、一般の方が見てくれてSNS等でつぶやいてくれている感想を見たりして、「自分がこういうフィルムにしたい」と思ったものがきちっと伝わっていて、すごく喜んでいる反応をいただいて、安心したという感じです。これから、ますます多くの人に見ていただけたらいいなと、もっと自分から発信していこうと思っているところです。

MC:
続いて、福原さんにおうかがいします。主人公の日羽とご自身の似ているところ、演じるにあたって気をつけた点はどういったところでしょうか?

福原:
日羽ちゃんは、オーディションの時から「私、すごく共感できるな」と思える部分がたくさんあって、すごく似ているなと感じます。自信がちょっと持てなかったりとか。日羽ちゃんはフラダンスを仕事にして、「みんなを笑顔にするためにフラダンスをやるんだ」と言っているのですが、私自身もこういうお仕事をさせていただいていて、皆さんに何かを届けたいな、勇気だったり笑顔が届いたらいいなという思いでやっていたりするので、そういう部分が似ているなと思って、演じていて楽しかったです。

MC:
どういうことを思いつつ演じたのですか?

福原:
日羽ちゃんはちょっと自信がないけれどいつも前向きで思いやりのある子なので、その魅力を出せたらいいなと思いましたし、日羽ちゃんの前向きな明るさを届けることで、見ている方に明るい気持ちになってもらえたらいいなと思って演じました。

MC:
水島監督にもおうかがいします。本作はオリジナルということもあり、シナリオを作る前にスパリゾートハワイアンズやいわき市を訪問したとうかがいました。原作がない作品だからこそ挑戦した点というのはいかがでしょうか。

水島:
もともとフジテレビさんの「フずっとおうえん。プロジェクト」という大きなプロジェクトの中で、「震災復興の応援」というテーマが与えられていました。それで、震災そのものを描くのではなくて、その地方の人たちが前向きに頑張っていることを応援できるようなものに、と。物語や舞台をうまく絡めて、どういう作品にすればそのあたたかみや共感が伝わる物語が作れるかということを、現地に行って町の人と会話したりスパリゾートハワイアンズの方々へ取材したりしたエッセンスを取り入れ、大きく派手なものを作るのではなく、しっかりと地に足の付いたものの方がこういった企画の趣旨に合うだろうと考えました。それで、自分が一度やってみたかった「青春お仕事ストーリー」に持っていきつつ、アニメ的なダイナミックさもありつつ、ということを、現地に行って取材して固めていった作品になっています。

MC:
いわき市の魅力も存分に伝わってくる作品でしたね。福原さんはYouTubeチャンネルで、共演した富田望生さんとフラダンスに挑戦していました。水島総監督も脚本制作時、綿田慎也監督や脚本の吉田玲子さんとフラダンスを体験したとうかがいました。実際にフラをしてみて、いかがでしたか?

【豪華コラボ!!】女優の富田望生ちゃんとダンスを踊る!?【チャレンジ】 – YouTube
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福原:
いやぁもう、本当に難しかったですね。見てもらうものではないぐらいのひどい踊りをしてしまっていて(笑)

水島:
いやいや、踊れてましたよ。


福原:
見てくださったんですか、うれしい。本当に難しくて、ついていけなくて……。l

水島:
1回で覚えられないですよね。

福原:
覚えられないです。早いし……。

フラの手ぶりをする福原さん


水島:
基本姿勢をキープするのも大変じゃないですか。

福原:
そうなんですよ、体幹が鍛えられて。ずーっと筋肉とかを動かしながらで、スタッフさんに笑われながらやっていました。フラダンスはそれぞれのポーズ1つにも意味があるし、すごく繊細な動きというか、指の先まで集中して踊るすごく難しい踊りで……でも素敵な踊りなんだなと改めて感じて、尊敬の気持ちしかないです。本当にカッコいいダンスだなと思いました。

水島:
腰をちょっと落とす姿勢を取って、それをキープしながら右へ左へ……しかもハンドモーションもつけて。「動きに意味があるから、それも表現しなければいけない」と言われるんですよ。フラダンス教室では、幅広い年齢層の方が前で見本を見せてくれたんですが、すごい体力だなと……もう、5分ともたなかったです。

福原:
息切れですよね。

水島:
すっごいつらかったです。これはすごい運動量なんだなと思いました。瞬発力ではなく、ゆっくりした動きをずっと筋肉を使ってきれいに動くって、こんなにすごいことをしていたんだと、尊敬の念を抱きました。

MC:
改めてフラの魅力を感じられましたか?

水島:
もともと僕はアイドルも好きで関わったりもしているので、ダンスの振りを覚えるのが早い人はすごいと思っていましたけれど、それとはまた次元の違う難しさ。姿勢をキープするとか、一つ一つ指先の表現とかまでフラの中に物語があるというのに気づいたとき、「これはしっかり映画で再現しなければいけない」と思いました。

MC:
そのあたりはみなさん、このあとアニメーションで体感していただきたいと思います。作中で、日羽はコンビニでポスターを見て、衝動的にフラガールになることを決意していますが、お二人が最近衝動的に決めたこと、したことなどはありますか?

福原:
ずっと考えていたんですけれど、衝動的なことが多い方なんだなと。洋服とかも「これ!」と思ったらすぐ決まったり。この間、すごく大好きなハンバーグ屋さん、遠くまでわざわざ車で食べに行ったんですが、お昼の時点で夜の予約まで埋まっていて食べられなかったんです。でも、そこで諦めずに……諦めるという概念がもう浮かばず(笑)、車でさらに次の店舗へ行ったのは、衝動的だったなと思います。


水島:
めちゃくちゃわかります、同じようなことしてます(笑)。たぶん、あのお店だろうなというのも浮かんでいます。いまアプリで、複数の店舗の待ち時間を見られるので、それをチェックして……。


福原:
そうなんです!

水島:
「こっちがダメなら、こっちへ行こう」というのをやりました(笑)。すごく人気があって有名なお店ですけれど、名前は言わない方がいいでしょう(笑)

MC:
さらに人が押し寄せてしまいそうですね。

福原:
(笑)

MC:
それぐらいお肉が大好きと。

福原:
大好きです。

水島:
おいしいですよね。

福原:
おいしいです。食べたくなってきちゃった(笑)

MC:
では、水島総監督はいかがでしょうか。

水島:
僕もわりと、衝動的にものを買うことがあります。服も靴もそうですし、数カ月前には大きい買い物をしました。車が点検のタイミングだったのでディーラーに持っていって、担当の人と「こういう新車が出て人気がありますよ」なんて話をしていたんです。今の車種とは趣が違っていいなぁと思っていたら、なんとなく薦められるままに……一緒に行っていた嫁も「いいんじゃない?」と言ってくれたから、そのまま「買います」と。その日、そんなつもりはまったくなかったんですが、デカい衝動買いをしました。ただ、それは6月の話なんですが、まだ納車されていないという(笑)

MC:
まだ届いていないんですか?

水島:
本当に人気があって売れているらしくて、このコロナ禍もあって、来年納車になりました。今の車で最後にスパリゾートハワイアンズに行って、納車されたら新しい車でも行こうと、そういう気持ちになっています。

MC:
お二人とも、わりと衝動的だということですね。

福原:
かもしれないです。

水島:
こういうお仕事をしているとわりと「即決」というタイミングありますよね。

福原:
あります。逃したらもう手に入らないから、という。

水島:
そういう思い切りの良さが出ているんじゃないかと思います。

MC:
チャンスをものにするためには衝動的に、という部分も……。

水島:
行動を起こしてから考えればいいんじゃないですかね。リカバーできるものじゃないですか。買っちゃったものも、1回でも着ればOKみたいなところ、ありません?(笑)

福原:
そこから学習すればいいですしね。

MC:
みなさん、衝動的に生きましょう(笑) さて、お二人は東京からお越しいただいているということで、大阪といえばおいしいものがたくさんあります。大好きなものや、食べてみたい名物はありますか?

福原:
名前を忘れちゃったんですが、焼肉が一杯ある町……

MC:
鶴橋ですか?

福原:
鶴橋!

MC:
行ったことはありますか?

福原:
ないんです。電車から降りた瞬間、キムチの香りがするという話を聞いていて。

MC:
しますします。焼肉とキムチの香りがしますよね。

福原:
それがもう、匂いだけでごはんが食べられるなって気になっています(笑)

MC:
ぜひ時間があれば訪ねていただきたいです。水島総監督はいかがでしょうか?

水島:
僕はベタですが、蓬莱の豚まんが大好きです。嫁が大阪出身で、付き合っているころから来たら買って帰るし、今は2人とも東京に住んでいるので、大阪に来たらおみやげとして買って帰っています。あとは粉物もおいしいですよね、たこ焼きとか。自分で焼いて食べるお店もありますし、大阪はわりと何を食べてもおいしい印象があります。

MC:
お二人とも食べるのがお好きだということですが、今回のチームで食事というのは……?

水島:
行けていないですねー。

MC:
やはり、このご時世ということで。

水島:
せっかくだから、焼肉とか……。

福原:
行きたいですね。

MC:
まだまだお話をうかがいたいところですが、お時間が近づいてしまいました。これからご覧になる方に向けて、水島総監督と福原さんから一言お願いいたします。

水島:
2018年から2年、3年かかって、スタッフ一同頑張って作った、みんなが明るい気持ちになって、優しい気持ちで劇場から出て行けるような作品です。ぜひ映画を楽しんでいただいて、あたたかい気持ちで劇場を後にしていただけたらと思います。面白かったら、ぜひSNSとかで「面白かった」と書いていただけると、僕らもそれを見て喜びますので、なにとぞよろしくお願いします。今日はどうもありがとうございました。

福原:
本当にたくさんの方に支えていただいて、みなさんがあっためてあっためて作ったこの素敵な作品をこうしてたくさんの方に届けられることがすごくうれしいですし、感謝の気持ちで一杯です。夢や目標に向かうことの素晴らしさや、仲間がいるから強くなれる・力が出るという仲間の大切さ、いわき市やフラダンスの魅力など、細かい部分までぜひ味わって楽しんでいただけたらうれしいです。1回だけじゃなくて2度3度、何度でも楽しめる作品だと思いますので、ぜひたくさん見て友だちや周りの方に伝えていただけたらと思います。本日はありがとうございました。


映画「フラ・フラダンス」は2021年12月3日(金)から絶賛公開中です。

オリジナルアニメ映画『フラ・フラダンス』本予告[12.3 ROADSHOW] – YouTube
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売店では「CoCoネェさんぬいぐるみ」(税込5880円)も販売されていました。


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