仮想世界にいる実存の人間を捉える。OculusでBeat Saberをプレイしている動画が容易に作成可能に

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 Oculusは30日、VRヘッドセット「Quest」および「Quest 2」のソフトウェアをv35にアップデートした。このアップデートにより一部対応ゲームにおいて、複合現実の動画をより制作しやすくなる。

 5月のv29アップデートで、既に「ライブオーバーレイ」という機能を実装していた。これは、スマートフォンのOculusモバイルアプリで、ヘッドセットからの映像に、現実世界の自分を重ねるものであるが、VR視点はいわばゲーマー自身の視点だった。

 今回のモバイル複合現実カメラでは、第三人称視点で自分がゲームに参加している姿を見ることができる。例えば音楽のリズムに合わせてブロックを切るゲーム「Beat Saber」では、実際に自分が振り下ろした位置でブロックが切れるようになっている。

 これまでも同様のプレイビデオを制作すること自体は可能であったが、ちょっとしたノウハウが必要だった。今回のアップデートによりモバイルアプリとQuestだけで完結できる。

 なお、対応しているのはiOS 11.0以上を搭載するiPhone X以降のモデルと、Oculusモバイルアプリの次期版「v139」で、当然ゲーム側の対応も必要。現時点ではBeat Saberをはじめ、「SUPERHOT VR」、「Pistol Whip」、「Synth Riders」など約12種類。

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 このほか、Messenger通話の実装、マルチユーザーとアプリ共有の標準設定の展開、クラウドバックアップへの対応が行なわれるとしている。

マルチユーザーの対応

クラウドバックアップの対応

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