大規模多機能型物流施設プロジェクト!「GLP ALFALINK 流山」街びらきイベントを開催

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日本GLP株式会社は2021年11月19日、千葉県流山市の大規模多機能型物流施設プロジェクト「GLP ALFALINK 流山」の街びらきイベントを開催した。あわせて報道関係者向けに内覧ツアーも開催されたので、その様子をレポートする。

■「GLP ALFALINK 流山」は誇りを持って働ける施設
「GLP ALFALINK 流山」は、日本GLPが流山市に建築中の日本最大級の最先端物流拠点であり、総延床面積は約90万平方メートルを超える。従来の物流施設にはなかった生産加工、保管、流通加工、配送まで、物流サプライチェーンをトータルで網羅する次世代型の物流施設であり、雇用や地域コミュニティの創出も行うことが特徴だ。

イベントでは、まず、ALFALINKの紹介VTRが上映された。続いて、日本GLP 代表取締役社長 帖佐義之氏によるALFALINKのコンセプトを紹介するプレゼンテーションが行われた。

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日本GLP株式会社 代表取締役社長 帖佐義之氏

帖佐社長は「今回のイベントは、GLP ALFALINK 流山が『地域に開かれた物流施設』であることを示すために『街びらき』という形で開催した。物流施設事業者が街びらきをするというのは世界初のことだと思う。物流施設はこれまでプラスイメージのものではなかったが、ALFALINKはそういったイメージを払拭し、誇りを持って働ける快適な施設である。ALFALINK流山にはFamilyMartやカフェテリアがあり、地域にも開放しており、地域に溶け込む物流施設を目指している。」と語った。

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従来の物流施設のイメージ、いわゆる3K労働の代表であった
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日本GLPはALFALINKで、就業者が快適に、誇りを持って働ける環境を整え、物流施設を付加価値を生み出す場に変えていく
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また、ALFALINKでは、施設利用者同士が共創し、自発的創造が生まれる“仕組み”をつくる

■地域全体の身体活動の向上に寄与する「GLP ALFALINK 流山」
次に、日本GLPの帖佐義之社長、流山市の井崎義治市長、千葉大学予防医学センターの原裕介特任准教授の3者による「コミュニティ・建築×ウェルネス」をテーマにしたトークセッションが行われた。

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千葉大学予防医学センター 特任准教授 原祐介氏

原准教授は、空間デザインとロボティクス、テクノロジー、エコロジーなどを横断した研究を行っており、日本GLPの物流施設開発にも一部監修として関わっている。原准教授は、ALFALINK流山について「欧米では、『ウェルビルディング・スタンダード』という、建物を健康の視点から評価する指標が運用されているが、その視点からみても、ALFALINK 流山はほとんどその要件をクリアしており、素晴らしい。その中でもウォーカブルというのがとても重要な指標である。ウォーカブルは街が歩きやすい環境なのかということを評価する指標であり、ALFALINK全8棟は大きな施設だが、ウォーカブルな視点が盛り込まれているので、地域全体の身体活動の向上に寄与する。」と語った。

井崎市長は、市長としての取り組みについて、「20年前に流山市は、少子高齢化が進み、人口減少直前となっていました。これをなんとかしたいということで、当時共働きの方々が増えていらっしゃったので、共働きの子育て世代の方々に選んでいただける街を作っていこうと言うことで、『母になるなら流山』というキャッチコピーで、子育てや教育環境が充実していて、緑豊かな街を作ることに努力しました。お陰様で、人口増加率が全国1位になりました。」と語った。

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流山市長 井崎義治氏

また、同日、千葉県流山市と日本GLPは地域活性化に関する包括連携協定を締結した。流山市が物流施設デベロッパーと包括連携協定を結ぶのは初めてであり、日本GLPが包括連携協定を結ぶのも初めてである。この連携協定は、流山市と日本GLPがそれぞれの資源を有効に活用した協働活動を推進し、市民サービスの向上及び地域活性化を実現することを目的とするものである。

具体的には、「防災・災害対策」「産業振興」「コミュニティ・市民協働」「教育振興」「健康づくり」「生涯学習の提供」「スポーツ振興」「観光振興」「市政情報の発信」「その他市民サービスの向上」の10項目について、連携・協力を行うというものだ。

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地域活性化に関する包括連携協定

■テープカットと包括連携協定の締結式
トークセッション終了後、テープカットと包括連携協定の締結式が行われた。

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テープカットの様子
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地域活性化に関する包括連携協定の締結式の様子

■完成したばかりの流山8の内覧ツアー
ALFALINK 流山は全部で流山1から流山8までの8棟から構成されているが、現在完成しているのは流山1~3と流山8の4棟である。流山4~7については、現在建設中であり、2023年に入居可能になる予定だ。今回のイベントは流山8で行われたが、その内覧ツアーの様子を紹介する。流山8は2021年9月に入居可能になったばかりの最新の建物であり、その窓からは建設中の流山7などが見える。とにかく巨大な建物であり、その規模に圧倒された。

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流山8の外観。実際は右の方はまだまだ建物が続いている

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隣の流山7は建設中である
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巨大な空間が広がる。トラックを横付けしてそのまま出荷できるようになっている
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屋上には非常用発電装置がある
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屋上は従業員用駐車スペースになっている
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屋根には太陽光電池パネルが張られている
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従業員の憩いのスペースとなる「ALCO Lounge」
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「ALCO Lounge」の中の様子

日本GLPは、社会インフラでもある先進的物流施設のデベロッパーとして、BCPに注力した施設の開発・運営を推進してきたと同時に、“かつてなく社会・地域に開かれた物流施設”を目指し、地域の皆様や地域コミュニティとの共生に取り組んできた。特に流山市とは密接な連携をもとにコミュニティ活動を展開しており、最近では地域の方々を対象とした防災イベントなどを実施している。
また今後も、地域住民の方々が参加できるウィンターフェスタなどの季節イベント、ヨガ教室、食と健康イベントといった多岐にわたるイベントを開催予定だ。

日本GLPは今後も、社会インフラの一翼を担う存在として、災害時はもちろん、平時においても地域の災害対策、地域コミュニティの安心・安全、そしてより豊かな市民生活の実現に貢献できるよう取り組んでいくとしている。

テクニカルライター 石井英男

日本GLP株式会社

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