小池知事が木下氏に「どうして」 – BLOGOS しらべる部

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共同通信社

無免許運転を繰り返したとして在宅起訴された木下富美子・元都議について、小池百合子都知事は26日の定例会見で、辞職表明前に面談した際、「人生自らよく考えた方がいい。容疑がかかっているわけで、それからきちんと整理するべきじゃないか」と伝えたことを説明した。木下氏の進退をめぐって都議会が混乱していたことに触れ「定例議会前に補正予算やコロナ対策を審議する環境が確保されたことはよかった」と述べた。

木下氏は、小池都知事が特別顧問を務める都民ファーストの会の公認候補として7月の都議選で2期目の当選をしていた。7月の都議選最終日では、木下氏の応援に自ら駆け付けるなどしており、小池都知事は当時について「事故を起こされていたというのを本人から聞いておりませんでした。どうして教えてくれなかったのかと」と振り返った。

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報道によると、木下氏は、今年7月の都議選期間中に人身事故を起こしたなどとして、9月に書類送検された。また、7回にわたって無免許運転を繰り返したとして、今月19日に道交法違反の罪で在宅起訴されている。

都民ファーストの会は、選挙期間中の人身事故が判明した投票日翌日の7月5日、木下氏を除名処分にした。木下氏は、道交法違反の罪で在宅起訴されたことを受け、22日都議を辞職している。

木下元都議をめぐる小池知事の発言は以下の通り。

日本テレビ:都議会の方で4ヶ月以上問題となっておりました木下富美子元都議のことについて伺います。木下都議は先日辞職会見して都議を辞職されたわけですが、会見の中で木下さんの方から小池都知事と面会して知事の方から「交通事故の問題に専念されてはどうか」と、「再出発する時には相談に乗りますよ」と言われたと、知事からの説得を受けて辞職に至ったということをおっしゃっていたのですが、これまで知事と木下さんの間でどういうやりとりがあったのか。最終的に彼女は都議を続けたいという思いを強く漂わせていたんですが、最終的に知事が辞職すべしということで半ば、引導を渡した形になったのでしょうか。

小池知事:結果として本人が自らお決めになったということは是としたいと思います。そして、来週からいわゆる四定、第四回の定例議会と都議会が始まるわけで、そこで都としての補正予算、大事な補正予算です。コロナ対策もあります、そして今の原油高に対しての対策なども含まれているわけで、これらがきちんと審議できるような状況を作れるかどうかは非常に大きな課題だったと思いますが、その環境が確保できたことはよかったと思います。

また、最終的には自らが決しられたということは、今申し上げましたとおり、私は是としていきたいと考えております。

またこの間、いろいろとみなさま方にご迷惑をおかけした点については、私からも申し訳ないという風に思っておりますし、本人も迷惑をかけた方々にはしっかりと謝罪をするようにと私の方から伝えたところでございます。

日本テレビ:最終的には知事が説得されたということなんでしょうか。

小池知事:それは本人が最終的に決められたということだと思います。

東京新聞:木下さんが再出発するときは小池知事が相談に乗るという話があったが、将来的に木下さんが望めば、議員として活動することを知事がサポートすることもありえるんでしょうか。木下さん自身の資質が様々取り沙汰されましたが、ご意見をお聞かせください。

小池知事:基本的に彼女が今回なぜこういう事態に至ったかということを理解することから始めなければなりません。私は「人生長いんだからよく自分のことを考えなさい」と申し上げたわけで、また、みんなで北風ばかり吹かしていると余計孤立してしまうというような状況を考えて、人生自らよく考えた方がいいんじゃないのと。そしてまた、容疑がかかっているわけですから、現時点で。それからきちんと整理するべきじゃないんですかというある意味当たり前のことを私の方からお伝えしたと。

それを彼女がまずは、職を辞すという態度で示されたと思っております。その後どうされるかはご本人次第です。そういう環境ができるのかというのはなかなかハードルは高いと思います。そういう中でご本人がお決めになることだと思っております。

NHK:木下さんのことに関してお伺いします。先ほど知事、この間さまざまな方にご迷惑をかけたことに私からも申し訳ない、とおっしゃっていましたが、基本的には木下さんご自身の問題だと思いますが、なぜ知事としても申し訳ないと思われたのか、また何について申し訳ないと思っているのか。

小池知事:私、応援に行ったんですよね最後の日。だけどその前に事故を起こされていたというのを本人から聞いておりませんでした。「どうして教えてくれなかったの」と。それによって色々皆様方にご迷惑をおかけしました。その点で申し訳ないということであります。いずれにしても本人がどう生きていくのか、改めてしっかりと見つめ直す、また裁判など抱えておられるわけですから、そこに集中される時期ではないかなと思います。

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