「あれ、読み間違えたかな?」
「ご飯のお供に」と書かれたそのパッケージを見た時、一瞬自分の目を疑ったが筆者の行動は間違っていなかったと思う。
なぜなら、その文字の横にはおしゃれなフォントでデカデカと「柿の種のオイル漬け」と書かれていたからだ。
え、ご飯のお供に柿の種使う?? というか、なんで柿の種を漬けようと思ったんだ???
頭の中に疑問符しか浮かばないのだが、とにかく実際に食べてみることにした!!
・下剋上発生
一見、普通のご飯のお供の瓶に見えるけれど……
蓋を開けると、柿の種がびっしり入っているのが確認できる。同時に、醤油の香りも一気に広がってくるぞ。
原材料はこんな感じ。「柿の種」は2番目に記載されており、この商品がいかに柿の種に占拠されているかを知ることができる。
よく見てみると、ピーナッツまで入っているようだ。いよいよ味の想像がつかない。
早速オン・ザ・ライスしてみた。う~ん、生産者の方には申しわけないけれど、今のところ「おいしそう~!!」という感情は湧いてこないなぁ……果たして結果やいかに!?
ぱくっ……
ん!?!?
口に入れた瞬間、その食感に驚かされた。製造されてからずっとオイルに浸かっていたというのに、普通の柿の種と同じようにサックサク!! 米のもちもちとサクサクが同時に楽しめる、不思議な食感だ。
またオイル漬けとは書かれているものの、脂っこくなくご飯と一緒でも食べやすい仕上がりになっている。
続いて気になるお味について。ラベルには「だし醤油仕立て」と書いてあったけれど、醤油の味はあまり感じなかった。それよりも、柿の種の主張がものっっっすごい。
ご飯も一緒に食べているはずなのに、ほとんど辛さとおせんべいの味しかしないって何事だよ。あくまで米がメインのはずなのに、お供が下剋上を起こしている様が目に浮かぶ。がんばれ、米……!
ピーナッツも入っていることは原材料欄で確認済みなのだが、味では全く存在を感じられなかった。食感でうっすらと「あぁ、いるな」と認識できる程度。
これだけ味が強ければ、そりゃあお酒のおつまみとして長年愛されるわけだよな……長年柿の種が愛される理由を垣間見た瞬間だった。
・パンにもトッピングしてみた
そういえば以前本サイトでも取り上げられていたけれど、柿の種はアイスにトッピングしたり、ふりかけとして食べたりしてもいけるらしい。炭水化物と柿の種の相性は、案外いいのかもしれないな。
それなら、米と並ぶ主食であるパンにトッピングしてみたらどうなるのだろう?
そんなことを考え、試しに以前の企画で購入した「田舎パン」に乗っけてみた。さっそく食べようとしたところ……
めっちゃこぼれる。
そう、この「柿の種のオイル漬け」、思った以上にオイルがサラサラ。
少しでもパンを傾けると、途端にトッピングしていた柿の種が崩壊する。お茶碗があれば崩壊してもしっかり受け止めてもらえるけれど、パンだとそういうわけにもいかない。
味はご飯の時とほぼ同じだったが、食べづらさ的な意味でパンにトッピングするのはあまりおススメできないな。
・唯一無二の食感
ちなみにこの「柿の種のオイル漬け」、だし醤油仕立ての他にもにんにくラー油、ピーナッツバターなど様々な種類が販売されているようだ。
ご飯にいつも同じお供をつけちゃってるな……という方は、是非1度こちらの商品を試してみてはいかがだろうか。
他のご飯のお供にはない、唯一無二の食感を体感できるぞ~!!