JR東海、スマートEX会員向けのワークスペースを東海道新幹線主要駅に開設

CNET Japan

 東海旅客鉄道(JR東海)は11月24日、東海道・山陽新幹線の会員制列車予約サービス「スマートEX」「エクスプレス予約」会員向けのワークスペースサービス「EXPRESS WORK」を12月1日に開始すると発表した。東京駅、名古屋駅、京都駅、新大阪駅の4駅、計6カ所に開設する。


EXPRESS WORK-Booth

 新幹線での移動時間前後を通してシームレスに働きたいビジネスマンに向けたもので、全施設が駅構内や駅直結のビル内などに位置する。ブイキューブのテレワークブース「テレキューブ」を採用した個室ブース「EXPRESS WORK-Booth」、複数人での打ち合わせなどに好適な会議室も備える「EXPRESS WORK-Lounge」、法人向けの家具付きレンタルオフィスで、1カ月単位での短期入居にも対応する「EXPRESS WORK-Office」の3形態で展開。

 EXPRESS WORK-Boothは、東京駅、名古屋駅(中央コンコース、JRセントラルタワー15F)、京都駅、新大阪駅(新幹線改札内外)に設置、EXPRESS WORK-LoungeとEXPRESS WORK-Officeは、東京駅日本橋口改札から徒歩1分の丸の内中央ビル11階に開設する。

 利用可能時間は、Boothが7時~21時30分(全日)、Loungeが8時から20時(平日)、Officeが終日となっている。

 全施設に無料で使える電源とWi-Fiを備え、LoungeとOfficeでは、無料のコーヒーサービスや菓子や飲料のキャッシュレス無人販売、モバイルバッテリシェアリングサービスの「ChargeSPOT」も展開する。

 利用料金は時間課金制で、Boothが275円(20分)、Loungeがオープン席で220円(20分)、半個室で275円(同)、個室で330円(同)、会議室で2200円(同)、Officeが35万2000円から(法人利用のみ、月額)となっている。いずれも利用にあたっては、EXPRESS WORKへの会員登録も必要となる。

 いわゆる”駅ナカ”のシェアオフィスやテレワークブース設置は近年トレンド化しており、鉄道事業者では2019年にJR東日本が東京駅構内にシェアオフィスを開設したほか、東京メトロも駅構内に個室ブースの「CoCoDesk」するなどしている。

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