コロナ抑制は続くか 医師が見解 – 中村ゆきつぐ

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素晴らしいことが続いています。

なぜ欧州や韓国は感染拡大が続いているのに日本はこの状況なのか。ハロウィンの行動や車の渋滞からもわかるようにそこまで自粛しているわけではありません。かといってイギリス、韓国のワクチン接種がそこまで酷いわけではありません。

私はアルファ株からデルタ株への連続感染で生じた感染免疫誘導と短期集中ワクチン接種が今のこの日本の状況をつくったという仮説を話してきました。そしておそらく短期(数ヶ月)とはいえコロナウイルスでは誘導できないと言われていた集団免疫が日本でできているとも。

でもなぜ他の国とここまで違うのでしょう。また新たな仮説が浮かびましたのでここに表示します。

「デルタ株の感染後と現在感染拡大中の違い」

1 世界の感染の主流は今もデルタ株

図2 2021年11月16日時点における直近60日間のVOCの流行状況
を見ると分かりますが、欧州、韓国の今流行している株はデルタ株です。そうデルタ株の感染拡大はまだ世界の主流なのです。

日本でもマスクや人流制限してもほとんど感染拡大を防ぐことができなかった第5波デルタ株。たまたまデルタ株の感染爆発と短期集中ワクチン接種が日本では同時に行われたため、不顕性感染患者への接種も含めて強力なコロナ免疫が誘導された可能性があります。(永江さんの解説

そう感染拡大していない時期のワクチン接種より免疫誘導効果が強く出た可能性があるのです。そしてワクチンのおかげも含めて感染して燃えるものが今はもうほとんどないため、この感染者数になっている日本があるのです。(ただカラオケでクラスターが未だに出るんですからマスク等の防御も感染者減少に少しは関与しているでしょう。)

2 デルタ株の感染はコロナ免疫を強く誘導?

たくさんのコロナ犠牲者が出たインド。今インドのワクチン接種率は1回目までで55%、2回目なんてたった29%しかありません。それでも感染者数は一番ひどかった時期の3%の1万人台。そう感染免疫だけでここまで低下しています。

もしかすると感染力の強いデルタ株は他のコロナウイルスより免疫を誘導する力が強いのかもしれません。しかし感染者数は増えてはきませんが、日本と異なり最後の収束にはいってません。それがおそらくワクチンの効果だと思われます。

ちなみに日本の第5波のところで述べましたが、一般的な感染対策や中途半端なスピードのワクチン接種(免疫が低下してブレイクスルー)ではピークを減らしてもデルタ株の感染拡大の勢いを完全に止めることはできないと思っています。そうワクチン接種も感染収束には関与しても一度爆発してしまった感染拡大そのものをすぐに止めることは難しいと考えています。(2ヶ月周期説)ましてmRNAワクチン以外では。

そして日本と他の国の違いは何か。他の国ではこの冬が残念ながら初めてのデルタ株感染事案なのです。(水際がうまくいっていた?)

だから少々のワクチン接種や、ロックダウンなどでは止めきれないのでしょう。あのPCR後の大量隔離という人権無視の中国ですら感染者を0にできてないのですからデルタ株恐るべしなんです。

3 新しい変異株はまだ流行していない 他国から日本に入ってきてもよほどのことがない限りまだ数ヶ月大丈夫

では第6波はいつ来るのか。今までの波は一般的には他国から入ってきた新規変異株がもたらしていると考えています。でも先ほど述べたように、日本はもうデルタ株で誘導された免疫を持ち、他国から同じようなデルタ株が入ってきてもおそらくそこまで感染拡大することはないでしょう。

あくまで予想ですけど、新規変異株が入ってこなければ、日本は当分コロナフリーで波は来そうにありません。

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