コロナ禍のお出かけに強い味方。Googleマップに「密回避マップ」来ます

GIZMODO

今年もまだ、心配な年末だから。

コロナはだいぶ落ち着いてきたように見えますが、まだまだお出かけは多かれ少なかれ不安がありますね。パンデミックが終わったとはいえないし、子どもたちはワクチンを打ってません。逆に早い段階でワクチンを打てた人も、時間とともに効力が下がるからブースター接種が必要ともいわれてます。そんなわけで、老いも若きもなるべく密を避けたい状況が続きます。

でも、年末は容赦なく近づいていて、クリスマスプレゼント買ったりお正月準備したり、出かける理由はむしろ増えてます。去年に比べればだいぶ出かけやすい状況だから、ひさびさの年末気分を味わいたいって気持ちもあります。なので、行きたい場所がどれくらい密なのかがわかれば、行くか行かないかの判断がしやすくなりますね。そこでGoogleマップが、まさにそんな情報をスマホで提供してくれることになりました。

お店や施設の混み具合を表示

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Googleマップで混雑度を表示
Image: Google Map

Googleマップは地域の混雑度情報を拡張し、お店や娯楽施設、博物館や公園の混み具合も表示するようになります。スマホでGoogleマップアプリを開いてズームすると、その地域の混みあった場所にピンが表示されるので、どこを通って買い物するか考えやすくなります。いつもの近道が年末イベントで大混雑だった、なんて事態も回避できます。この機能はグローバルで利用可能になる予定で、AndroidとiOS両方に対し、間もなくロールアウトしていきます。

Googleマップ内のディレクトリ・タブも増強され、ショッピングモールや乗換駅、空港といった場所にどの程度ゆとりがあるかがわかるようになります。モールや空港では、建物のどのフロアのどっち側に行けばいいのかってとこまでわかります。ディレクトリ・タブでは、通常のGoogleマップだけではわかりにくい、航空会社のラウンジやレンタカー、駐車場の場所も把握できます。

レストランのコロナ対策も

Googleマップのレストラン情報には、屋外席やデリバリー、駐車場でのピックアップ対応の有無が追加されてます。また、これはコロナ関係ないですが、そのレストランでひとりあたりにかかる平均金額も表示されるようになりました。なのでレストランを探すときに、予算ベースでソートすることもできます。そのデータの元になった人数も表示されるので、データの信頼度もだいたい見当がつきそう。

スーパーの買い物最速化サービス

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Googleマップを通じてお買い物のピックアップが最速に
Image: Google Map

こちらは米国向けサービスのアップデート。米国のスーパーではBOPIS(Buy Online, Pickup In Store)とかClick & Coolectといって、ネット注文した商品を店頭で受け取るサービスが普及してます。これだと店頭で人とすれ違うこともないし、商品を探してムダにうろうろする必要もないし、たいていはデリバリーを待つより早いのがメリット。Googleマップはそれと連携することで、ますますムダのないお買い物ライフを実現しようとしています。

仕組みとしては、ユーザーがスーパーのアプリ内で商品を注文すると、その情報をGoogleマップに追加できます。で、スーパー側が注文の商品をそろえるとGoogleからユーザーに通知が行き、ユーザーが家を出るとスーパーに居場所が共有され、お店に到着次第すぐ商品を渡せるという流れになってます。Googleいわく、Googleマップでこの機能を使ったユーザーの待ち時間は5分以内に収まったそうです。

この仕組みのトライアルは、2020年から米オレゴン州ポートランドのFred Meyerというスーパーの一部店舗で実施されてたんですが、このたび対象スーパーが拡大し、KrogerやFry’s、Ralphs、Mariano’sの店舗でも利用可能になりました。現在、対象スーパーは米国30州以上、2,000店舗以上に広がっています。

どれもこれも、2021年の年末年始のニーズに対するGoogleマップの答えです。出かけたい、出かけなきゃいけない、でも、ウイルス持ち帰ったらどうしよう…そんなわれわれに必要なのは、行きたい場所のコロナ関連状況がわかるデータですよね。

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