吉野家がこっそり販売している「鶏丼」を食べてみた! これは鶏肉がメインではなく〇〇〇〇が主役だ

ロケットニュース24

吉野家といえば牛丼だ。牛丼チェーンの先駆けであり、すき家・松屋と並んで業界をけん引している存在である。

その吉野家がこっそり鶏丼の販売を開始していた。え? 牛丼の吉野家が鶏丼!? 調べたところ、これは店舗期間限販売定の商品なのだとか。購入して牛丼・豚丼と味を比べてみた!

・こっそり発売開始

吉野家が鶏肉を使った商品を販売するのは初めてではない。ねぎ塩鶏丼や焼鶏丼、鶏すき丼などの販売実績はある。しかしこの商品について、公式ページに一切記載がない。

いつから販売が始まったのだろうか? 気になったので同社に尋ねたところ、2021年11月8日から12月7日までの期間限定で販売しているそうだ。販売店舗こそ限られているとのことだが、私(佐藤)は東京・新宿4丁目店でたまたま発見したので購入することにした。


鶏丼の販売価格は並盛税別330円だ。現在(2021年11月)牛丼並盛が税別388円。豚丼並盛が税別352円。それを下回る価格である。


牛・豚・鶏丼をそれぞれ購入して、味を確かめてみることにした。


・牛、豚、鶏を比較

まずは定番にして王道の牛丼。ひと口食べれば「これぞ吉野家」と言いたくなるほど、舌に馴染んだ味だ。10月末に輸入牛肉の価格高騰と原油高によって値上げになってしまったが、値段が上がっても食べ続けたいと思える美味しさだ。


続いて豚丼。豚丼は2003年のアメリカ産牛肉輸入禁止の時期に、牛丼にかわって吉野家を支えた伝説の商品と言われている。牛肉の輸入が再開された後に、2011年に販売休止。

何度かの販売再開を経て、今年初めに元祖の味を踏襲した “復刻版豚丼” として再びメニューに名を連ねている。肉の旨味とショウガの香りが食欲をそそる一品だ。


そして今回の主役である鶏丼。具材は鶏肉とタケノコ、それにタマネギ。色合いは牛丼に近く、並んでいたら間違えてしまいそうだ。


第1印象としては肉が小さい気が……。牛や豚に比べると、肉が細切れすぎるんじゃないかなあ。タケノコと食感を合わせるために、細かく切っていると思うんだけど、食べ応えがちょっと弱い。


味はしょう油ベースで、タケノコの歯ざわりと甘さが特徴的だ。鶏丼なのに、メインはタケノコな気がしないでもない……。いっそ、鶏肉を抜いてタケノコ丼にした方が良かったのでは? と思ってしまった。


鶏肉好きとしては「もっと鶏を感じたかった」というのが率直な感想だ。とにかく店舗・期間限定商品なので、気になる人は見つけたらトライして頂きたい。

・今回訪問した店舗の情報

店名 吉野家 新宿4丁目店
住所 東京都新宿区新宿4丁目3-22 安藤ビル
時間 5:00~翌2:00

参考リンク:吉野家[12]
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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