ティアフォー、相模原で小型EVバス自動運転化を実証–損保ジャパンらと共同で

CNET Japan

 ティアフォー、日本GLP、損害保険ジャパン、アイサンテクノロジーの4社は11月10日、2025年の無人モビリティサービスの本格普及を見据えた長期技術・サービス実証を、「GLP ALFALINK 相模原」の敷地内にて開始すると発表した。期間は、11月12日〜2022年3月31日。

 
 

 車両は、タジマ製の10人乗り手動運転車両「GSM8」を自動運転対応車両に改造して利用する。

 実証場所となるGLP ALFALINK 相模原は、総延床面積が約67万平方メートルとなる、日本最大級の最先端物流拠点。GLP ALFALINK 相模原で働く人々を対象に、施設内で長期技術・サービス実証を行い、実証終了後に効果を検証する。早ければ2022年にサービインする予定だ。

 ティアフォーは現在、オープンソースの自動運転OS「Autoware」の開発を主導している。今回のサービス実証では、特定条件下で完全自動運転が可能な“レベル4”相当の自動運転技術、サービス実証の実施を担当。従来から進めるゴルフカートやタクシー専用車両の自動運転化に加え、新たに小型EVバスを自動運転化する。

 損保ジャパンは、ティアフォーおよび、アイサンテクノロジーと共同で、安心、安全な自動運転サービスの実装を支える「Level IV Discovery」(あらゆるテクノロジーを駆使して「事故の予防」に始まり「事故の見守り」から「事故の補償」にいたるまでを総合的に支援するインシュアテックソリューション)の開発を進めている。最終走行テストにおいても、「自動運転リスクアセスメント」「遠隔見守りサポート」「自動運転専用保険」を提供する。

 アイサンテクノロジーは、自動運転に必要な高精度3次元地図を作成、提供。自動運転車の走行を支えていくという。

 4社は最終テスト完了後に、GLP ALFALINK 相模原での自動運転レベル4相当の実装を開始する。

 なお、ティアフォーでは、空港、工場、コンビナートなどの他の私有地でもレベル4実装を進行させる。2025年までに公道でのレベル4実装を目指すという。

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