Good 8 Squadが折り返しの第7節まで全試合勝ち越し!ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021 第7節 Day1レポート

PC Watch

 第7節が開始した「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021(以下SFL 2021)」。本日Day1の1試合目はコミュファDetonatioN VS Good 8 Squad、2試合目がMildom Beast VS Saishunkan Sol 熊本となる。実況はアール氏、解説はハメコ。氏。

 本日の第7節 Day1および来週月曜のDay2でSFL 2021のシーズンも折り返し地点となる。第8節以降はホームとアウェイを入れ替えて同様の組み合わせで2周目が行なわれ、第14節を終えた段階で本シーズンのリーグ戦は終了。トップの1チームがファイナルラウンド進出、残る上位4チームがプレーオフを戦って、2チーム選出でのファイナルラウンドで最終決着となる。現状トップのGood 8 Squadがこのまま独走してしまうのか、待ったがかかって泥沼に突入するのか、その決着はまだ先の話だ。

 ということで第7節 Day1の模様をレポートしていこう。なお、今回も配信内容については、アーカイブが公開されており、後からでも自由に閲覧できる。

[embedded content]

SFL: Pro-JP 2021 第7節 Day1

SFL: Pro-JP 2021 第7節 Day1会場全景

実況はアール氏、解説はハメコ。氏

今回もレポーターは高木由梨奈氏と安藤咲良氏が務める。実況のアール氏から「2人とも連日出てくれていますが、疲れはないですか?」との問いに2人とも「全然疲れはないですね。楽しくやらせてもらっています」と元気なコメントを返してくれた

ガチくんラシード敗北ながらも、大将のぷげらバイソンがナウマンさくらに圧勝!

 1試合目のホームはコミュファDetonatioNで、出場メンバーは板橋ザンギエフ、ナウマン、竹内ジョン、立川。対するアウェイはGood 8 Squadで、出場メンバーはガチくん、カワノ、ぷげら、キチパ。アウェイの事前オーダーは、先鋒がカワノのコーリン、中堅がガチくんのラシード、大将はぷげらのバイソン。リザーブはキチパとなった。

 これら事前オーダーを受け、ホーム側、コミュファDetonatioNの作戦タイムがスタート。立川が「大分休んだので相当エネルギー貯まってますよ!」と元気よく告げると板橋ザンギエフが「あの、やっぱりマンツーマンなんで。作戦通り行きますし、前半戦最後なんでね、おもしろい試合にしていきましょう」とメンバーたちに優しく声を掛け、そこに各自が声を掛けていく形で作戦タイムは終了となった。

 リーダーの板橋ザンギエフから、先鋒は板橋ザンギエフのアビゲイル、リザーブは立川と申告。試合前の意気込みについて板橋ザンギエフは「カワノは人読みが上手いんすよ。なんで、それを読みます」とコメントした。なお、“人読み”とは対戦相手の動きを読むことを指しており、一般的な辞書などには出てこない対戦格闘ゲームにおける造語のようだ。

 板橋ザンギエフのアビゲイルとカワノのコーリンの組み合わせについて、解説のハメコ。氏は「ちょっと前までは、板橋ザンギエフのアビゲイルがカワノを苦しめている印象があったんですが、調整でアビゲイルのジャンプ攻撃が若干弱くなったあたり、そしてカワノが人間をやめたような反応の差し返しを見せるようになってから、結構カワノが勝っている印象もある組み合わせではあります」とした。

 また、板橋ザンギエフのコメントにあった人読みについて、実況のアール氏が振ると「読み合いと言えば、板橋ザンギエフには一日の長があるので、その辺りにも期待したい」とまとめた。

ホームはコミュファDetonatioNで、出場メンバーは板橋ザンギエフ、ナウマン、竹内ジョン、立川

アウェイはGood 8 Squadで、出場メンバーはガチくん、カワノ、ぷげら、キチパ

事前オーダーは先鋒カワノのコーリン、中堅ガチくんのラシード、大将はぷげらのバイソン

コミュファDetonatioNのプチ情報。この際だからチームメンバーに言いたいことがあるかという質問に対して、ナウマンからは、立川と竹内ジョンのシェアハウスについて、当時これに誘われたが、引っ越したばかりという理由で断ったという。ところが本当はちょっと大変そうだったから一緒に住みたくなかったため、と真の理由を明らかにした。そんな立川はシェアハウスを辞めたがっており、その理由は楽しみにしていたドーナツを竹内ジョンに食べられたから、と悲しみのコメント。そんな様子を見ていた板橋ザンギエフは、悪い冗談はやめとけよ~とお父さんのようになだめていたという

 こうして板ザンアビゲイルとカワノコーリンの先鋒戦がスタート。板ザンアビゲイル、カワノコーリンともにVトリガーII/VスキルI。

 1回戦は1ラウンド、2ラウンドとカワノコーリンが連勝して先制の1本を奪う。リーチが長くサイズのデカい板ザンアビゲイルの攻撃で画面端に追い詰められそうになっても、カワノコーリンは攻撃の隙をついての差し返しのパラベラムや投げ抜け誘いの攻撃を入れるなどの反撃でラインを上げていくスタイルが見事に決まった印象だ。

 2回戦1ラウンドも引き続きカワノコーリンのペースで試合が進むが、画面端に板ザンアビゲイルを追い詰めての攻めに対して、その隙をついた差し返しからのEXアビゲイルパンチからVトリガー発動の連携で、メトロクラッシュを決めてそのまま逆転勝利で1勝した。まさにカワノの人読みを読んだ印象の1戦だ。この流れもあって、2ラウンドも板ザンアビゲイルの攻めがかなりヒットし、最後は差し返しのアビゲイルパンチからクリティカルアーツ「アビゲイラー」で締めての2連勝で1本を取り返した。

 最終3回戦1ラウンドは、一進一退の攻防から残りタイム30秒を切った辺りで、カワノコーリンの連続投げが板ザンアビゲイルの体力をかなり削り取るが攻め切れず。カワノコーリンの体力有利のまま、さらに時間は過ぎるが、ここで数秒間読み合い、お互いに攻勢に出れない膠着状態。タイムが10秒を切る辺りで、先にカワノコーリンがジャンプ攻撃で詰め寄り投げようとするが板ザンアビゲイルが投げ抜ける。さらに5秒を切るところで今度は板ザンアビゲイルがVトリガー発動で攻めるもタイムアップ! 体力ゲージ有利でカワノコーリンが先制する形となった。続く2ラウンドは板ザンアビゲイルが攻め切って1勝を取り返す。

 フルセットフルカウントでのファイナルラウンド、カワノコーリンがEXパラベラムを起点にEXシルバーエッジなどの連携がガンガン決まって一気に追い詰めるが倒しきれず。ここで板ザンアビゲイルがすかさず逆襲。こちらもトリガー発動からの攻めで追い詰めるが、こちらも攻め切れず。体力的にはカワノコーリン有利ながらもゲージはほぼ空っぽという状況のまま時間がすぎる展開に。しかし板ザンアビゲイルがガードを崩しきれず、逆に隙をついてのカワノコーリンの反撃がギリギリで決まり、先鋒戦を勝利した。

板ザンアビゲイルとカワノコーリンの先鋒戦は互角の読み合い勝負となり、まさにギリギリの激闘となったが、最後はゲージを使い切って圧倒的不利からのカワノコーリンの攻めで勝利となった

 コミュファDetonatioNの中堅戦前の作戦タイムは板橋ザンギエフが「中堅、中堅ガチくん! 任せたぞジョン!」と声を掛けると竹内ジョンも「任せてください」と声を張り、それにナウマンが「お前、そんな大きい声出せたんだな」とコメント。また竹内ジョンから「立川(のラシード)と(練習)やってきたんで」と続けると立川が「いつもやってたからな。いつもの俺たちのやり口よ」と返し、これにメンバーたちからも「これで勝ったな」、「あのジンクスか!」などと喝さいが上がり、最後は板橋ザンギエフから「決まりました!」の声とともに作戦タイムは終了。中堅は竹内ジョンのコーディーと申告した。

 試合前の意気込みについて竹内ジョンは「立川でラシード戦を練習すると勝てるという法則があるらしいので、今回は順当に勝とうと思います」とした。

 この法則について解説のハメコ。氏が「カプコンカップ2019の時の1回戦で、ガチくんと竹内ジョンの対戦があり、ガチくんはもけと、竹内ジョンは立川と練習して、勝ったのは竹内ジョンということで、立川とラシード戦を練習すると勝つ法則がそこで生まれた」と解説した。

 竹内ジョンコーディーとガチくんラシードの中堅戦。竹内ジョンコーディーはVトリガーII/VスキルII、ガチくんラシードはVトリガーII/VスキルI。

 1回戦1ラウンドは竹内ジョンコーディーのVトリガー「ダーティーコーチ」によるパイプ攻撃で1ラウンドを先制。続く2ラウンドも、竹内ジョンコーディーのEXラフィアンキックやゾンクナックルなどを使った攻めがかなり決まり、中距離での攻撃で優勢に立っていた印象だった。ガチくんラシードの反撃もかなりダメージを与えるも、そのまま最後は竹内ジョンコーディーがガチくんラシードを捕まえて勝利して1本を先制した。

 インターバルを挟んでの2回戦1ラウンドも竹内ジョンコーディーの勢いが止まらない。そのまま押し切って1ラウンドを先制。2ラウンドはガチくんラシードの攻めが通ってかなり大打撃を与え、少し試合のペースが変わってきた印象。ただ、ここで竹内ジョンコーディーも反撃でダメージを与える。最後はガチくんラシードが攻め切って勝利し、2ラウンドを取り返した。

 ファイナルラウンドはガチくんラシードの攻めが一気に決まるも竹内ジョンコーディーも反撃して一進一退の攻防が続く。ここで一気にガチくんラシードがEXスピニングミキサーからの連携クリティカルアーツ「アルタイル」で攻めるもとどめにならず。一方で竹内ジョンコーディーの反撃も届かず、ガチくんラシードが上手く攻め切って1本を取り返した。

 再度インターバルを挟み、こうして迎えた最終3回戦。1ラウンドは再び竹内ジョンコーディーの「ダーティーコーチ」によるパイプ攻撃でガチくんラシードを攻めるも、ガチくんラシードがEXスピニングミキサーなどで攻めて1ラウンドを先制。2ラウンドもガチくんラシード有利で試合は展開。ところが竹内ジョンコーディーがまたしてもパイプ攻撃の巧みな攻めで逆転勝利して、2ラウンドを勝利する。

 フルセットフルカウントからのファイナルラウンドは流れを完全に掴んだ竹内ジョンコーディーがその勢いで一気にパーフェクトゲームでの勝利となり、中堅戦は竹内ジョンコーディーが制した。

竹内ジョンコーディーとガチくんラシードの中堅戦はフルカウントまでもつれ込む接戦ながらも謎のジンクス発動したか、竹内ジョンコーディーがこの接戦を制して中堅戦を勝ち取った

Good 8 Squadのプチ情報。カワノが試合の時に色々質問するが、3分の1の確率で誰も答えてくれずに無視されてしまうという悩みが語られたそうだ。これについてぷげらに聞いてみると、無言の時は肯定という意味だと説明があったらしい。またぷげらの疑問はガチくんの食べ合わせとのことで、ある日の食事が、サンドウィッチ、納豆、豆腐だったそうで、これが気になっているということだ

 大将はナウマンのさくらと申告。意気込みについてナウマンは「相手はすごく強いぷげらさんなんですけど、ここで仕事できたらすごくカッコいいと思うので、僕のさくらを見せたいと思います!」と前向きにコメントした。

 ナウマンさくらとぷげらバイソンの大将戦がいよいよスタート。ナウマンさくら、ぷげらバイソンともにVトリガーI/VスキルII。

 1回戦はぷげらバイソンがいきなりのスマッシュ差し返しで決めてから勢いが止まらない。そのまま勝利で1ラウンド先制。2ラウンドもぷげらバイソンがEXダッシュストレートで削りまくり、勢いで攻めてぷげらバイソンが1本を先勝した。

 2回戦もぷげらバイソンが歩きガードのナウマンさくらに対してEXダッシュグランドブローによる高速下段で攻めるなど、ゲージ運用の上手さで1ラウンドを先制。2ラウンドも勢いは止まらず2本目もぷげらバイソンとなった。

 ここでインターバルを挟み、少し冷静さを取り戻したナウマンさくら。3回戦1ラウンドはEX咲桜拳を活かした攻めでぷげらバイソンの体力をかなり削るが、やはり上下使い分けの見事なぷげらバイソンの勢いは止まらない。そのままぷげらバイソンが1ラウンド先制した。2ラウンドはナウマンさくらの攻めが上手く決まり、ぷげらバイソンの猛攻も耐え抜いたナウマンさくらがそのまま勝利して2ラウンドを取り返す。ところが、ファイナルラウンドでもぷげらバイソンの勢いは止まらない。そのまま攻め切って勝利し、大将戦はぷげらバイソンの勝利となった。

 この大将戦の勝利により、Good 8 Squadがアウェイながらも3-1でホームのコミュファDetonatioNに勝利した。したがって、Good 8 Squadは前半7節負けなしという結果となった。

ナウマンさくらとぷげらバイソンの大将戦。ぷげらバイソンはゲージの使い方がとにかく上手い。EXダッシュストレート以外にもEXダッシュグランドブローなど貯まったゲージを活かしての多彩な攻めが印象的だ

ナウマンさくらがラウンドを取る場面も見られたが……

本来バイソンの苦手なキャラと言われるさくらを使ってのナウマンの挑戦だったが、終わってみればぷげらバイソン3連勝という圧倒的な展開となった

 試合終了後のGood 8 Squadへのインタビューで、ぷげらは大将戦について「この組み合わせは悩んだ時期もあったんですけど、やっぱ悩んだからこそできることを全部考えて練習して、バイソンの全てこそが究極、それこそがアルティメットなのだから……以上です」と深みのあるコメントを残した。

 今回の戦略についてガチくんは「元々、このDetonatioNに対してはアウェイで出た時はメンバー全員被せられるので厳しいかなと思っていて色々考えとったんですけど、ここは力勝負でいくしかないと思って、1番勝てるオーダーを組んできました」とした。後半への意気込みについては「前半節は全部勝って後半に折り返せました。ここからは多分負けることはないと思うので、取れる点は全部取って優勝したい」と単独トップの強みを見せつけた。

Good 8 Squadへのインタビューの様子。このインタビュー、当初音声トラブルでインタビューまで少し時間がかかったのだが、この時、大将戦にて残念ながら敗北したナウマンの「しばらく勝てない」というつぶやきが聞こえてくる一幕も見られた

最下位Saishunkan Sol 熊本がアウェイで勝利! ウメハラガイルとの大将戦で勝利を掴んだネモユリアン!

 続く2試合目はホームがMildom Beastで、出場メンバーはウメハラ、ふ~ど、YHC-餅、もると。対するアウェイはSaishunkan Sol 熊本で、出場メンバーはネモ、Shuto、NISHIKIN、ヤナイ。アウェイの事前オーダーは、先鋒がヤナイのG、中堅がNISHIKINのブランカ、大将はネモのユリアン、リザーブはShutoとなった。

 ここでホームMildom Beastの作戦タイムがスタートしたが、音声トラブルか互いに会話が成立しておらず、あまり話し合いのようなことはなく、作戦タイムは静かに終了となった。ただ、作戦はある程度決まっていたようで、進行には影響がなさそうな雰囲気だ。先鋒はふ~どのポイズン、リザーブはYHC-餅と申告。先鋒戦への意気込みについてふ~どは「意外な展開だなとは思ったんですけど、一応、G戦は結構やってきたので勝ちたいと思います」とした。

 こうしてふ~どポイズンとヤナイGの先鋒戦がスタート。ふ~どポイズンがVトリガーI/VスキルII、ヤナイGはVトリガーI/VスキルI。

 1回戦1ラウンドはふ~どポイズンが画面端に追い詰めて攻めれば、ヤナイGも連携で反撃してラインを戻す一進一退の攻防で互いの体力ゲージを削っていく。ヤナイGが攻め切れず、そこで防御を固めたふ~どポイズンが最後はタイムギリギリのところで投げを決めとどめを刺して先制。2ラウンドはヤナイGが攻めが通り勝利。ファイナルラウンドもヤナイGが攻め切る形で勝利して先ずは1本。

 2回戦も1ラウンドをヤナイGがそのままの流れで勝利。2ラウンドはふ~どポイズンがクリティカルアーツ「ラブハリケーン」に繋ぐコンボでヤナイGを攻めるも攻め切れず。逆にヤナイGがトリガー発動からのコンボで反撃! ところがこちらも削り切れずという互いに僅かな体力ゲージの中、上手くしのいだふ~どポイズンが粘り勝ちで1-1。ファイナルラウンドはヤナイGが画面端にふ~どポイズンを追い詰めて、G・インパクトやG・バリアなどを活かした連携で勝利。2連勝でヤナイGが先鋒戦を勝利した。

ふ~どポイズンとヤナイGの先鋒戦。ギリギリでの攻防が多く熱戦だったが、ファイナルラウンドはヤナイGが底力を発揮して先鋒戦を勝利した

 Mildom Beastの中堅戦の作戦タイムも「作戦通り」という言葉が聞こえたほかは、あまり言葉はなく、一言ウメハラから「もるちゃん」と聞こえたところで静かに終了となり、中堅はもるとのダンと申告。試合前の意気込みについてもるとは「めちゃくちゃ緊張してます。頑張ります」と笑いながらコメントした。

 ここで実況のアール氏からはダンとブランカがストーリー上ではかなり絡みのあるキャラクター同士だという、キャラクターの因縁について語り、「こういった大規模な大会ではなかなか見ることのないカードだ」と力説。それにハメコ。氏が「確かに超レアキャラ同士の対戦」と解説した。

 こうして、もるとダンとNISHIKINブランカの中堅戦がスタート。もるとダン、NISHIKINブランカともにVトリガーII/VスキルII。

 1回戦は一進一退の攻防で互いに体力ゲージが削られていく中、もるとダンがタイム終了前のラッシュから最後は読み勝ちの投げを決めて勝利して1ラウンドを先制。2ラウンドはそのままの勢いでもるとダンが煉獄で一気に決めて連勝となり、1本先取。

 2回戦1ラウンドはもるとダンの隙をNISHIKINブランカが攻め切ってここで1ラウンドを先制。続く2ラウンドはもるとダンの攻めの勢いが再び止まらなくなり、試合の主導権を完全にもるとダンが握ったまま取り返す。ファイナルラウンドもそのままもるとダンが攻め続け勝利。連勝でもるとダンが中堅戦を勝ち取った。

もるとダンとNISHIKINブランカの中堅戦はもるとダンの煉獄などの連携が見事に決まって勝利。画面端に追い詰めてからのもるとダンの連携は見事だ

Saishunkan Sol 熊本のプチ情報。ヤナイからは最下位なのでほかのチームをめちゃくちゃにやってやりましょうとのメンバーたちへのコメントだったが、先鋒戦の結果を見据えていたかのようなタイミングだったため、リポーターの高木氏も大喜びだ。それを受けてネモは最下位なので死神のように足を引っ張ってやりましょうと返したようだ。またネモからは上位に上がるにはチーム内のコミュニケーションが大事とのことで、Shutoの将来の悩みがネモから届いたLINEのトークで解消したというエピソードも飛び出した。Shutoからはネモさんは素晴らしい社長ですとのコメントで締めくくった

 大将戦はウメハラのガイルが登場。音声トラブルで申告も意気込みもウメハラからの音声は届かなかったが、ふ~どから一言「絶対負けないです」と代理でコメントした。

 ウメハラガイルとネモユリアンの大将戦。ウメハラガイルはVトリガーI/VスキルII。ネモユリアンがVトリガーI/VスキルI。

 1回戦1ラウンドはネモユリアンがエイジスリフレクターをウメハラガイルの背後に置いての連携で攻めてまずは先制。2ラウンドもウメハラガイルのソニックブームに対してEXバイオレンスニードロップで回避しての攻めなどで画面端に追い詰めていくネモユリアンが優勢のまま試合が進み、最後はチャリオットタックルで決めて1本先制となった。

 2回戦1ラウンドはネモユリアンのエイジスリフレクターを上手くかわして攻めるウメハラガイルの相打ちからのクリティカルアーツ「ソニックハリケーン」を決めて1ラウンドを先制。2ラウンドも試合のペースはネモユリアンが掴むも、双方の体力ゲージがギリギリのところでの粘り強い攻めでウメハラガイルが連勝で1本を取り返した。

 3回戦1ラウンドはネモユリアンが画面端にウメハラガイルを追い詰める展開だが、そこからの守りが固いウメハラガイルを切り崩せない。エイジスリフレクターを活かした連携でダメージを与えるも、反撃のサマーソルトキックでダメージを奪い返す攻防。最後はここまで上手く決まっていたネモユリアンのEXバイオレンスニードロップをウメハラガイルがVシフトでかわしての反撃で勝利し、1ラウンドを先制した。続く2ラウンドもウメハラガイルのペースで、2本目を勝ち取った。

 4回戦1ラウンドはネモユリアンの攻めがガンガンと決まってウメハラガイルを追い詰めるも、そこから攻め切れず、逆にウメハラガイルのVトリガー発動からのサマーソルトキック、投げからのソニックブーム連打による反撃にネモユリアンが撃ち負けて、最後はウメハラガイルのEXソニックを相打ちで決めて先制。2ラウンドはネモユリアンがウメハラガイルを画面端に追い詰めての攻めで体力を削り、その後も上手く攻め切って2ラウンドを取り返す。

 ファイナルラウンドは一進一退の攻防から体力ゲージが僅かになったところで、ウメハラガイルがVトリガー発動からのソニックブーム。これに対してネモユリアンもエイジスリフレクター発動でソニックブームを反射、さらにはメタリックスフィアの連打で応酬して、飛び道具合戦となるド派手で熱い展開! ここで再度エイジスリフレクターを貼りつつのVスキル「メタリックオーラ」をまとって攻めるネモユリアンが最後に撃ち勝って2本目を取り、フルカウントまでもつれ込んだ。

 最終5回戦、1ラウンドはネモユリアンの連携が上手く決まって先制。2ラウンドはウメハラガイルの猛攻で勝利。追いつ追われつの激戦が続く。そして、フルカウントとなったファイナルラウンドは、ギリギリの攻防ながらも試合の主導権はウメハラガイル。体力ゲージもウメハラガイル優勢ながらも、ここでゲージが貯まったネモユリアンが見せたのが、エイジスリフレクターのコンボから宙に浮いたウメハラガイルに追撃のメタリックスフィア、さらにエイジスリフレクターを背後に貼り直しての連携からチャリオットタックルに、クリティカルアーツ「ドミナントクラッシュ」と繋ぐコンボで逆転勝利! 激闘の大将戦をネモユリアンが制した。

 このネモユリアンの勝利により、アウェイのSaishunkan Sol 熊本が3-1でホームのMildom Beastに勝利という結末となった。

ネモユリアンとウメハラガイルの大将戦。ネモユリアンのEXバイオレンスニードロップでのソニックブーム回避が序盤ではよく見られたが、3回戦1ラウンドではそれをVシフト回避するなどガードの固いウメハラガイルの適応力の高さが感じられる

4回戦ファイナルラウンドで見せたウメハラガイルとネモユリアンの飛び道具合戦! ビジュアルもド派手で熱いバトルとなった

5回戦フルカウントでのファイナルラウンド、ギリギリの攻防の最後はネモユリアンがエイジスリフレクターのコンボから怒涛の攻めで最後はクリティカルアーツ「ドミナントクラッシュ」で勝負を決めた

 試合終了後は勝利チームのSaishunkan Sol 熊本へのインタビュー。大将戦について聞かれたネモからは「チームとして初めて勝ち越すことができたので、前半戦ちょっと流れが悪かったですけど、これで乗ってくれたらと思っています」と前半戦の苦悩を語った。引き続き戦略について聞かれると「アウェイなのでとりあえず、うちのチームで1番乗ってるのがヤナイくんだったので先鋒をお願いして、ここで勝ってもらって士気を高めるといった感じですね」とした。最後に次節の意気込みについて聞かれると「後半戦は盛り返して点数を取って勝っていきたい」とコメントして、締めくくった。

Saishunkan Sol 熊本へのインタビューの様子

全勝のGood 8 Squadが22ポイントでトップ独走! 後半節での他チームの追随に期待

 以上、第7節 Day1の2試合が終了した。この段階でのトップは変わらずGood 8 Squadだが、今回の勝利でポイントを更に伸ばして22ポイントとした。Day2でのv6プラス FAV RohtoZ!の結果に注目したい。また、コミュファDetonatioNとSaishunkan Sol 熊本の本日の試合結果により、7位Saishunkan Sol 熊本と8位のコミュファDetonatioNは7節終了時点での順位が確定した。ただし、現段階で3位魚群が14ポイント、最下位のコミュファDetonatioNが9ポイントでその差は僅かに5ポイントのため、後半節の結果次第では5位までの枠には残れる可能性がある。

 次回、第7節 Day2は来週月曜、11月8日20時からの開始となる。対戦カードは1試合目がホームの忍ism Gaming VS アウェイの魚群、2試合目がホームの名古屋OJA BODY STAR VS アウェイのv6プラス FAV Rohto Z!の2試合となる。

Source

コメント

タイトルとURLをコピーしました