米ローリング・ストーン誌が選ぶ最も偉大な100組のアーティストにも選ばれた、ミュージシャンのエルヴィス・コステロさんが、日本のアニメ「映像研には手を出すな!」を絶賛している。
「映画制作のあらゆる要素を学ぶことができる」
英紙「ガーディアン」は2021年11月1日、「On my rader」という著名人の私生活や趣味を紹介するウェブ記事で、コステロさんを取り上げた。コステロさんの好きな映画、テレビ番組、ガジェット、本、オーディオブック、音楽を紹介した。
イングランド出身のコステロさんの好きなテレビ番組として紹介されたのは、「映像研には手を出すな」だった。女子高生3人のアニメ制作活動を描いた日本のアニメだ。海外では映像ストリーミングサービス「クランチロール」で配信されており、人気を博していた。
コステロさんは同作をこう評する。
「シリーズ全体を通して、絵コンテからサウンドデザインまで映画制作のあらゆる要素を学ぶことができます。さらにベリークールな主題歌もあります」
これを受けて、同名の原作漫画を手掛ける大童澄瞳さんがツイッター上で記事を紹介。アニメ関係者の間に喜びが広がった。
主題歌を手掛けたラップ・グループ「chelmico」のメンバー・Rachel さんは「ただのクールじゃないですよ。ベリークールですよ」と喜びをかみしめ、アニメ公式アカウントも興奮気味に反応した。
SNS上では、ファンの間でも「本当に褒めてる!」「凄い!!!!」などと盛り上がっている。さらには「わかってらっしゃる」などと、コステロさんのキャラクター評に共感する声も見られた。一方でコステロさんのファンからは「コステロが推すなら見ないと聞かないと」と興味を持つ声も上がった。