枝野代表辞意の立憲民主党、「後任選び」は難航必至? 知名度に課題、衆院選落選の幹部も

J-CASTニュース

   立憲民主党の枝野幸男代表が2021年11月2日、衆院選(10月31日投開票)で議席を減らした責任を取って辞意を表明した。年内にも新代表を選ぶ代表選が行われる見通しだ。

   立憲は旧民進党が希望の党に合流することに反発した枝野氏が17年に立ち上げた「枝野商店」とも言える政党。枝野氏の後任は、知名度不足をいかにしてカバーするかが課題になりそうだ。すでに知名度がある幹部には落選した人も散見され、新たな顔選びには紆余曲折がありそうだ。


  • 衆院選の開票センターで報道各社の中継に出演する立憲民主党の枝野幸男代表。公示前の議席数を割り込み、辞意を表明した

来年の参院選、次期衆院選は「新しい代表のもと、新しい体制を構えて」

   枝野氏は、この日13時過ぎから開かれた執行役員会の冒頭あいさつで、公示前の110議席が96議席に減少したことについて「ひとえに私の力不足」だとして陳謝。次のように話し、辞意を表明した。

「新しい代表のもと、新しい体制を構えて、来年の参院選、そして次の政権選択選挙に向かっていかなければならないということを決断した」

   衆院選を受けて首相指名選挙を行う特別国会が11月10日にも召集される見通しで、特別国会は枝野代表のもとで臨み、閉会日に辞任する考え。福山哲郎幹事長も同じタイミングで辞任する。

   今後の焦点は代表選だ。旧立憲と旧国民民主党が合流し、20年9月に現在の立憲が発足した際の代表選では国会議員のみが投票した。枝野氏のあいさつによると、後任を選ぶ選挙は党員や「パートナーズ」を交えた、いわゆる「フルスペック」で行いたい考えだ。

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