アウェイ勝利のGood 8 Squadがトップ独占! 魚群も3位に浮上! ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021 第5節 Day2レポート

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SFL: Pro-JP 2021 第5節 Day2会場全景

 火曜から第5節が開始した「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021(以下SFL 2021)」。本日Day2の1試合目はの魚群 VS Saishunkan Sol 熊本、2試合目がMildom Beast VS Good 8 Squadとなる。実況は大和周平氏、解説はハメコ。氏。

 本日の見所はトップ争い中のGood 8 Squadのアウェイでの動向だ。しかも相手がウメハラ率いるMildom Beastなので、前半のキーになる一戦であるのは間違いない。また、試合の合間にリポーターたちが展開するプチ情報も注目だ。ゲーマー目線と異なるリポーターたちのユニークな質問で、解説のハメコ。氏すら知らなかった選手たちの意外な素顔が見ることができる。

 ということで早速第5節 Day2の模様をレポートしていこう。なお、今回も配信内容については、アーカイブが公開されており、後からでも自由に閲覧できる。

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実況は大和周平氏、解説はハメコ。氏

今回もレポーターは高木由梨奈氏と安藤咲良氏が務める。選手たちとの距離も大分縮まって来たという2人。特に仲良くなれたと感じるのが魚群のマゴで、安藤氏は「いつも面白い」と好印象のようだ

マゴとネモの宿命の対決はマゴが勝利し、魚群3位に浮上!

 1試合目のホームは魚群で、出場メンバーはマゴ、まちゃぼー、もけ、水派。対するアウェイはSaishunkan Sol 熊本で、出場メンバーはネモ、Shuto、NISHIKIN、ヤナイ。アウェイの事前オーダーは、先鋒がShutoのユリアン、中堅がヤナイのG、大将はネモのユリアン、リザーブはNISHIKINとなった。

 これら事前オーダーを受け、ホーム魚群の作戦タイムがスタート。リーダーのマゴから「やっぱNISHIKINは出てこなかったな」とリアルな作戦っぽい会話のあと「あと一応もう1回だけ言っておくけど……」から顎に指を置き「そりゃ悪手だろ蟻んコ」と一言いって作戦タイム終了となった。ちなみに最後の一言は週刊少年ジャンプの漫画「HUNTER×HUNTER」でのハンター協会のネテロ会長のセリフである。

 その後、先鋒は水派のコーリン、リザーブはまちゃぼーと申告。試合前の意気込みについて聞かれた先鋒の水派は「ユリアン戦バッチシやってきたので、勝って魚群を波に乗らせたいと思います」とした。

ホーム魚群で、出場メンバーはマゴ、まちゃぼー、もけ、水派

アウェイはSaishunkan Sol 熊本で、出場メンバーはネモ、Shuto、NISHIKIN、ヤナイ

事前オーダーは先鋒Shutoユリアン、中堅ヤナイG、大将ネモユリアン

魚群のプチ情報。ゲーム以外で得意なことを聞いたところ、もけはダンスとバク転が得意とのことで、バク転は8回でできるようになったそうだ。できるようになった時はゲームで優勝した時と同じようにうれしかったそうで、次はバク宙を目指しているとのこと。ちなみにまちゃぼーも小学生の頃はバク転ができたが「今は流石に……」だそうだ。また、マゴはラーメンの早食いが得意で、1杯だけなら有名な大食いの選手相手でも勝てるようだ

 Shutoユリアンと水派コーリンの先鋒戦がスタート。ShutoユリアンはVトリガーI/VスキルI、水派コーリンはVトリガーII/VスキルI。

 1回戦はShutoユリアン優勢の展開ながらも画面端に追い詰めて攻める水派コーリンが1ラウンド先取、2ラウンドは地上戦を制したShutoユリアンが取り返す。ファイナルラウンドは水派コーリンがリードから画面端に追い詰めて攻めていき、そのまま1本先取。

 2回戦は1ラウンド、一進一退の攻防から、Shutoユリアンが「エイジスリフレクター」2枚使って水派コーリンを追い詰めて、そのままクリティカルアーツ「ドミナントクラッシュ」で先制。2ラウンドは「アブソリュートゼロ」を有効に活かしての連撃で勝利して取り返す。ファイナルラウンドは双方体力差がほとんどない中、Shutoユリアンのエイジスリフレクター、1枚目はうまくコンボに繋がるが、2枚目がうまく決まらず、そこに水派コーリンのクリティカルアーツ「フロストタワー」発動で体力を一気に削る。最後は水派コーリンがアブソリュートゼロ発動からの攻めで勝利して先鋒戦を勝ち取った。

Shutoユリアンと水派コーリンの先鋒戦。試合運びとしては一進一退の攻防だが、決めるポイントではキッチリと水派コーリンが取るという印象

 魚群の中堅戦前の作戦タイム。まずはリーダーのマゴが水派を大絶賛。そこからもけに対して「次はヤナイってことで。おまえしかいねーだろ、いけんのか?」との振りにもけは少し間を置いてから「いってきまーす!」と画面内で深々と会釈したところで作戦タイムは終了。中堅はもけのラシードとの申告。

 試合前の意気込みについてもけは「水派さんがすごくいいプレイをしてくれたので自分も魅せたいなと思います」とシンプルなコメント。

 ヤナイGともけラシードの中堅戦。ヤナイGはVトリガーI/VスキルI、もけラシードはVトリガーII/VスキルI。1回戦はもけラシードの猛攻をうまく防ぎながらの投げでダメージを取り、最後はクリティカルアーツ「パンゲアバースト」で1ラウンド先制。2ラウンドはヤナイGのペースで試合が進み、連勝で1本先取。

 2回戦もヤナイGの猛攻にもけラシードが押し切られて1ラウンドを先取。2ラウンドもそのままヤナイGが取って負けなしストレートでヤナイGが連勝でここも1本。4連勝で中堅戦を勝ち取る形となった。

 もけラシードの攻撃も随所で的確にヤナイGに当たっているが、試合全体を見通すとヤナイGのペースで試合が進んでおり、特にヒットしてからのコンボはヤナイGの方が継続している印象を受けた1戦だった。

ヤナイGともけラシードの中堅戦はもけラシードの猛攻を防いでヤナイGが勝利

Saishunkan Sol 熊本のプチ情報。メンバーたちの特技を聞いてみたところ、ネモは舌を3つに割ることができるとのことで、リモートの画面越しに披露していた。続いてNISHIKINは顔と名前を一致させるのが昔は得意だったとのことで、リポーター2人の名前を聞いてみたところ、安藤咲良氏の名前は出てきたが、高木由梨奈氏の名前が出てこなかったそうで平謝りだったようだ

 大将はマゴのキャミィと申告、大将戦はマゴキャミィとネモユリアンのリーダー対決となった。対戦への意気込みを聞かれるとマゴは「ネモトとは17~18年くらいの付き合いなんですけど、10代の頃からとんでもないヤツだったんですよ。なので、その因縁に終止符を打とうかなと思います」となぜかネモではなく本名の根本呼びで重めのコメントを残した。とはいう物の、本シーズンはまだ前半の段階で、今後も試合は続くため、筆者の個人的な感想としては、因縁に終止符という表現はちょっと気が早い気がした。

 ということで、ネモユリアンとマゴキャミィの因縁の大将戦がいよいよスタート。ネモユリアンはVトリガーI/VスキルI、マゴキャミィはVトリガーI/VスキルI。

 1回戦は1ラウンドをマゴキャミィが早々にケリをつけて先制。そして2ラウンドはネモユリアンがじっくりとマゴキャミィを攻め込み、要所での回避や防御も鮮やかに、攻め切って1勝。ファイナルラウンドは2ラウンドの勢いそのままに、コンボや連携もガッツリ決まる順当な攻めからクリティカルアーツ「ドミナントクラッシュ」で大打撃を与えて削り、とどめの立ち中キックを決めてネモユリアンが1本先制。続く2回戦はマゴキャミィがネモユリアンを画面端に追い詰めて怒涛の攻勢で、1ラウンド先制。続く2ラウンドもそのままマゴキャミィ優勢のまま連勝で1本を取り返した。

 ここでインターバルがあり、ネモがキャラ変更。3回戦からネモはギルに変更して挑む。ネモギルはVトリガーII/VスキルII、一方でマゴキャミィはVトリガーI/VスキルIIに変更となっている。

 3回戦はネモギルに対してキャミィが強気の攻勢で序盤は体力的にリードを奪う。ところがVトリガー「プライマルファイア」発動後は一気にネモギル優勢で試合は運んで、そのまま攻め切り1ラウンド先制。続く2ラウンドも勢いは止まらずマゴキャミィの攻撃を一切受け付けないパーフェクトゲームで連勝。2本目を取って大将戦リーチの状態に。

 4回戦1ラウンド前半はネモギル優勢のまま進むが、ここでしゃがみ小パンチのヒットから一転してマゴキャミィの勢いが止まらなくなり、一気にコンボを決めての大逆転。スパイラルアローで飛び込んでからの投げや、キャノンスパイクなど懐に飛び込んでからの攻めも多彩でネモギルを翻弄して1ラウンドを先制。続く2ラウンドも体力ゲージ的には五分五分ながら、連携の多彩さで押し切り2連勝で2本目を取り、勝負は最終戦にもつれこむ。

 こうして迎えた最終5回戦、1ラウンドはお互いに体力ゲージを削り合うも、中盤からネモギルのコンボがうまく決まってそのまま奪ってマッチポイント。2ラウンドはマゴキャミィの飛び込んでからの投げがとにかくよく決まり、そのまま攻め切って勝利し、フルカウント。一進一退の攻防が続くファイナルラウンドはマゴキャミィの勢いが止まらない。飛び込んでからの投げは冴えわたり、ネモギルの攻撃はうまくガードし、固い守りを見せ、体力ゲージは次第に差が開いていき、とどめはネモギルの隙を突いた立ち中キックで勝利。大将戦を物にして因縁に終止符を打った。

 このマゴキャミィの大将戦の勝利により試合は3-1で魚群の勝利となった。

ネモユリアンとマゴキャミィの大将戦。ネモユリアンのエイジスリフレクターを使った攻撃はことごとくかわされており、マゴキャミィ側の対策がしっかりできている印象を受けた

3回戦からはネモがキャラ変更でギルにチェンジして一転攻勢。ただ、取られたら取り返す攻防でマゴキャミィも食い下がり、勝負の行方は最終5回戦までもつれ込む

最終戦もネモギルが取ればマゴキャミィが取り返す一進一退の攻防。ファイナルラウンドはマゴキャミィが勢いそのままに勝利して大将戦を勝利した

 試合終了後の魚群のインタビューでは、テンション高くマゴが吼えてから「や、めちゃくちゃ気分いいですね。ネモトさんには2年前までは結構負けていたんですよ。2年前までは。ネモの勢いに飲まれることなく戦えるようになってきたのが勝因かなと思う。かなり怖かった」とした。

 また、戦略について聞かれると「大将戦については、今回ちょっと特殊なやり方をやっていて、人に対してではなくキャラに対してという戦略なんですけど、うちは2人キャミィがいて、ギル戦はまちゃぼーの方がうまかったので、最初にユリアンならマゴが、ギルならまちゃぼーと決めていた」と今回のルールを活かした戦略が語られた。ただその後「ユリアン相手で初戦は負けているので意味がなかったんですけど」とオチも忘れない。

 次節への意気込みについて「今回3位まで浮上したので、この勢いのままGood 8 Squad、v6プラス FAV Rohto Z!の上位2チームに並ぶようにチーム一丸となって頑張っていこうと思います」とコメントしたあと「みんな頑張るぞ、おー!」といきなりの声掛けをしたため、チームメンバーがついてこられない一幕も見られた。

 なお、先ほど試合終了直後のネモのツイートを確認してみたところ、暫くTwitterを休む旨の意味深ツイートが投稿されていた。

魚群のインタビューの様子

注目はウメハラガイルとぷげらバイソンのガチバトル!

 続く2試合目はホームがMildom Beastで、出場メンバーはウメハラ、ふ~ど、YHC-餅、もると。対するアウェイはGood 8 Squadで、出場メンバーはガチくん、カワノ、ぷげら、キチパ。アウェイの事前オーダーは、先鋒がガチくんのラシード、中堅がカワノのコーリン、大将はぷげらのバイソン、リザーブはキチパとなった。

 ホームMildom Beastの作戦タイムは「もるちゃんステイで」という作戦以外は特に語られることなく、ウメハラが今ガムを食べているなどの雑談で終了という緩い感じでの作戦タイムとなった。

 先鋒はふ~どのポイズン、リザーブはもるとと申告した。先鋒戦への意気込みについてふ~どは「一応、ほぼこうなるのかなという3人で、その対策はしっかりしてきていますので、自分も楽しみでございます」とした。

ホームがMildom Beastで、出場メンバーはウメハラ、ふ~ど、YHC-餅、もると

アウェイはGood 8 Squadで、出場メンバーはガチくん、カワノ、ぷげら、キチパ。

アウェイの事前オーダーは、先鋒がガチくんのラシード、中堅はカワノのコーリン、大将はぷげらのバイソン

Mildom Beastのプチ情報。今回はゲーム以外で得意なことだが、ウメハラは足腰が強いとのことで、以前も紹介したように今日も2時間30分ほど散歩してからきたそうだ。そのため、今日はもしかしたらちょっと疲れているかも、とのこと。ふ~どはどんな環境でも自分の力を発揮できるそうで、今日も知り合いのベーシストの家から参加しているらしい。

 ガチくんラシードとふ~どポイズンの先鋒戦。ガチくんラシードはVトリガーII/VスキルI、ふ~どポイズンはVトリガーI/VスキルII。1回戦はガチくんラシードの動きが見事で、ふ~どポイズンの攻撃をかわしての連続攻撃がよく決まり、まずは1ラウンドを先制。

 続く2ラウンドも画面端にふ~どポイズンを追い詰めて怒涛の攻勢を見せるガチくんラシード。ジャンプ攻撃で脱出を試みるもうまくガードして押し返して画面端から逃がさない動きは見事だったが、ふ~どポイズンもVシフトを活かして画面端から脱出して反撃して体力を削り、クリティカルアーツ「ラブハリケーン」を見事決めて1勝を取り返す。ファイナルラウンドはふ~どポイズンのリーチのある鞭をうまくガードして懐に飛び込んで攻撃の手を緩めず画面端へ追い詰めてからのコンボで大打撃。その後はふ~どポイズンの反撃もあり、体力差が近づくも、ガチくんラシードは隙をついてのクリティカルアール「アルタイル」で見事にとどめを刺して1本を先取した。

 2回戦1ラウンドはふ~どポイズンの攻めがうまくハマり、攻め切って1ラウンドを先制。2ラウンドはガチくんラシードがふ~どポイズンを画面端に追いつめて攻め込んだり、中央に逃げたふ~どポイズンにイーグル・スパイクやスピニングミキサーを使った連携で体力をガンガンと削ってそのまま攻め切って1勝を取り返す。ファイナルラウンドは画面端にふ~どポイズンを追い込んだガチくんラシード、今度は画面端での攻撃が止まらない。スタン値はどんどん溜まってそのままふ~どポイズンはスタンに追いつめられる。最後は「アルタイル」を見事に決めてここも勝利。2戦ともファイナルラウンドまでもつれ込みながらも最後は2連勝で先鋒戦をガチくんラシードが勝ち取った。

ガチくんラシードとふ~どポイズンによる先鋒戦。勢いに乗ったガチくんラシード攻めが要所で決まる

 中堅戦の作戦タイムだが、作戦タイムの開始直後に「中堅がYHC-餅のダルシム」と申告があり、そのまま作戦タイムが終了となった。試合前の意気込みについてYHC-餅は「カワノくんとは以前大きな大会の決勝で負けてしまったのでここで借りを返したい」とした。こちらも色々と因縁含みのようだ。

 こうしてカワノコーリンとYHC-餅ダルシムの中堅戦がスタート。カワノコーリンがVトリガーII/VスキルI、YHC-餅ダルシムがVトリガーI/VスキルI。

 1回戦はカワノコーリンが「アブソリュートゼロ」発動からの攻めを展開し、攻め切って1ラウンド先制。続く2ラウンドもカワノコーリンの「アブソリュートゼロ」発動からの巨大な「ヘイルストーム」を活かした攻めでとどめを刺して連勝で1本を取った。2回戦はYHC-餅ダルシムの動きがより多彩となり、ヨガファイアやヨガフレイムによる炎の攻めが増えていき、距離を空けてのリーチの長いキックやパンチで削っていき、序盤優勢だったカワノコーリンの体力ゲージも気が付くと残り僅かに。そのままヨガフレイムを放ってからのヨガテレポートのめくり攻めで1ラウンド先制。続く2ラウンドもヨガテレポートを活かした攻めの展開にカワノコーリンが対抗しきれず、そのまま押し切りYHC-餅ダルシムが1本を取り返す。

 最終3回戦はYHC-餅が1ラウンドを先制してマッチポイントとなるも、カワノコーリンが反撃に転じる。見事な連携攻撃でYHC-餅ダルシムを追い詰め、とどめもきっちりしゃがみ中パンチで刺していよいよフルセット。ところがファイナルラウンドはYHC-餅の勢いが止まらない。カワノコーリンに一切の攻撃を許さず、そのまま勢いでパーフェクトゲームを達成して勝利、YHC-餅が中堅戦を勝ち取った。なお、YHC-餅はこれが本シーズンのリーグ初勝利でもある。

カワノコーリンとYHC-餅ダルシムの中堅戦はYHC-餅ダルシムがリーグ初勝利を物にした

Good 8 Squadのプチ情報では特技を聞いたところ、ガチくんは口笛が得意で、野球の応援歌なども吹けるそうだ。披露してもらおうとしたが、本日は唇が乾燥しているためNGとのこと。ぷげらは暗算が得意で2桁x2桁もいけるとのことで、インタビュー中に「53×22は?」と問題を出してみたところ、すぐに「1166」と正解を出してもらえたそうだ。ほかにもキチパは道に迷わないそうで地図を見たら行き方を覚えてたどりつけるようだ。ただし電車の乗り換えは苦手とのことだ

 そしていよいよ大将戦。ウメハラからキャラクターはガイルの申告。これにより大将戦はウメハラガイルとぷげらバイソンの組み合わせとなった。ここでウメハラの意気込みとして「すごいバイソン戦を練習してきたので頑張ります」とシンプルなコメント。これを聞いて誰もが第3節でのときどバイソン vs ウメハラガイルのカードを思い出したことだろう。さらにここでときどバイソンがウメハラガイルに勝利した衝撃が印象に残っているが、そんなウメハラがガイルでどのようなバイソン対策をしてきたのかにも注目が集まる一戦となる。

 こうして始まる注目の一戦。ぷげらバイソンとウメハラガイルの大将戦が開始となった。ぷげらバイソンはVトリガーII/VスキルI、ウメハラガイルがVトリガーII/VスキルII。

 1回戦はとにかくウメハラガイルのガードが固く、なかなかぷげらバイソンの攻撃が通らない。ウメハラガイルのソニックブームなどの削りや投げ、サマーソルトキックなどがぷげらバイソンにダメージを与えていく。とはいえ、ゲージ使用のダッシュストレートなど一撃が重いぷげらバイソンの攻撃を全て防ぎきれないウメハラガイルもダメージを負い、2人とも体力ゲージはどんどんじり貧状態で時間が過ぎていく。

 そして10秒を切ったところでついにぷげらバイソンのゲージ使用のダッシュストレートが炸裂し、ここで体力ゲージはぷげらバイソンが逆転! ところがウメハラガイルは慌てず、ソニックブーム連打でぷげらバイソンを攻めていき、残りタイム2秒で再度放ったのはゲージを使ったEXソニックブーム。高速のソニックを受けてぷげらバイソンがKOし、1ラウンドはウメハラガイルが先制。

 2ラウンドもウメハラガイル、ぷげらバイソンともに攻め合い、守り合いで体力ゲージ的には五分五分の展開となっていくが、ここはぷげらバイソンが押し切って1勝を取り返す。ファイナルラウンドも序盤はウメハラガイルが優勢ながら、ぷげらバイソンがVスキル「KKB」でウメハラガイルのソニックを回避、直後のVトリガー「ノーマーシー」発動によるダッシュストレートがヒット、さらに投げなど繋いでウメハラガイルの体力を削るなどやはりギリギリまで分からない勝負が展開する。とどめはゲージ使用のダッシュストレートで勝利し、先ずは1本目をぷげらバイソンが物にした。

 2回戦1ラウンドはとにかくぷげらバイソンの攻撃が当たらない完ぺきなウメハラガイルの守り。攻めあぐねるぷげらバイソンに対しては上下使い分けた通常のパンチやキックの攻撃とソニックブームも混ぜつつ、隙を見て近づいてのドラゴンスープレックスによる投げと地上戦のペースは完全にウメハラガイルで、そのまま攻め切って先ず1ラウンド先制。続く2ラウンドも同様にぷげらバイソンの攻撃がほとんど通らず、逆にウメハラガイルの地上戦のペースが続き、そのまま連勝で1本を取り返す。

 3回戦1ラウンドはぷげらバイソンのゲージ使用ダッシュストレートが再びヒットするようになっていく。これがヒットすることでぷげらバイソンのコンボが炸裂するようになるので、こうなると勢いはぷげらバイソンに傾く。勢いで攻め切って1ラウンドを先制。続く2ラウンドはサマーソルトキックの連続でぷげらバイソンの勢いを止めようとウメハラガイルが果敢に攻める。クリティカルアーツ「ソニックハリケーン」も駆使して削り、投げのタイミングも絶妙でウメハラガイルが攻め切って1勝を取り返す。

 そして迎えたファイナルラウンド、前半は勢いよくぷげらバイソンのダッシュストレートが炸裂するも、後半は多少慎重な動きになりつつ、ウメハラガイルの攻撃を巧みにかわしてここを取り、2本目先取でいよいよリーチだ。

 4回戦は勢いが続くぷげらバイソンが投げなどもうまくヒットして勢いでまずは1勝してマッチポイント。続く2ラウンドも1ラウンドの勢いがそのままに、順調なダッシュストレートからの連携が見事に決まっていく。最後は「KKB」でかわしてのダッシュストレートで決めてついに決着! 大将戦はぷげらバイソンが勝利となった。

 このぷげらバイソンの大将戦勝利により、試合としてはGood 8 Squadがアウェイながらも3-1で勝利という結末となった。

ぷげらバイソンとウメハラガイルの大将戦。全体的にウメハラガイルの立ち回りはとにかくガードが固く攻めと守りの緩急の付け方が見事で地上戦のうまさを再認識させられる。「ソニックハリケーン」も見事に決まる

ぷげらバイソンのVスキル「KKB」は発動後の数フレーム、飛び道具無効の時間があり、回避などに使われる。今回もこれを起点として攻めに転じる場面も多くみられた

EXゲージ使用のダッシュストレートが決まりだすとぷげらバイソンの勝利が近づいてくる印象の一戦だった。こうして見事に大将戦をぷげらバイソンが勝ち取った

 試合終了後のGood 8 Squadのインタビューでは、ぷげらが大将戦について「とにかく感無量って感じなんですけど、今回アウェイで、本来誰が出てくるか分からないんですが、今回はウメハラガイルが来ることが分かっていて、その対策をお互いに仕上げてきた前提のもとでそういう勝負ができたというのがまずすごく光栄で、さらにこうして勝てたのはとにかく嬉しいです」と感慨深く語った。

 戦略についてはリーダーのガチくんから「バイソンに対してはウメさんがくるというのは分かっていたので、今回はぷげらに任せて、残りを俺とカワノで担当するとして、自分がふ~どさんを担当したわけですが、昨日の夜だったかな、ぷげと電話で話をして、大将戦のプレッシャーがあるなら俺がいくよとも言ったんですけど、ここで、ぷげが行くと言ってくれて、そして勝ってくれたのがもう本当にうれしくて、頼もしいチームメイトだと感じた」とした。

 また次節の意気込みについて聞かれると「次は首位争いをしているv6プラス FAV Rohto Z!なので、直接対決でしっかり叩いて、首位の座をここで、座を座を奪い奪い、座を奪い……ます」と突然日本語が不自然な感じになって締めくくった。

Good 8 Squadへのインタビューの様子

ポイントでも単独首位のGood 8 Squad! 直接対決が今から楽しみだ!

 以上、第5節 Day2の2試合が終了した。第5節終了の段階での順位はGood 8 Squadが16ポイントで単独首位、2位がv6プラス FAV Rohto Z!の15ポイントで、首位とは1ポイント差となった。3位は本日勝利した魚群が10ポイントで単独3位となった。

 とはいうものの、3位の魚群が10ポイント、最下位のSaishunkan Sol 熊本が7ポイントとそのスコア差は僅かに3ポイントのため、この先の結果次第では、まだまだ順位変動は激しく起こるものと思われる。一方で3位の魚群が10ポイント、2位のv6プラス FAV Rohto Z!が15ポイントでその差が5ポイントであり、上位2チームが3位以下と少し差を広げ始めており、第7節終了の折り返しの段階でのポイント差がどのくらいなのかは注目ポイントの1つと言えるだろう。

 次回、第6節 Day1は来週月曜、11月1日20時からの開始となる。次回カードは1試合目がホームのSaishunkan Sol 熊本 VS アウェイの忍ism Gaming、2試合目がホームの名古屋OJA BODY STAR VS アウェイMildom Beastの2試合となる。

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