【イクメンの日】子供の気持ちがもっと知りたいので、「ベビーフード」だけ食べて過ごしてみたら衝撃の事実に気付いてしまった

ロケットニュース24

本日10月19日は「イクメンの日」だそうだ。パパが育児を楽しみ、頑張る日のことを指す……らしいのだが、そこの若いの。これだけは覚えておきな。戦場に男も女も関係ねぇ。こちとら365日毎日が戦争なんだよ……!

とは言え、せっかくの「イクメンの日」である。パパらしいことにあえて挑戦してみるのも悪くないだろう。そこでいろいろ考えた結果、1才になった娘とまったく同じものを食べて丸一日過ごしてみることにした。よし、これしかない!

・ジュニアと離乳食

早いもので先日1才の誕生日を迎えた私(あひるねこ)の子供、あひるねこジュニア。生まれた頃はミルクしか飲まなかったのに、今は離乳食をガツガツ食べてすくすく元気に成長している。本当にあっという間だった。


さて、我が家では手作りの離乳食市販の離乳食をその時々によって使い分けているのだが、よくよく考えてみると、実は私は市販の離乳食をしっかり味わったことがない。ジュニアの様子から、「きっとウマいんだろうな」くらいの気持ちで食べさせてきたのだ。これは問題である。

ジュニアの気持ちをもっとよく知るには、ジュニアの「食」についても深く理解する必要があるだろう。そこで今日一日、ジュニアが食べているものをジュニアと同じタイミングで、ジュニアと一緒に食べることにしたい。

・ベビーフードを使用

検証に普遍性を持たせるため、離乳食は本日に限り3食すべてを市販品に統一。我が家がいつもお世話になっている和光堂のベビーフード『栄養マルシェ』シリーズを使うことにする。栄養バランスに優れた、ジュニアが大好きなベビーフードである。


さあ、それでは検証スタートだ。


・午前6時40分

ジュニアの朝は早い。6時台の起床は当たり前で、下手したら5時台に起きることもある。おかげで私たち夫婦は1年以上、目覚ましのアラームを使わずに起きることができている(あるいは叩き起こされている)。


・午前7時30分

私とジュニアが朝食にいただくのは、栄養マルシェ『和風お子さまランチ』だ。中身は『雪国まいたけごはん』『すき焼き風煮込み』。このシリーズはカップに入っているため、外出した時などに便利で重宝している。レンジで温めてもいいし、常温でもそのまま食べられるぞ。

ちなみに言い忘れたが、今回の検証は食べ方もすべてジュニアに合わせることが重要と考える。箸を使って自力で食べるなど言語道断。それではただの大人ではないか。だからもちろん私も……


ジュニアと同じように食べさせてもらう。

・スタイルも模倣

妻にはジュニア、私、ジュニア、私……と交互に口に運んでもらう。当然スプーンは別々。そのせいか「仕事が倍になる」と軽ギレする妻。これでは “イクメン” というより “イクられメン” であるが、すべてはジュニアの気持ちを知るためなのだ。

そして肝心の味について。なんとこれが……思ったよりもウマい。甘めに作られた『すき焼き風煮込み』と……

もち米をさらに柔らかくした感じの『雪国まいたけごはん』。ほんのりした味付けはいかにも離乳食ではあるものの、それでもトータルで見るとしっかりすき焼きと炊き込みごはんで、大人の舌にも耐えうる仕上がりになっているのだ。

よし……! これなら戦える……!! 正直もっとおいしくないものを想像してたよ。


・午後12時00分

お散歩に行ったり、児童館で遊んだりした後はランチの時間だ。次に私とジュニアが食べるのは栄養マルシェ『じゃがいもとお肉のカレーライスランチ』。内容は『じゃがいもとお肉のカレーライス』『ポテトとツナのグラタン』である。もうこの時点でウマそうではないか。


ではお願いします。


その結果……


うっま!

・今日イチ

マジかよこのカレー……普通にカレーじゃん。ちょっと味の薄いドライカレーじゃん。辛さはゼロでだいぶ甘口だが、正真正銘カレーそのものである。スゴイ。

一方グラタンは、朝のすき焼きとどこか味の系統が似ている。とりあえず甘い。少量ずつじっくり味わうとそこまでウマいものではないが、ガツガツ食べれば普通にイケるというか。全体的にご飯の方がウマいかもしれない。


・午後3時10分

その後、お昼寝などを挟んで今度はおやつの時間。3食だけで済むと思ったら大間違いだぞ。子供にとっておやつは必要不可欠なのだ。さて、いくつかあるジュニアお気に入りのおやつの中で、今回チョイスしたのは亀田製菓の『ハイハイン』である。

ジュニアは『ハイハイン』が大好きで、この時間になると袋を指差しながら執拗に催促してくる。おやつは手づかみで食べられるため、私も一緒に手づかみで食べることにしたい。形状から何となくサラダせんべいみたいな味を想像していたのだが……

実際に食べてみると、予想と全然違う味で驚く。しょっぱい系かと思いきや、これがほんのり甘いのだ。しかもちょっとしんなりしている。そりゃそうか。歯ぁ数本しかないもんな。最初、しけってるのかと思ったぞ。


ちなみにこの後……






強奪された。


・午後6時30分

さあ、これが本日最後のご飯だ。いただくのは栄養マルシェ『和風ハンバーグランチ』。内容は『わかめとしらすのごはん』『和風ハンバーグ』である。最高やんけ。それではさっそく……


いただきます。

最後なのでサラッと感想を述べると、わかめごはんは しらすの風味が効いていてウマい。塩をパラリとひとかけしてやったら大人も普通に食べられそうだ。

一方のハンバーグは、豆腐ハンバーグと通常のハンバーグの中間みたいなお味。正直言うと甘めの味付けは朝、昼のおかずと似通っているものの、やはりこちらも特に抵抗なく食べられた。何もない時はつまみ代わりになりそうである。

晩ごはんの後は、ジュニアお待ちかねのデザートの時間だ。ジュニアが目の色を変えるのは、赤ちゃん用ヨーグルト『ベビーダノン』(特にいちご味)と……

森永乳業の『やさいジュレ』。いずれも、視界に入った瞬間に主食を放棄するほどの超強力アイテムである。

二人で仲良くチューチューした結果、特に『やさいジュレ』に関しては、めちゃくちゃ体に良さそうな味で驚いてしまった。これ甘くておいしいけど、同時にめっちゃ野菜じゃん。健康を意識した大人が飲むヤツじゃん。なんかすげぇもん飲んでるな。大人だな、ジュニアは。

・感慨深い

毎日毎日ミルクだけ飲んでいた我が子が、今や立派にご飯を食べ、なおかつ味を楽しんでいる──。そのことをリアルに実感できただけでも、今回の検証は価値があったように思う。しかし、同時にここで大変なことに気付いてしまった。

今日のジュニアの食事内容と、私のよくある平日の食事内容を書き出してみたところ、親子の関係を揺るがしかねない残酷な事実が明らかになってしまったのだ。以下注目。




ジュニアよ、実はお前って……


パパよりだいぶいいモン食ってんな……!


おわり

執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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