穴埋め式デイリーポータルZ

デイリーポータルZ

穴埋め式読書感想文の本はよくできている。

教育の現場では賛否両論ありそうだけど、ああいう教材はとてもおもしろい。

デイリーポータルZの記事もあんな道具があったらもっと気軽に書けるんじゃないだろうか。

穴を埋めると短い記事ができるテンプレート

記事のテンプレートを作って執筆の敷居を低くしたいと思っている。
穴埋め式や、最終的にはコンピュータからの質問に答えていくだけで記事ができるのが理想だ。
(僕の老後はその仕組をブラックボックス化してメンテナンス費で儲ける)

そういう道具があれば記事を書くおもしろさ、それが世に広がる興奮を味わえる(広がらないがっかり感も!)。アドビプレミアやファイナルカットを使ったことがなくても多くの人がtiktokで動画を加工する面白さに気づいたように、だ。

しかもその記事をデイリーポータルZに寄稿してくれれば安泰である。

過去になんどか試みたがどうもしっくり来なかった。

でも6月にはじめた短い記事ならテンプレート化できそうだ。

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これは短い記事をはじめるときに関係者に見せた図

通常の記事のスタートは「結果はわからないけど興味があるからやってみる」で、その準備や過程を書く。
短い記事は、「もう知ってる楽しいことを人に説明する」だ。途中がない。
展開のパターンが少ないから単純化できるのだ。

「気分がよくなる方法」というテーマでテンプレートを作ってみたので、その内容と意図をくどくど書きたい。
(はげます会限定でPDFを公開しました。興味のある人は入会してください)

穴埋め1・気分がよくなる行動を最初に

書き出しでその方法を埋めてもらうようにした。

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こういうことだ

記事タイトルは最後にした。原稿を書いているといいフレーズが出てくるので、穴埋めが終わってからそこからいいやつを拾って使う。

穴埋め2・身体の反応と感情

次にこれをしたときの、身体の反応と感情を埋める。

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思わず声が出た、ふるえた、など身体の反応のほうがもっともらしいので先に持ってきた。
「毛穴が開いた」「体温が1度上がった」など嘘の身体表現は効果的なので、続けて埋めてもらう。
(考えてみれば、「思わず背筋が伸びた」などの慣用句も結構嘘である)

これらはプルダウンで選べるようになっていると便利だろう。これは紙なので無理なんですけどね。

穴埋め3・どれだけ気分がよいか

次に埋めるのは推したい行動がなにと同じぐらい良いか。

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これと同じぐらいいいんだから!と訴える部分。

なので、二度寝とかスイーツなど、一般性があるものを埋める。
間違っても「壁をなめるのと同じぐらいの気分の良さ」など特殊な性癖を書いてはいけない。

これらの穴埋め項目はこれまでライターさんに聞いた質問を思い出しながら書いた。
「そのとき声でた?笑った?」
「なにか自分が変わったとかある?」
「人に言ったことある?」
こたえのなかで気を引く表現や出来事があったら原稿に入れてもらうようにしている。
この編集スタイルが一般的なのかどうかはわからない。

続きははげます会で公開しています。

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