Web会議の発言者を鮮やかに映し出す4K対応Webカメラ、AIオートズーム機能などを搭載した「UCAM-CX80FBBK」をエレコムが発売 

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エレコムの4K対応のハイグレードWebカメラ「UCAM-CX80FBBK」

 エレコム株式会社は、4K対応のハイグレードWebカメラ「UCAM-CX80FBBK」を10月上旬に発売する。価格は2万3800円。USB 3.0ポートを装備したWindows 10/8.1またはmacOS 11.4 BigSur搭載PCに対応する。

 AIで人物を検知して撮影範囲を自動調整する「オートズーム」と話者を識別して映像中にマークを表示する「話者マーキング」といった機能や、光の条件に合わせて明暗を自動調整する「DOL-HDR技術」を搭載。これにより、商談中のカメラ操作をAIに任せて円滑な会議運営ができ、ビジネスに集中できるほか、話者の表情を鮮やかに映しすことで印象をより良くできるとしている。

AIオートズーム機能などをハードウェアで搭載、専用ソフト不要ですぐに使える

 センサーは、超高感度・低ノイズの国内メーカー製1/2.8型の積層型CMOSセンサーを採用。有効画素数は830万画素、動画記録画素数は最大3840×2160ピクセルで、4K(30fps)、フルHD(60fps)、5倍デジタルズームに対応する。

 この製品の特徴であるオートズームは、AI技術を応用し、人物を検知して撮影範囲を自動調整する機能。1人でも複数人でも人物を自動で検出し、常に最適な画角に調整できるという。また、話者マーキング機能は、同じくAI技術によって、発言している人物を識別し、映像中に「発言者マーク」を表示するもの。相手方に話者や発言タイミングを認識しやすくできる。

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 なお、オートズーム機能はハードウェアで搭載しているため、専用のデバイスドライバーやソフトなどをインストールすることなく使用できる。一方で、例えば会議室の備品の管理者などがあらかじめ設定ソフトを用いてオートズーム機能のオン/オフや追従感度、撮影範囲の広さなどを設定しておけば、あとは会議の参加者が自身のPCに接続するだけですぐに使えるという。

 さらに、明暗差が大きい場面に強いHDR撮影が可能。露光時間の異なる画像をリアルタイムに合成するソニーのDOL-HDR技術を搭載しており、暗い場所や蛍光灯の下、直射日光が当たる明るい場所、ブラインド越しの逆光など、あらゆる照明条件下で明暗を自動調整して表情をあざやかに映すとしている。

 なお、USB Type-A接続で使用する場合は、フルHD(30fps)に制限されるほか、HDR撮影も使用できない。

 このほかにもエレコムでは、ハイグレードWebカメラに求められる各種機能をUCAM-CX80FBBKに搭載したとしており、以下を挙げている。

  • 2マイク式ノイズキャンセリング
    周辺ノイズとスピーカーからのエコーを強力に低減
  • 130度広角ガラスレンズ
    5群6枚のガラスで構成する広角・高解像度レンズ
  • 歪み補正
    広角Webカメラでありがちなレンズ歪みを補正する機能を搭載
  • H.264ハードウェアエンコーダー
    データ量が軽く高画質でストリーミングにも最適

個人の配信やZoomデートも高画質で

 動作確認済みのWeb会議サービスは、Zoom、Microsoft Teams、Skype、Cisco Webex Meetingsなど、ライブ配信サービスでは、YouTubeライブ、Facebook Live、ニコニコ生放送、Twitchなど。

 エレコムでは、Web会議のビジネス用途のほか、個人の利用にも高画質を提案しており、ストリーミング配信やオンライン面接、ZoomデートにもUCAM-CX80FBBKは最適だとアピールしている。

 本体サイズは約72.0×50.1×30.5mm(幅×奥行×高さ)、重さは約125g(いずれもUSBケーブル含まず)。マルチスタンドにより、ノートPCなどのディスプレイの縁やデスクの上に設置できるほか、市販の三脚に取り付けられる1/4インチ三脚穴も備える。また、着脱式のプライバシーシャッターが付属しており、使用しないとき/映像を撮影したくないときにシャッターを閉じることができ、レンズの保護にもなる。

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