ノーマスク客がスーパーで大騒ぎ 「本当に迷惑」店が被害訴え…何があった?一部始終を支配人に聞いた

J-CASTニュース

   輸入食材などを扱う東京・南麻布のスーパー「ナショナル麻布」が、都の緊急事態宣言が終わった後に、ノーマスクで来店する客がいたとして、「迷惑なので止めてほしい」とツイッターで訴えている。

   「緊急事態宣言が解除されたとはいえ、コロナとの戦いはまだ終わっていないのに」。同店は2021年10月4日、こう嘆いて、ノーマスク客との一部始終を報告した。


  • マスク着用をお願いしたが…(写真はイメージ)


  • 「迷惑なので止めて」と店がツイート

「2回もコロナにかかったが、人にはうつしていない」

   ツイートによると、この客は、スタッフの制止を振り切って入店したという。

   同店では、マスクをしていない人などは入れないと、英語と日本語で入口に立て看板を出している。うっかり忘れた人のために、マスクは入口で無料配布しているそうだ。

   ところが、この客は、マスクを渡そうと店員が説得を試みたものの、受け取りを拒否し、コロナについて理解不能な自論を大声で話すだけでどうにもならなかったそうだ。

   警察に通報することも考えたが、何とか説得して帰ってもらったという。ただ、こうした行為については、「本当に迷惑なのでやめて欲しい!!」と訴えている。

   マスク着用については、「早くこんなマスク生活やめられるように皆で頑張れれば」としたうえで、「やめられるなら我々もこんなことはしたくありません」と漏らしていた。

   同店の支配人は4日、J-CASTニュースの取材に対し、当時の状況をこう説明した。

「この方は、今朝店に来られて、店の係が入口で手の消毒やマスク着用を呼びかけましたが、その制止を振り切って店内に入りました。係からのSOSを受けて、店員がマスクを持って行って着用をお願いしましたが、『マスクは意味がない』と言って着けようとはしませんでした」

   この客は、「何千人の感染者が出ても、今は減ってきている。マスクがすべてではない。俺は、2回もコロナにかかったが、人にはうつしていない。マスクをしていれば鼻出しになることもあるし、感染を防ぐには、スキューバダイビングのマスクをしないといけないことになる」といった内容を話していたという。

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