10月10日・11日は「2021年デジタルの日」、参加型イベントやECサイトのセールをチェック 業界団体によるセミナーやオンラインの親子プログラミング体験も

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 10月10日・11日は「2021年デジタルの日」として、デジタル庁を中心に官民が連携してイベントが行われる。オンラインセミナーや、大手ECサイトのセールなどが数多く予定されているが、ここでは一部を紹介する。

テーマは「#デジタルを贈ろう」、日付は「2進数」から着想

 「2021年デジタルの日」は、「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化」を実現するため、社会全体でデジタルについて振り返り、体験し、見直し、共有し合える定期的な機会を設けるため、として創設された。

 2021年デジタルの日のテーマとして「#デジタルを贈ろう」が設定されている。公式ウェブサイト「デジタルの日ホームページ」では、祖父母にタブレット端末を贈ったり、子どもとプログラミング教室に通ったりと、身の回りの人たちと一緒にデジタルを知り、触れる機会を作ることを提案している。

 10月10日・11日という日付については、内閣官房の「デジタル改革アイデアボックス」に寄せられた意見を踏まえ、デジタル技術で活用される2進数の数字「0」「1」にちなむことと、デジタル庁が発足して約1カ月にあたることから設定したという。なお、2022年以降については、国民の意見を踏まえて日付を決めていきたいとしている。

 デジタル庁のYouTubeチャンネルでは、9月16日より、各界の著名人によるカウントダウン応援動画を公開している。第1弾では、メディアアーティストの落合陽一氏が出演。動画の中で「普段使わないプログラミングをやってみたり、新しいスマート家電を使ってみたりして自分の生活をちょっと良くする日にして楽しんでみたいと思う」とコメントしている。

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約500の企業・団体が協賛し、イベントを予定

 多くの企業や団体がデジタルの日に協賛し、デジタルの日にちなんだイベントや、情報発信を予定している。記事制作時点で、公式ウェブサイトに掲載された協賛企業・団体は約500。以下に、協賛企業・団体によるイベントの一例を紹介する。

 一般社団法人日本IT団体連盟と情報処理学会は9月30日に、共同で「ニューノーマル時代に向けた産業界や学界の対応・戦略」と題したオンラインセミナーを開催する。IT産業界と学会から講師を招き、ニューノーマル環境への対応と戦略を講演するという。参加費は無料。

 株式会社NTTデータでは10月9日・10日の2日間に、5~6歳の未就学児および小学校1~6年生を対象としたIT体験教室「NTTデータ アカデミア」を実施予定。「Viscuit(ビスケット)」を用いたプログラミングを、保護者のサポートとともに体験できる。参加費は無料。

NTTデータ アカデミア

 教育機関や自治体も協賛している。記事制作時点で具体的なイベントを発表している中では、香川県が10月10日~12日の間に全4回のオンラインイベントを予定。アイデアの発想術、香川県のデジタル化、地方発スタートアップ、人材育成をテーマとしている。いずれも参加費は無料。

 Amazon.co.jpでは、デジタルの日に向けた特設ページをオープン。デジタルに関する情報の提供や、テーマである「#デジタルを贈ろう」にちなみ、10月10日・11日の2日間限定商品を用意するなどのキャンペーンを開催する。

 楽天グループ株式会社では10月8日~11日の4日間にわたり、「楽天市場」や「楽天モバイル」などの楽天グループを横断する「楽天グループ デジタル応援祭り」を開催予定。ポイント還元施策やポイ活企画の実施のほか、「東北楽天ゴールデンイーグルス」や「ヴェッセル神戸」のコンテンツをバーチャル体験できるキャンペーンを行う。

 ヤフー株式会社は、Yahoo! JAPANで「Digital Hack Day 2021」を開催する。これは、エンジニアやデザイナーがチームを作って参加し、24時間で開発した作品をプレゼンテーションして競い合うイベント。

 2013年から「Yahoo! JAPAN Hack Day」としてフリーテーマで毎年実施してきたが、今年は「デジタルの日」に合わせ、「日本のデジタル化」をテーマにしている。9月25日・26日に24時間ハッカソン、10月10日にプレゼンテーション(決勝)を開催するスケジュール。

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