自宅でもパーク飯が味わえる! ディズニーから初の公式レシピ本が登場! 調理スキルゼロの身で挑んでみた

ロケットニュース24

ディズニーに行きたいと思っていたら、まさかディズニーの方から来てくれることになるとは。本日(2021年9月22日)よりパーク内のグルメレシピを収録した公式本『Disney おうちでごはん 東京ディズニーリゾート公式レシピ集(税込1650円)』が発売されたのである。

パークで食べられるお馴染みのメニューはもちろん、開園初期に販売していたメニューや過去のスペシャルイベントのメニューなども掲載されるとのことで、販売を心待ちにしていたファンも多いことだろう。

私は事前予約していたため発売日より少し早めに入手することに成功。ディズニーではアトラクションよりグルメを楽しむ派なので、もうめちゃくちゃ舞い上がっちゃったんですよ。これでおうちでディズニー気分が味わえるぞー! って。自分に料理スキルが皆無なことをすっかり忘れてさ……。


・何度か公式レシピは出ていたが、レシピ本は今回が初

ディズニーの公式サイトでは過去にいくつかフードメニューのレシピが公開されているが、本として出版するのは今回が初めて。

パークの一流シェフ6名が厳選した全62メニューのレシピが掲載されており、家でも作りやすいようにアレンジされているとのこと。ジャンルも本格的なフレンチのメイン料理から、中華、和食、そしてスイーツまで多岐に渡り、ワゴンで売られている軽食なんかも網羅している。

とにかくどのメニューも写真が美味しそうで、あれもこれも食べてみたいと創作意欲が湧いてくる。せっかくだから今すぐ何か作ってみようかなとページをめくっていたところ、段々と我に返ってきたのだ。「あれ、このレシピ本、難しくない?」と……。


・料理初心者にはハードル高めかも

ある程度料理ができる人は問題ないと思う。だが、普段あまり料理しないけれどディズニーのご飯が食べたいなぁと思ってこのレシピ本を手に取った人は、もしかしたら結構苦労するのではないだろうか。

なにせ調理手順の写真は一切なく、レシピは文章のみのクラシックな構成。ネットのレシピや動画なんかを見て料理をすることが多い人だと、途中の状態を画像で確認できないのは少し不安を感じるかもしれないな。

また、近年はやりの時短レシピや簡単レシピでは全くないため、手間暇かけて丁寧に作り上げるレシピが多め。そのため、料理が得意じゃないのにうかつに手を出すと、難しさのあまり読み物として終わってしまう可能性もある。まぁ、好きなメニューの説明や作り方を読むだけでもファンとしては充分面白いんだけどね。

わたくし、まろの調理のスキルはほぼゼロで年に3回包丁を握るかどうかのレベル。そんな私が一通りサッとレシピを見て「これなら作れそう」と思ったものは、正直片手で数えられるほどしかなかった。個人的な感覚だし極端な例だとは思うが、初心者ほど「作ってやるぞ!」という強い意志が必要だろう。


・ふざけていないのにクスっと笑えるレシピも

そして、料理が得意な人も決して油断してはならない。高級レストランメニューからイベントメニューまで掲載されているだけあって、なかなかに面白い無茶ぶりが要求されるレシピも。

たとえばこれ、ソフトシェルクラブ。ほかにもトリュフだったりオマールエビだったりとハイレベルな食材がバンバン使われている。

お次はこれ、赤いバンズ。一体どうやって手に入れるんだ……?

極めつけはこちら。もはや工作の域。こんな高レベルな要求、普通のレシピ本じゃそうそう見られないだろう。

他にも「南関あげ」や「マデラ酒」「冷凍オルツォ」など、一般家庭には常備されていないようなものもしれっと材料に含まれている。スーパーに買いに行くことを考えると電子書籍版という選択肢も便利でアリだったな。


・作れそうなものを作ってみた

料理をほぼやったことないことは先ほどお伝えしたが、おうちでディズニー気分を味わうためには四の五の言っていられない。ド初心者でもどうにか作れそうなレシピがいくつかあったので、そのうちの1つ「スプリングロール エッグ&シュリンプ」を作ってみよう。ランドに行くと朝一で必ず食べるんだよね。

具材を用意して、

春巻きの皮で包んで揚げたら……

完成! レシピを載せるわけにはいかないので途中は割愛したが、最終的に意外と良い出来栄えに。さすが公式レシピだけあって、私のつたない腕前でも85%くらいまでは現地の味へと近づけることができた。当たり前かもしれないけど、レシピ通りに作業すればちゃんと形になってくれるというのはやはり嬉しいな。

今回はとりあえず簡単そうなものを選んだが、まだまだ作ってみたいレシピはたくさんある。多種のスパイスを配合して作るブルーバイユーの「シーフードガンボ」は絶対美味しいだろうし、具材から作る餃子ドッグもどこまで現地の味を再現できるか気になるところ。

ディズニーが好きだからといってレシピ本の料理を上手く作れるとは限らないが、ディズニーへの愛やパーク飯を作ってみたいという思いが料理スキルの向上に繋がることは充分あるだろう。

気軽にディズニーに行けなくなってもう1年半ほど。以前のように現地で美味しくご飯を食べられるその時まで、パーク飯をおうちでも何品か作ることができるよう頑張ってみようかなぁ。

参考リンク:東京ディズニーリゾート講談社
執筆:まろ
Photo:©Disney / RocketNews24.

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