「『共感』コンテンツのディズニー的メディアを目指す」:ジュビリー・メディアのJ・Y・リー氏とM・スー氏:

DIGIDAY

多くのメディア企業が自分たちのカテゴライズ/ブランディングとして、「(彼らの分野における)ディズニー的な存在になる」と説明することがある。ジュビリー・メディア(Jubilee Media)のファウンダーでCEOのジェイソン・Y・リー氏によると、同社は「『共感』ベースのコンテンツにおけるディズニー」を目指すことでニッチ市場を開拓したようだ。しかし、共感は非常に珍しいコンテンツ・カテゴリであり、ジュビリー・メディアはそのことをよく知っている。

「多くの人が、私たちを特定のカテゴリーや枠組みに入れて理解するのに苦労している。このことは、独自性を獲得し、成長するための巨大な余白がある、という意味だと考えている」とDigidayポッドキャストの最新エピソードで同氏は述べた。

連日暗いニュースと混沌とした状況が続いていることもまた、ジュビリーの「共感」を基軸としたコンテンツ展開がポジティブさを求める視聴者を惹きつける絶好の機会を提供しているようだ。

「人々が(共感的なコンテンツに)飢えていることと、ジュビリーが勢いをつけてきていることが重なっているのは偶然ではない。(共感は)私たちに必要なものでしょう? 私たちはお互いに繋がりたいのだ」と語るのは、スナップ(Snap)のアクセラレーター・プログラムであるイエロー(Yellow)のディレクターで、リー氏と一緒にポッドキャストに出演したジュビリー・メディアの個人投資家、マイク・スー氏だ。

以下、読みやすさのために若干の編集を加えた会話のハイライトをいくつか紹介する。

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共感への観客の関心

リー氏:「我々は『スペクトラム(Spectrum)』という番組を持っているが、これは(人種や社会集団が一枚岩であるという考えを払拭することを目的とした)フォーマットだ。その番組のひとつの話数では『ジュビリーの社員はみんな同じ意見を持っているのか』という質問を扱った。正直言うと、私たちの取締役のひとりが『ジェイソン、これは名案だ』と言って(企画を進めることになった)とき、私は死ぬほど怖かった。私たちの投資家が、私たちの視聴者が、この話数を見て、ジュビリーのスタッフがひどい人間だと思われたらどうしよう、と不安になったからだ。しかし結果、私たちに届いたのはものすごい反響だった。何百万もの再生回数だ。それだけでなく、その動画は最終的に10万人以上の加入者を集めた」。

スタッフのレプリゼンテーション

リー氏:「我が社では(人種という点で)マイノリティが多数派となっている。男女比は1対1くらいで、実際、現時点でちょうど同じ比率だと思う。また人種だけでなく、性的指向の面でも社会全体に占める割合よりも高い比率でマイノリティが存在する。チームの多様化を意識しているが、(人材という点で)世界に通用するチームとなっている。特定の属性のマイノリティを増やしたいから、渋々その属性を持つ人を採用する、といったことは行わない」。

レプリゼンテーションが職場に与える影響

スー氏:「第一に重要なのは、社内で会話ができるようになることだ。(レプリゼンテーションに関する議論は)繊細なニュアンスを扱う会話だ。スナップの前に私は、ラテン系にフォーカスしたデジタルメディア企業ミツ(Mitú)で働いていた。そのなかでも、私たちは常にラテン系コミュニティ内でのレプリゼンテーションについて議論していた。ラテン系のコミュニティといっても一枚岩ではない。『ああ、ラテン系の人はみんなそう思ってるのか』といった理解はできない。これらは非常に繊細で、複雑な会話であり、これらのグループに自ら属している当事者を含めてしか、できない会話だ」。

公平な職場

リー氏:「うちのチームはみんな会社の株を持っているが、それはどのメディア会社にもあることではない。率直に言って、私たちの会社に来る多くのクリエイティブたちは、株式についてよく知らないので、彼らに与えられる株式について質問してこない。しかし、私たちが彼らに教育することで『あなたはこの会社のオーナーだ』と理解してもらおうとしている」。

[原文:Jubilee Media’s Jason Y. Lee and investor Mike Su want to build the ‘Disney for empathy’

TIM PETERSON(翻訳:塚本 紺、編集:長田真)

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