河野氏を変人扱いしたいマスコミ – 早川忠孝

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週刊新潮の新聞広告の見出しで一番目立つのは、やはり河野太郎は変わった人、という一文だろう。

河野太郎氏を奇人、変人の類に位置付けたいようだ。

まあ、凡人、軍人、奇人・変人の3類型に分類すれば、河野太郎氏は決して凡人でもなく軍人でもないから、最後の奇人・変人の部類に入れたくなるのは分からないではないが、マスコミの見立てほどには変わっていない。

今回の総裁選出馬にあたっての麻生さんに対する礼の尽くし方を見ていると、河野太郎氏は思った以上に礼を尊び、社会常識を弁えている人であることが伝わってくる。

言葉がきつ過ぎたり、声が大き過ぎて如何にも乱暴な人、危ない人のようなイメージを振りまきがちだが、ご本人にはそれなりの合理的理由があり、あえて大きな声を出しているようなところがあり、決して陰湿に相手を虐めているわけではないことが分かってくる。

あちらこちらに敵を作っているようで、ある程度は批判されても仕方がないところがあることは否定し難いが、だからと言って変人・奇人扱いはしない方がいい。

ご本人には確固たる信念があり、その信念に反するような事柄については周りの人の忠告やアドバイス、さらには意見に容易に耳を貸さないようなところがあるが、決して無理をしないのが河野太郎氏である。

目の前に険しい難所が迫っている時は、巧みに迂回するような柔軟性を持っている。
迂回しても、決して目標を見失わないところがいい。
山頂に登るのに、いつもまっすぐの道を選ぶ人は、急峻な坂に疲れて途中でダウンしてしまうこともあるだろうが、河野太郎氏のように回り道を厭わない人は、時間は掛かってもいつかは山頂に辿り着くものである。

これまではチームを作り上げる力に難があったが、どうやらこれを克服しそうである。

しばらく難路が続きそうだが、中堅・若手の自民党の国会議員がそれなりに周りに集まってくれれば何とかなるんじゃないかな。

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