コロナ禍で興味、飲食店のDX事情–Retty飲食店調査レポート

CNET Japan

 実名口コミグルメサービス「Retty」を運営するRettyは9月16日、店内モバイルオーダーサービス「Retty Order」のサービス品質向上のため、「Retty飲食店調査レポート vol.4」として、飲食店のDX事情を調査したと発表した。

 調査対象は、全国の飲食店経営者298名。調査方法は、Webアンケート。実施期間は、8月25日12時00分から9月1日12時00分まで。

 まず、経営する飲食店において、導入しているITツールについて聞くと、電子マネーやQRコード決済などの「キャッシュレス決済サービス」が56%と最も多く。「POSレジ」の44%、「グルメサイト」の約28%と続いた。


 

 半数以上の飲食店がキャッシュレス決済サービスを導入している背景について、同社では、2020年6月まで政府が実施していたキャッシュレス・ポイント還元事業や、感染症対策として有効とされる非接触型サービスであることなどが影響していると推測している。

 DXに関する興味・関心について聞くと、「興味・関心を持って既に何らかのITツールを導入済み」が約14%という結果になった。

 また、「興味・関心を持って問い合わせをしたことがある」が約12%、「興味・関心はあるが、特に何もしていない」が約35%と、全体の約60%がDXに興味・関心があると回答している。


 

 なお、同調査においてDXとは、これまで人間が管理していた業務などにおける自動化やペーパーレス化など、デジタル技術を活用して業務の見える化、顧客体験や価値提供の方法を変革することを指している。

 前問でDXに興味・関心があると回答者に、興味・関心を持ち始めたタイミングを聞くと、約35%が「コロナ禍で興味・関心を持った」と答えている。


 

 コロナ禍で解決したい経営課題について聞くと、「売上UP」が約69%、次いで「従業員のモチベーション」が約35%、「業務効率化・コストカット」が約29%という結果になった。

 また、ITツールを使って解決したい経営課題については、「売上UP」が約52%、「業務効率化・コストカット」が約37%、「顧客満足度向上」が約29%となっている。


 

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