私は、こういう話には弱い。
まあ、どんな話を聞いても眉一つ動かさない人もいるのだろうが、私はついついその人の真情を思いやって同じように涙を流しそうになる。
菅さんの話に最後まで付き合ったのは小泉進次郎氏だったそうである。
4日連続で菅さんに呼ばれていたそうだから、菅さんが如何に小泉進次郎氏を頼っていたかが分かる。
小泉進次郎氏の菅支持表明がちょっと早過ぎるんじゃないかな、と思っていたが、小泉進次郎氏は思っていた以上に菅さんの懐に飛び込んでいたようである。
自分に何らかの野心や欲がある人は、そこまではしない。
菅さんと小泉進次郎氏の関係は、どうやらあらゆる打算や計算を超えていたようである。
小泉進次郎氏が菅さんの心境を思いやって、目に涙を浮かべていた、などという報道があった。
一部にこれを揶揄するような方がおられたが、私は、これで反って小泉進次郎氏の人間性や情感の豊かさを知ったような気になった。
人のために泣ける人は、人を泣かすようなことは滅多にしないものである。
色々未熟なところはありそうだが、小泉進次郎氏は基本的に人の痛みが分かる人だと言っていいだろう。