【超スケール】ヨーロッパの100均(1ユーロ均)で「日本ではありえない商品」をジャンジャン買ってみた

ロケットニュース24

『TEDi』(テディ)はドイツ発祥の雑貨店。スペイン、イタリア、オーストリアなど、現在ヨーロッパの各地に2000以上の店舗を展開する大型チェーンだ。マスコットキャラクターのクマに導かれて店内に入ると……いたるところに大きく「1€(ユーロ)」の文字が。

実はTEDiは日本でいう「100円均一」と同じ形態、つまり「1ユーロ均」のお店なのである。さしずめヨーロッパのダイソー、あるいはキャンドゥといったところ。全く想像できないけど……ガンガンいっとこう。

・多すぎる品数

ちなみに1ユーロは約130円(2021年8月現在)。1商品あたりの価格は日本の100均より少しだけ高いことになる。

倉庫のような店内には雑多に積まれた商品の山。ただし種類ごとにゾーン分けされているため、意外とお目当ては探しやすい。

商品の7〜8割ほどは1ユーロなのだが……

さらに安い0.65ユーロ(約84円)のものや……

普通に20ユーロくらいするヤツが売られていたりもする。まぁ最近は日本の100均も似たようなものか。


・カワイイ&カラフル

私が今回訪れたのはスペイン・バレンシアの店舗。海岸沿いという立地も手伝ってか、ポップでカラフルな商品が多い。

ケーキに立てる巨大ローソクも1ユーロ。

いかにも甘そうなお菓子たち。

どことなく見覚えのあるキャラクターペンケースは3ユーロか。

バイク型ピザカッター。

欧米らしくキャンドルも圧巻の品揃え。

なぜか東京みやげ風の貯金箱も。

手紙を詰めたくなるビン。

漫画に出てきそうなワンちゃん用のホネは大型犬が多いヨーロッパならでは。

パイン型水筒に……

用途不明の発砲スチロールなどなど。


・珠玉の珍品たち

う〜む、色々ありすぎて迷ってしまうな。ここからは今回私が熟考のすえ、購入にまで至った商品を一挙ご紹介させていただく。なお購入にあたっては「1ユーロの商品のみ」「日本の100均には売っていなさそうなもの」という条件で選出したぞ。


1.ハッピーバースディキャンドル

とにかく誕生日関連のグッズが充実しているヨーロッパ。日本でもこれほど手軽にバースディキャンドルが買えたなら、きっと同僚の誕生日だって祝うだろうに。


2.ジャンボペロペロキャンディー

絵本でしか見たことがない巨大ペロペロキャンディー。小さい頃これをペロペロするのが夢だった。


3.デカすぎるスナック菓子

一般的なポテチより3〜4倍ほども大きいスナック菓子。味は……「ソフトクリームのコーンだけを食べている感じ」と言えば近いだろうか。日本人の感覚ではあまりおいしいとは思えないが、もしかすると何かをディップして食べるものなのかもしれない。


4.ガイ・フォークスのお面

怪しげなガイ・フォークスのお面は数百枚もの在庫が並べられていた。どういう需要なのかは不明だが、いかにも外国っぽくてアリ。


5.「TEDi」のビニールボール

イメージキャラクターのクマがデザインされたビニールボール。このクオリティで1ユーロは破格だ。TEDiファンならつい欲しくなっちゃう一品である。


・実用性もハンパない

さて……ここまで「おもしろ」に寄ってしまったが、TEDiには実用的なグッズも多数取り揃えられているぞ。


6.ヨーロッパのゴミ袋

中でも私が「一刻も早く日本でもメジャーになってほしい」と熱望しているのが、ヨーロッパスタイルのゴミ袋である。日本でゴミ袋は折りたたまれて袋に入っているのが普通だが、こちらはコンパクトな筒状だ。

クルクルと1枚分をひっぱり、切れ目をはがせば……

取っ手つきのゴミ袋が出現するのである! 結んだり開いたり、持ち運びも自由自在! 日本で普及していないのが謎で仕方ない。


7.ありそうでなかったティーパック

こちらは1.5ユーロの商品で恐縮なのだが、ぜひともご紹介しておきたかったので購入。

なんとコレ、中に茶葉を詰めればティーパックになるというアイデアグッズ! しかも繰り返し使えるってスゴくない? これで「茶こし」や「きゅうす」とはオサラバだ。母にも買っておいてあげよう。


・量もエグイ


8.クシセット

携帯に便利なプラスチック製のクシ。たまには折れてしまうこともあるが……

だからって12本入りはさすがに多すぎじゃなかろうか? よく見るとほとんどのクシが異なる形状をしている。かなりヘビーなクシユーザー、もしくはプロ向け商品とみていいだろう。これで1ユーロは安すぎ。


9.激安靴下

「3足1000円」すら最近は減ってきたというのに、こちらは脅威の「3足1ユーロ」。1足あたり約33円。採算はどうなっているのだろうか。

もちろん普通に履ける。つま先が少し妙な感じだが問題ない。


10.台所用スポンジ

こちらは衝撃の28個入り1ユーロ

これまで100均の「3個入りスポンジ」を喜んで買っていた自分がチンケに思えてくる。ヨーロッパの1ユーロ均は、とにかく量がケタ違いなのだ。賢く使えば相当おトクに生活できるだろう。


・困ったらTEDiへ

他にも個人的に購入したのは充電ケーブルにマスク。何の問題もなく使える。

0.65ユーロのチーズ削り器はミニサイズでカワイイ。旅先がチーズの名産地でも無問題。

同じく0.65ユーロのエッグスタンドは悲しげな表情が魅力的だ。

謎のエナドリもあったぞ。ヨーロッパの1ユーロ均、まだまだ奥が深そうだ。


海外旅行で何かを購入したいとき「どこで買えばいいか」が分からなくて困った経験はないだろうか。TEDiはとにかく生鮮品以外は何でも揃うので、困った旅人の強い味方になってくれる。おみやげを買うのにもオススメだ。ヨーロッパへ行ったら一度はTEDiへ!

参考リンク:TEDi
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.

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