【世界のスタバ】中東カタールの「世界一の空港」でリッチにスタバをキメてみたら失神するほど甘かった

ロケットニュース24

カタールはアラビア半島の小さな国。首都は「ドーハの悲劇」でおなじみのドーハだ。近隣のアラブやサウジアラビアと並んで「とにかくリッチな国」という印象が強く、貧乏旅行者の自分には縁がない国と思っていたのだが……

今回私はカタール航空のトランジットにより、カタール・ハマド国際空港を散策するチャンスを手にした。ハマド国際空港は2021年の「ワールド・ベスト・エアポート」で1位に選出された「世界一の空港」なのである。タイムリミットは4時間だ。はよせな!!!

・え〜と……

ハマド国際空港はとにかく豪華絢爛である。

中央には約7億円の価値があるという、シンボルの巨大な黄色いクマ。

他にも中に入って遊べるブロンズ像など、芸術的な作品が空港のあちこちに点在している。

スポーツカーもいっぱいあるぞ〜!


え〜と、それから……


・スタバ行こう

意外と時間を持て余してしまった私は空港内のスタバへ行くことにした。「困ったらスタバ」これ旅の鉄則。

世界中どこへ行ってもスタバの見た目はほぼ変わりない。

アラビア語で「スターバックス」と書いてあるのかな……?

カウンターには紙のメニューが置かれておらず、電子掲示板を見て注文するようだ。(コロナ対策で一時的に撤去されている可能性もあり)

「最もスタンダードなドリンクは」と尋ねたところ、メニューの一番上にある『Flat White(フラットホワイト)』を教えられた。フラットホワイトとはエスプレッソで作るカフェラテのことで、海外のスタバではメジャーらしい。現在のところ日本のスタバのメニューにはない。

さっそくカウンターで「フラットホワイト、ワン、プリーズ」と告げると、何やらカップへ熱心に文字を書く中東イケメン店員氏。「Thank You☆」的なアレだろうか?

強〜い筆圧で「FW」と書いてただけだった。


(FW = Flat Whiteの略だと思われる)

初めて飲むフラットホワイト。私には普通のカフェラテとの違いがよく分からなかったが、クセがなくて「さすがスタバクオリティ」って感じだ。ちなみに日本のスタバでもカスタムすればフラットホワイトを飲めるらしいぞ。詳しくはスタバで聞いてみてくれ。


・恐るべき中東スイーツ

さてスタバといえば多種多様なスナックも魅力。カタールのスタバにもサンドイッチや菓子パンといった、日本と変わらぬ顔ぶれが鎮座している。


そんな中にあって……



ひときわ激しい “中東感” を放っていたのがスイーツコーナーである。


記者としての使命感に駆られた私は2つのスイーツを注文。会計は『Flat White』が15カタール・リヤル、『Low Carb Melt』が18カタール・リヤル、『Mini Pistachio Cake』が15カタール・リヤル。しめて48カタール・リヤル(約1450円)だ。日本の相場と同じくらいかな?

『Low Carb Melt』は低炭水化物という意味が含まれており、こう見えてダイエットに適した食べ物なのかもしれない。ちなみに1つ249kcal。一見するとチーズパイなのだが……

この赤いヤツ、メチャクチャ甘い。そしてほのかに酸味がある。恐らく乾燥させたナツメ、デーツ、イチジクのいずれかであると予想されるのだが、例えるなら梅干しをハチミツに漬け込んだような味だ。

それがチーズ、パイ生地と混ざり合い、日本人ならちょっとビックリしちゃう味わいへと昇華している。好みが分かれるところだが、個人的にはけっこう好きだな。日本へ帰ったらピザに梅干しを乗っけてみよう。

つづく『Mini Pistachio Cake』は、その名の通りピスタチオのみじん切りが乗っかったケーキ。先ほどと同様に「干した赤い何か」も散りばめられているようだ。お味はどうか……


ゲロ甘!!!!!!!!!


例えるならスポンジに限界までコンデンスミルクを浸したかのよう。このサイズでコーヒー10杯はいけそうなレベルの甘さだ。日本ではあまりウケなさそうだが、じつに「異国」を感じる味わいである。

どこまでも奥が深い世界のスタバ道。カタールのスタバへお越しの際は、ぜひともエキゾチックなスイーツたちを堪能してみてほしい。

参考リンク:TRAICY
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.

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