五輪を選手称える美談で済ますな – 畠山和也

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 今日で五輪は閉幕も、感染状況は依然として深刻。菅首相は五輪と感染拡大は関係ないとし、このまま検証もせずにパラリンピックで繰り返すのでしょうか。中止の決断とコロナ対策に総力をと、引き続き訴えていきたい。

 札幌市南区で、党後援会の主催による決起集会・プラスターデモがおこなわれました。コロナ禍で後援会行事を、ことごとく中止などしているなか、総選挙が近い状況で「何かしなければ」と考え出されたのだそうです。集会は公園で距離を取り、デモは声を出さずにプラスターを掲げて歩くというもので、私も参加してあいさつ。南区選出の千葉なおこ市議も参加されました。

 会場の緑町公園の隣に立ち並ぶのは五輪団地。1972年・札幌冬季五輪での選手村の跡地が、この五輪団地です。札幌市は再度の冬季五輪招致に前のめりですが、現状では市民の忌避感も強い。当時の記憶を持つ方でも、さすがに今回の東京五輪は中止すべきとの声を、何度も聞いてきました。

 結局、菅首相の言う「安全・安心の大会」どころか、選手・関係者らの陽性者は400人を超えました。競技環境の公平性が問われたとともに、酷暑の影響なのでしょう、札幌での今日の男子マラソンも約3割の選手が棄権するほど条件は悪かった。がんばった選手を称えるといった、美談で済ませてはならないと思うのです。

 明日から道南地方へ。ようやく涼しくなりそうなので、元気に党の政策などを訴えてまわります。

 【今日の句】これほどに 総理の言葉 軽くなり

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