橋下氏「軽症者は開業医に頼れ」 – 橋下徹

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橋下徹氏 菅首相がリーダーとして「欠けている」ことを指摘「そのプロセスが抜けていますね」(スポニチアネックス)
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それは自治体の規模にもよるし、施設の種類にもよるでしょう。その施設は重症対応ですか?もし軽症対応ならホテル療養施設と変わらないでしょう。福井はホテル療養施設は何床ですか?大阪は6000床ほど確保しているようです。ホテルが確保できない自治体では体育館を活用するしかないでしょう。 twitter.com/tomomachi/stat

体育館を使わずホテルを活用している自治体はすでにたくさんありますよ。埼玉県の大野知事と今番組で議論しましたが、自宅療養の趣旨は、病院・自治体の管理と開業医の管理を明確化することです。東京都医師会尾崎会長も開業医が責任を負わなければ保健所がパンクするとのこと。あとはどう移行するか。

ひとつの事例をもってそれがすべてだ!と言うコメントはよくやってしまう間違い。まずは欧米の野戦病院にはじまり今回は福井の体育館方式。欧米は大半が自宅療養になっていること、全国の自治体はすでにホテル療養施設をやっていることをしっかり分析してください。

また自宅療養は開業医が責任を持つことであることも確認を。今の日本の医療体制の問題点はかかりつけ医制度が確立していないことです。すぐに病院を頼ってしまう問題点はずっと議論されてきました。繰り返しますが自宅療養方針とは病院対応の患者と開業医担当の患者を分けるという当たり前のことです。

大阪のホテル療養施設は4000床のようでした。100床の福井を大絶賛するなら、4000床の大阪も大絶賛してあげてください。問題は重症・中等症ベッドをどう拡大するか、それは政治に権限を与えるしかない。

病院・自治体の負担をどう適正化するか、それは入院の必要のない患者は開業医に担当してもらうしかないのです。これはかかりつけ医制度の強化にもつながる。自宅療養制度を確立しなければ、福井の100床がいっぱいになればどうするのですか?また体育館施設を作るのですか?

ナイチンゲール方式と抽象的に言うのがコメンテーター。中身をしっかり定義しないとダメ。貴殿の言うナイチンゲール方式が軽症者対応の施設なら、日本でもすでにホテル療養施設としてやっている。もし重症・中等症対応の施設のことなら貴殿の言うナイチンゲール方式など世界各国のどこもやっていやい。 twitter.com/tomomachi/stat

やったのは感染初期の中国武漢だけ。あれは中国だからできた。貴殿の写真をよく見なさい。そんな施設では重症者対応などできない。福井の体育館利用施設も。軽症者対応は体育館よりもホテル利用の方がいいのは分かるでしょ?

問題は重症・中等症対応。これをナイチンゲール方式でやるには政治が医療従事者に対して指揮命令権を持たなければスタッフが集まらない。ここ数日来、日本の新聞で皆が議論しているから読んでおくように。そして今後軽症者をどうするか?首長は自分の責任でやるというが限界が来る。

その時は開業医に頼るしかない。尾崎東京都医師会長もその認識。あとはどう体制を整えていつ移行するかの問題。インフルエンザをナイチンゲール方式でやってる?ワクチン普及、内服薬の普及が前提だが、その前段階でも重症リスク対応をしっかりやるためには役割り分担に踏み出すしかない。

僕が誤りを認めないとかしょうもないこと言う前に、貴殿はもっと実務上の最低限の知識を勉強すること。自宅療養方針を批判する人たちってこのレベルなんだよな。もっと考えさせられる批判が欲しい。

自宅療養方針)自宅療養では家庭内感染が増える!と批判する者が多いが、自宅療養は感染を抑止するものではなく、感染拡大を前提に社会全体で重症リスクに対応するもの。ワクチン普及によって重症化が抑止できるなら家庭内感染はある程度仕方がないと容認するもの。

ワクチンが普及しているイギリス、アメリカでも感染者数は拡大している。とにかく重症者を救うという国家目標。そのためには入院の必要のない軽症者は病院を使わない。逆に重症リスクのある家族がいる場合には自宅療養は厳禁。

※この記事は橋下徹元大阪市長のツイートを時系列順に並べたものです。
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