若者の投票 橋下氏の考えは残念 – たかまつなな

BLOGOS

橋下徹さんと再びバトル?!

橋下徹さんと再び、激論してきました!
Abeam TVの「NewsBAR橋下」今宵8/7(土)21時〜放送です。

・学術会議、人事介入はどこまでならありなのか?
・コロナ禍での理想のリーダー像とは?ポピュリズムの原因は?
・若者の投票率はどうやってあがるのか?

など1時間ほどにわたり、さまざまなテーマで議論してきました。

やはり、橋下徹さんはディベートの達人であり、政治経験が豊富だし、すごいなと思う一方で、どうしても、許せなかったこと、残念だったことがあります。

若者の投票率が低くてもいい

それは、【若者の投票率は低いままでいい】という橋下徹さんの考え方です。

最近、言論人の中でも、「選挙に行かなくてもいい」「選挙に行こうという啓発は無意味」というようなことをおっしゃる方が増えていることに私は危惧します。

そういう空気感や社会を50代-60代の人が作ってきた責任感よ……。

橋下さんは、「若者が選挙にいかないのは現状に不満がないから。生活保護だってあるし、失業率は低いし、これだけ恵まれた国はない」とおっしゃった。

選挙というのは「政治家の首きりのシステム。血を流さなくても革命がおこせる」だから、その必要性がなければ、選挙にいかなくてもいいのではないかという趣旨だった。

こういうことをメディアで堂々と言えることは言論の自由があるからもちろん構わないが、嫌な社会だなと思う。

若者が投票に行くべき理由

「私は、バカだから選挙に行かない方がいいと思います」これ結構、出張授業で学生さんに言われる。選挙に行く人が少なくなると、集める票数が少なくても当選することができる。そうすると、特定の利益団体と関わる人が当選しやすくなってしまう。

私は民主主義がうまく機能するための重要な条件は、参加人数が多いことだと考える。だからこそ、利害関係のない人が大半の場合、その人たちが選挙にいけば、利害関係者の意見は通りにくい。だけど、利害関係者ばかり選挙に行くから、なんでこんなことになるの?ってことが起きてしまう。

ちなみに、若者が人口が少ないから選挙に行っても勝てないという人がいるが、それは若干のミスリードだ。

なぜなら、日本の投票率は50%ぐらい。若者は30%ぐらい。今の現状で、若者の投票率だけ、70%とかまであがったら、影響力をもてる。他の世代も一緒にあがったら、たしかに、若者の影響力は少ない。なので、このような若者世代の声を通りやすくするために、若者政治に関心があることをアピールするために、存在感を示すために選挙にいってほしい。

人口が少なく、投票率が低いからこそ、選挙にいってほしい。

Source

タイトルとURLをコピーしました